北海道より、盆明け頃よりマスの定置網にて混獲されたものの入荷が始まります。入荷が本格化して店頭に並ぶようになるのは、定置網漁が解禁する9月以降となる見込みです。北海道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場の2025年予測の発表によりますと、北海道内に今秋来遊するサケは前年実績比35.5%減の1141万1千匹になるとの予測です。平成以降で最小だった2017年の来遊実績1736万8千匹を大きく下回ります。昨年の本州の来遊は大きな落ち込みとなった事から、今年の動向にも注意が必要です。
[8月予想相場]秋サケ
種 類 |
形 状 |
サイズ |
予想相場(円/㎏) |
メス |
ラウンド |
4.0~2.5㎏/尾 |
1,800~1,500 |
オス |
ラウンド |
5.0~2.7㎏/尾 |
1,200~1,000 |
フィーレ |
5.0㎏5~8枚 |
2,000~1,600 |
現在、ツバスは三重方面、ハマチは宮城、千葉方面から入荷がありますが、どちらも入荷量は昨年よりかなり少なめの状況です。8月に入りますと、千葉、三陸(宮城、岩手)、鳥取など各地からの入荷が見込まれます。入荷量は昨年並で、相場は冷凍加工への引き合いにより、底値は昨年よりやや強含みで推移すると思われます。
[8月予想相場]ツバス・ハマチ
魚 種 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
ツバス |
三重他 |
1.2~1.0㎏/尾 |
600~ 400 |
ハマチ |
長崎・福岡・宮城・岩手・千葉 他 |
4.0~2.0㎏/尾 |
600~ 400 |
現在のところ、主力となる高知・鹿児島(中心サイズ2.0kg/尾)から順調に入荷があります。8月に入りますと、宮城(気仙沼)中心の鹿児島、高知方面から入荷が見込まれます。全体的な入荷量は昨年より少なめを見込んでおり、特に宮城からの入荷が昨年より減ると見られ、相場も昨年よりやや強含みになると思われます。宮城産は既に脂もかなり乗り始めており7月から8月にかけてピークとなります。
[8月予想相場]カツオ
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
宮城 |
4.0~3.0kg/尾 |
1,500~ 1,200 |
3.0~2.5kg/尾 |
1,200~ 800 |
|
2.5~2.0kg/尾 |
800~ 500 |
|
高知 |
2.5~2.0kg/尾 |
1,000~ 700 |
1.8~1.5kg/尾 |
500~ 300 |
|
鹿児島 |
2.5~2.0kg/尾 |
600~ 400 |
2.0~1.5kg/尾 |
500~ 400 |
兵庫(淡路)を中心に瀬戸内(岡山、広島、香川)方面からの入荷が中心となります。現在のところ、水揚げは昨年よりやや多めで推移していますが、冷凍在庫も近年の不漁により減少していることに加え、輸入物の在庫も枯渇してきている事から、先月並の強含みで推移すると思われます。相場が高止まりしている事から需要に影響が出ており、荷動きは芳しくありません。
サイズは500~100g/尾サイズの小タコは少なく、1.5~1.0kg/尾サイズの大・中タコ中心になってきます。盛夏にタウリン、亜鉛等をたっぷり含んだスタミナ食として、酢の物、たこ飯、天ぷら、アヒージョ等がおすすめです。
[8月予想相場]タコ
種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
タコ |
兵庫(淡路)・岡山・広島・香川 |
1.5kg/尾 |
2,400~2,200 |
1.0kg/尾 |
2,100~1,800 |
||
小タコ |
500~100g/尾 |
2,000~1,800 |
九州(熊本)方面は産卵後で腹皮が薄くなっており、品質の維持が難しく入荷量は減少しています。熊本の網物が入荷の主力だった為、入荷量に影響が出ています。福島、宮城方面の刺網物の1.0kgUP/尾サイズ、関東方面(神奈川、千葉)から巻網物と各地から入荷は見込まれますが、全体に水揚げは昨年より少なめと思われ、関東の引き合いも強く、入荷量も昨年より少なめで推移すると思われます。相場は引き続き、先月並の昨年より強含みを見込んでいます。
[8月予想相場] タチウオ
規 格 |
予想相場(円/kg) |
|
釣 物 |
網 物 |
|
1.0kgUP/尾 |
5,000~1,000 |
4,000中心 |
800g前後/尾 |
4,000~ 800 |
3,500中心 |
500g前後/尾 |
3,500~ 600 |
3,000中心 |
300~200g/尾 |
2,500~ 300 |
2,000中心 |
現在のところ、高知、和歌山、三重方面の底曳物、定置網中心の入荷ですが、入荷量は昨年同様、少なめで推移しています。8月に入りますと、兵庫(淡路)の瀬戸内方面からの小型サイズの入荷が中心となってきます。秋に旬を迎えるシズは、例年8月の盆以降入荷が増えてきますが、今年も水温が高い影響で本格的な入荷が遅れるのではないかと予想されます。入荷量、相場共に昨年並で推移すると見込んでいます。
[8月予想相場]シズ
産地 |
規格(g/尾) |
予想相場(円/㎏) |
兵庫(淡路)、和歌山、三重 |
300~200g |
2,200~1,600 |
180~150g |
1,500~1,200 |
|
120~100g |
1,000~ 800 |
【〆物】現在のところ、瀬戸内(岡山、広島、香川、愛媛)方面、福島、宮城の底曳物の入荷があります。水揚げは昨年よりやや少なめで推移しており、2.0-1.5kg/尾のやや小型サイズが多めとなっています。8月に入りますと京都、鳥取の日本海側の水揚げも始まり、入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。
【活〆物】現在のところ、瀬戸内の兵庫(淡路)、岡山、広島を中心に宮城からの入荷も見込まれます。品質も良く、水揚げは順調でしたが、ここのところ、やや減少傾向にあります。8月も最盛期で順調な入荷が見込まれます。入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。旬を迎え、魚体が大きくなり身質も良くなってきます。鮮度の良い物は洗いがおすすめです。スズキはクセがあるため、丁寧な下処理と共にムニエルやアクアパッツァ、香草焼きなどの提案をお願いします。
[8月予想相場]天然〆スズキ
種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
〆物 |
兵庫・大阪・福島・宮城 |
2.0kg/尾UP |
1,500中心 |
2.0~1.5kg/尾 |
1,500中心 |
||
1.5~1.0kg/尾 |
1,000中心 |
||
1.0kg以下/尾 |
900中心 |
||
活〆 |
兵庫・岡山・広島・愛媛他 |
2.0~1.5kg/尾 |
2,500~1,000 |
1.5~1.0kg/尾 |
1,500~ 700 |
||
1.0kg以下/尾 |
1,000~ 500 |
現在のところ、京都、福井、富山方面の日本海側の定置物が1.0kg/尾サイズと小型ですが水揚げがようやく増えてきました。一方、千葉方面の定置物は3.0~2.0kg/尾と大型中心となっています。7月1日より答志島(三重)の刺し網漁も解禁しました。8月に入りますと九州(宮崎、長崎)、徳島(釣物)、大阪、福井、新潟、三陸(宮城、岩手)方面からの入荷が見込まれます。水揚げが不安定な時期でもあり、入荷量は昨年よりやや少なめと思われ、サイズは1.0kg/尾中心で推移する見込みです。相場は概ね昨年並で推移すると思われますが、大型の3.5~2.0kg/尾サイズは少ない為、昨年より強含みになると予測されます。
[8月予想相場]サワラ・サゴシ
規 格 |
予想相場(円/kg) |
3.5~2.0kg/尾 |
2,500~1,200 |
2.0~1.5kg/尾 |
1,500~1,000 |
1.0kg~600g/尾 |
900~ 600 |
現在のところ、北海道中心の入荷となっておりますが、底曳網漁が休漁に入り、釣物、刺網物主体の水揚げとなり原料のロットが小さく、相場は3.0kg3~10入1,600~1,500円/㎏、3.0kg10~13入1,400~1,200円/㎏と強含みで推移しています。8月に入りましても同様の状況が続き、同じく北海道主体の入荷を見込んでいますが、入荷量は昨年より少なく、相場も昨年よりかなり強含みで推移すると思われます。9月から始まる北海道の底曳網漁が始まるまでこの状況は続く見込みです。小型サイズに関してはフィーレ販売に向いたサイズになっています。
[8月予想相場]タラスキンレスフィーレ
規 格 |
予想相場(円/㎏) |
3㎏ 3~ 7入 |
2,000~1,500 |
3㎏ 10~13入 |
1,400~1,200 |
現在のところ、熊本、大分、兵庫(淡路)方面からの入荷が中心となっています。長崎の網物の入荷が極端に少ない事から他産地の相場も強含み傾向にあります。8月に入りますと、愛媛、瀬戸内海からの入荷も始まりますが、台風や夏枯れの影響もあって入荷量は今より減少し、例年並の入荷が見込まれます。相場は需要も高く、諸経費の高騰もあって、昨年よりやや強含みで推移すると思われます。旬のキスはほどよく脂ののった癖のない白身のため、天ぷら、唐揚げ、刺身、吸い物、南蛮漬けなど多彩な料理におすすめできます。
[8月予想相場]キス
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/ケース) |
熊本・大分他 |
2.0kg 21~29入 |
7,000~5,000 |
2.0kg 30~39入 |
6,000~3,500 |
|
2.0kg 40~45入 |
4,000~3,000 |
|
長崎 |
3.0kg 各サイズ |
5,000~4,000 |
チリ、カナダ、ノルウェー、オーストラリア(タスマニア)と新物の出荷が出揃いました。ノルウェーも為替の影響が多少ありますが、それ以外は相場が合わず入荷は見送られていてノルウェーの需要が増しています。入荷量は新物需要により増加していますが、国産サーモンの出荷が7月ごろまで続いたので、国内の需要はそちらに流れる見込みのため強含みで推移し、以降は落ち着いてくると思われます。今後は海水温の動向に注意が必要です。
[8月予想相場]養殖アトランティックサーモン
産 地 |
種 類 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
ノルウェー |
SD |
6.0~5.0kg/尾 |
2,100~2,000 |
5.0~4.0kg/尾 |
2,100~2,000 |
||
フィーレ |
6.0kg 4枚入 |
3,600~3,000 |
|
オーストラリア (タスマニア) |
SD |
5.0~4.0㎏/尾 |
2,300~2,200 |
4.5~3.0㎏/尾 |
2,300~2,200 |
||
チリ |
フィーレ |
1.7~1.5㎏/枚 12枚入 |
3,000~2,800 |
宮崎、高知、徳島方面からの入荷が中心となります。新物に切り替わった事から、サイズは3.0kg/尾中心になってきます。引き続き、在池量は少ない事から、相場は昨年より強含みを維持し、1,800~1,600円/kgで推移すると思われます。夏場の刺身商材として販売の方、よろしくお願い致します。
新物に切り替わり、鹿児島、宮崎、高知方面から順調な入荷が見込まれます。高知方面はフィーレ製品主体の入荷となります。中心サイズは3.5-3kg/尾で在池量が少なく、成育は遅れていることから、相場についても先月より更に強含みで推移すると思われます。8月も赤潮の発生も懸念されることから、今後の動向に注意が必要です。
[8月予想相場]養殖ブリ
種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
ラウンド |
鹿児島・宮崎・高知 |
3.5~3.0kg/尾 |
1,750~1,650 |
フィーレ |
4.0~3.0kg 4枚入 |
2,800~2,600 |
|
6.0~5.0kg 6枚入 |
2,750~2,550 |
鹿児島、宮崎、愛媛、高知の入荷が中心となります。成育は遅れており3.5kg/尾サイズの小型中心で推移しています。引き続き、高水温の影響で斃死が続いたことから、在池量は薄く入荷量は集荷努力で昨年並みを見込んでいるものの、相場は2,300~2,000円/kgと昨年より強含みで推移すると思われます。 8月はさらに在池量が減り相場は強含みになる見込みです。鹿児島では9月以降新物への切り替え予定ですが、成育遅れ等で出荷もやや遅れる可能性もありますので引き続き今後の動向に注意が必要です。
愛媛中心の入荷となります。中心サイズは、1尾1.5kgサイズ中心と小型中心で推移すると思われます。在池量の状況は厳しく、入荷量は集荷努力から昨年並みを見込んでいますが、相場も1kgあたり1,700~1,500円と引き続き強含み傾向にあります。8月になると在池量もかなり薄くなるので出荷が終了になる可能性が非常に高いです。成育が難しく、生産効率も悪いことから、生産者も減少傾向にあり今後も厳しい環境にあります。
[8月予想相場]養殖スズキ
種類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
活〆 |
愛媛 |
1.5-2kg/尾 |
1,700~1,500 |
産地〆 |
長崎 |
1.2kg/尾 |
1,300中心 |
熊本、愛媛、高知からの入荷が中心となります。在池量は赤潮や魚病による斃死の影響や成育遅れから昨年並に少なく、入荷量も先月に引き続き減少すると思われます。中心サイズは1.3~0.8kg/尾で相場も2,800~2,600円と高値で安定すると思われます。今年も赤潮、魚病の影響が相場に反映する可能性もありますので今後の動向に注意が必要です。夏場に向けて、刺身商材としての需要が高まってくる時期ではありますが相場の高騰からやや停滞傾向にもあります。
【国内物】鹿児島からの出荷がほぼ終了し、長崎、大分、三重他の生産者も端境期に入り、水温上昇に伴い出荷は終盤に向かいつつあります。中心サイズは現在のところ1.0~0.6kg/尾と徐々に小型化する見込みです。在池量は減少し、相場も強含みとなるでしょう。入荷量は昨年並を見込んでおり、相場は諸経費の高騰もあり、昨年並からやや強含みで推移すると思われます。
【韓国物】在池量は昨年並で中心サイズは1.2~1.3kg/尾で潤沢に推移すると思われます。入荷量は昨年並を見込んでおり相場も1.0kg/尾の大型サイズは昨年よりやや強含みで、他のサイズは昨年並で推移すると思われます。 国内物も韓国物も高水温の影響で斃死が出ており、引き続き、今後の動向には注意が必要です。
[8月予想相場]養殖ヒラメ(国内物・韓国産)
規 格 |
予想相場(円/㎏) |
1.0㎏/尾中心 |
2,800~2,000 |
800g/尾中心 |
2,500~1,500 |
600g/尾中心 |
2,200~1,000 |
500g/尾中心 |
2,200~1,000 |
【天然アワビ】徳島中心の、長崎、日本海側(山口、島根、鳥取)、兵庫、千葉、茨城の各地からの入荷が見込まれます。現在のところ、水揚量は減少傾向にある事から相場は強含みで推移しています。入荷量は昨年並みを見込んでおり、相場も引き続き先月並の強含みで推移すると思われます。9月以降は禁漁も始まり、入荷量は大幅に減少していきます。
【養殖エゾアワビ】韓国産の養殖エゾアワビは、現在のところ、在池量にやや余裕のある事から相場も落ち着きを見せています。入荷量は昨年並を見込んでおり、相場も先月並の保合いで推移すると思われます。海水浴シーズンから旧盆前にかけての期間は、需要期に入るのと、高水温や台風シーズンにも入りますのでご注意ください。養殖である事からサイズ選別がきっちりしており、売価設定がしやすく、小型サイズはバーベキュー商材におすすめです。
[8月予想相場] アワビ
種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
アワビ |
徳島・長崎・山口他 |
300gUP/個 |
30,000~13,000 |
300~200g/個 |
20,000~10,000 |
||
200~100g/個 |
11,000~ 4,000 |
||
養殖エゾアワビ |
韓国 |
150g中心 |
7,000~ 5,000 |
100gUP/個 |
5,500~ 4,000 |
||
100g以下/個 |
4,500~ 2,000 |
7月に入り水揚げも増え、入荷量も増加してきましたが、昨年並みで推移しています。8月も瀬戸内中心の大分、愛媛、山口、徳島、香川、兵庫(淡路)、和歌山方面の底曳網物中心の入荷が見込まれます。サイズは全体的にあるものの、引き続き例年よりは水揚量は少なめの為、骨切りハモ向けの原料も不足気味です。今年も天候不順で集中的な降水に見舞われたりしていますので、今後の動向に注意が必要です。加えてクラゲによる被害にも考えられます。相場も昨年並、7月同様で推移すると思われますが、やはり加工向けのスソ値は安定すると思われます。
[8月予想相場]ハモ
産地 |
規格 |
予想相場(円/kg) |
愛媛、徳島他 |
2000~1000g/尾 |
2,500~ 200 |
1000~ 700g/尾 |
4,000~ 400 |
|
600~ 300g/尾 |
||
200~ 150g/尾 |
1,200~ 100 |
[8月予想相場]活〆骨切ハモ(頭・骨付)
産地 |
規格 |
予想相場(円/ケース) |
愛媛他 |
1.0kg 4~8入 |
2,800~2,300 |
愛媛主体の、熊本、高知、和歌山方面からの入荷が中心となります。1.6kg/尾サイズが中心ですが各サイズ揃っております。全体の在池量は潤沢に推移しているものの、相場高から販売数量の伸び悩みは続いております。8月になり高水温で出荷できない産地もでてきますので、引き続き、今後の動向に注意が必要です。
[8月予想相場]養殖マダイ
規 格 |
予想相場(円/kg) |
1.8kgUP/尾 |
1,400~1,150 |
1.7~1.5kg/尾 |
1,400~1,150 |
1.4~1.2kg/尾 |
1,400~1,150 |
1.1~0.8kg/尾 |
1,400~1,150 |
現在のところ各地共、水揚げは少なめで推移しており、入荷量は低調な状況が続いています。7月に入りますと長崎、山口、石川方面を中心に大分、三重、(鳥取7月17日より解禁)方面からの入荷が見込まれます。8月まで通じて入荷量は低調で、相場は昨年並の強含みで推移する見込みです。サザエは通年入荷する中で、7~8月は海水浴、バーベキュー等の需要の高まりによりピークとなる時期ですが、相場高による需要の低迷も懸念されます。韓国産は8月一杯休漁期間の為、入荷は9月からとなります。
[8月予想相場]サザエ
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
大分他 |
200~150g/個 |
1,800中心 |
130~ 70g/個 |
1,800中心 |
|
石川他 |
130~ 60g/個 |
1,600中心 |
長崎 |
130~ 70g/個 |
1,800中心 |
三重 |
130~ 70g/個 |
1,800中心 |
鳥取 |
130~ 70g/個 |
1,200中心 |
国内物は愛知、三重、北海道方面を中心に、輸入物は気温の上昇から7月に中国産から、韓国産へ切り替わっていきます。国内物、輸入物(韓国)共に水揚量は昨年並ですが、輸入物(韓国)は気温の上昇と共に歩留が落ちる事と(10%程度)、為替の影響もあって買付けが満足に出来ず、入荷量は徐々に減少していきます。これを受けて国産の引き合いが強まる事と、諸経費の高騰から相場も全体的に昨年より強含みで推移すると思われます。この時期は、気温・水温の上昇により鮮度が落ちやすくなっております。取扱いにご注意ください。
[8月予想相場]アサリ
産 地 |
規 格 |
予想中心相場(円/kg) |
北海道 |
特大 |
1,200中心 |
韓国 |
特大 |
1,100中心 |
大 |
1,000中心 |
|
中 |
900中心 |
【養殖物】現在のところ沖縄、熊本、宮崎方面からですが、入荷が不安定な状況です。中心サイズは20g前後で、各地各サイズとも少なめの予想です。在池量は沖縄で減少傾向にあり入荷量も昨年より少なめの見込みです。8月の相場も引き続き保合いで予測しており熊本、大分、山口方面の夏エビの入荷は安定するとの見込みです。
【天然物】 大分、熊本方面からの入荷は例年より非常に少ないと予測されます。80gくらいの大型サイズが中心で7-9月が漁の最盛期となりますが、6月は水揚げが無く、今月も非常に少なめで推移しているため、入荷量も昨年より少なく、相場も昨年よりやや強含みで推移すると思われます。
[8月予想相場]車エビ
産 地 |
種 類 |
規 格 |
予想相場(円/㎏) |
沖縄・熊本他 |
養殖 |
50~40g/尾 |
16,000中心 |
30g中心/尾 |
12,000中心 |
||
25g中心/尾 |
10,000中心 |
||
20g中心/尾 |
10,000中心 |
||
15g中心/尾 |
7,000中心 |
||
熊本・大分他 |
天然 |
80g中心/尾 |
18,000~15,000 |
30g中心/尾 |
15,000中心 |
【養殖アユ】和歌山、滋賀、岐阜を中心に一部、宮崎方面からの入荷が見込まれます。中心サイズは1.0㎏9~10尾サイズの大きめとなっております。生産コストが上がり、販売価格の見直しが必要な事から、各地共、注文に対応する形となっています。成育は順調で冷凍製品の加工にも入っていますが、産地の人手不足もあり遅れ気味です。小アユは岐阜、滋賀から入荷が見込まれます。入荷量、在池量は昨年並を見込んでいるものの、相場は昨年より弱含みで推移すると思われます。
【天然アユ】熊本、高知、徳島、静岡方面に加えて今年は岐阜(長良川)の友釣り物の入荷が主流になりそうです。入荷量は昨年より多めを見込んでおり、相場も昨年並みで推移すると思われます。今年の琵琶湖(滋賀)の小鮎は、資源確保の為小さいサイズは網の大きさを調整してなるべく取らないようにしていますので水揚げは安定しない状況となっています。相場も昨年より強含みで推移すると思われます。
[8月予想相場]アユ
種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/ケース) |
養殖アユ |
各地 |
1.0kg 8~13入 |
2,200~1,600 |
200~150g/3尾 |
450~ 300 |
||
養殖小アユ |
滋賀 |
300g 7~14入 |
1,800~1,400 |
岐阜 |
100g 10入 |
500~ 400 |
|
天然アユ |
各地 |
1.0kg 8~13入 |
8,000~4,000(円/kg) |
天然小アユ |
滋賀 |
500g入 |
2,000~1,000 |
赤ウニ(エゾバフンウニ)、白ウニ(キタムラサキウニ)が旬を迎えます。北海道の日本海側(利尻・礼文他)を中心に、道南(噴火湾)、ロシアからも入荷が見込まれますが、ロシア産は天候の影響から入船回数が少ない状況の為、入荷が不安定です。北海道は順調な入荷が見込まれます。兵庫県(淡路:由良)のムラサキウニの入荷も7月21日より始まります。入荷量は昨年並を見込んでいますが、相場は輸出(アメリカ、シンガポール、香港他)に相場に影響を受けて昨年より強含みで推移すると思われます。
[8月予想相場]ウニ
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/枚) |
|
赤ウニ |
白ウニ |
||
北海道 |
小箱(120~130g) |
8,000~5,500 |
4,800~3,800 |
(100g) |
5,500~3,800 |
3,800~2,800 |
|
ロシア |
バラ(100g) |
4,500~3,500 |
2,800~2,000 |
【生玉】三陸産は水温上昇が見られ例年より早い時期には終了する見込みです。今後は北海道中心の入荷に切り替わる見込みです。入荷量、相場共に昨年並を見込んでいますが、輸出向けの引き合いも強くなっています。
【殻付き】宮城県からの殻付きホタテは貝毒が解除されれば出荷される見込みがあります。北海道からは今年は小さいサイズ中心に水揚げがあります。順調な入荷が見込まれ、盆頃までは安定入荷する見込みです。成育が安定しない事から殻のサイズは変わりませんが実入りが悪く、相場は昨年より弱含みで推移すると思われます。
[8月予想相場]ホタテ
品 目 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
生玉(柱) |
北海道各地 |
12~15入 500g |
8,000~6,000 |
16~18入 500g |
|||
18~20入 500g |
7,000~5,000 |
||
21~25入 500g |
6,000~4,000 |
||
26~30入 500g |
4,800~3,000 |
||
殻付き |
三陸(岩手・宮城) |
5~10枚/kg |
1,200~ 700 |
【オオズワイガニ】北海道主体の道内物は水揚げ量が昨年より少なめの入荷となりますが、入荷量は7月より若干減る見込みで、相場は7月より強含みになる予測です。
【ズワイガニ】7月に引き続きロシア産は、中国・韓国などの需要が顕著で、買い負けの構図から国内の入荷は不安定の予測です。
【毛ガニ】 北海道主体の入荷となり、一部、宮城方面からの入荷も見込まれます。6月後半から噴火湾も解禁になりましたが、活での入荷量は少なめで相場は強含みの予想です。
[8月予想相場]ズワイガニ・毛ガニ
種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
ズワイガニ |
ロシア |
1.0kg~500g/尾 |
4,500~3,000 |
オオズワイガニ |
北海道 |
400~200g/尾 |
3,000~1,000 |
毛ガニ |
北海道 ・宮城 |
1.0kg~500g/尾 |
15,000~8,000 |
500g以下/尾 |
7,000~5,000 |
現在のところ、大中羽は長崎、鳥取中心、中小羽は太平洋(千葉)方面中心に水揚げがあります。昨年に引き続き今年も順調な入荷が見込まれており、脂ものってきているためハイシーズンに売り出しやすい商品となっております。8月に入りましても産地は変わらず大中羽は長崎、鳥取中心、中小羽は太平洋(千葉)方面中心、愛知が一部入荷となる見込みです。平子はほとんど入荷がなく、高知方面でまれに見える程度です。相場は冷凍の引合いに加え関東の引き合いも強いと予想されます。愛知の小羽、三重の中羽は現在のところ見えておらず未知数ですが、北海道の大羽は少しずつ見えてきております。総じて入荷量は昨年より少なめと思われ、相場も昨年より強含みで推移すると思われます。
[8月予想相場]イワシ
種 類 |
規 格 |
予想相場(円/ケース) |
大羽 |
4.0kg入(100g/尾) |
2,000~1,500 |
中羽 |
3.0kg入(約50g/尾) |
900~700 |
小羽 |
3.0kg入(約30g/尾) |
800~700 |
平子 |
2.0kg入(約10g/尾) |
1,000中心 |
【平アジ】
(巻網物)現在のところ、九州(長崎、佐賀)方面の大中型巻網物400~300g/尾サイズが数量も安定しており、順調な入荷で推移しています。8月に入りますと、巻網物は例年であれば徐々に減少に向かいますが、今年はまだ少し入荷がありそうです。入荷量は昨年より少なく推移すると思われますが相場は諸経費の高騰からやや強含みで推移すると思われます。
(定置物)現在のところ日本海方面(石川、富山)からの入荷が中心となり、鮮度は良好です。8月に入りますと、宮城(石巻・女川)、岩手(大船渡)方面の定置物の水揚げが入荷の中心となる見込みです。安定した入荷を見込んでおりますが、黒系のアジが増えるため品質は下り坂となるでしょう。相場は諸経費の高騰から、昨年より強含みの保合いで推移すると思われます。
【丸アジ】現在のところ、長崎、福岡の巻網物の水揚げがありますが、入荷が安定しておりません。8月に入ると同様の水揚げに加え、例年では瀬戸内方面、兵庫(播州)の漁が始まる頃ですが、今年は1か月ほど遅れて始まりました。アソートも小さくまばらです。今後の動向に注意が必要です。入荷量は昨年並を見込んでいますが、相場は諸経費の高騰からやや強含みで推移すると思われます。
[8月予想相場]アジ
種 類 |
産 地 |
漁法 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
平アジ |
九州 |
巻網 |
400~300g/尾 |
1,500~ 400 |
日本海 |
定置網 |
500~400g/尾 |
1,800~ 500 |
|
400~300g/尾 |
1,200~ 500 |
|||
丸アジ |
長崎・福岡・山口 |
巻網 |
400~300g/尾 |
700~ 300 |
300~200g/尾 |
500~ 300 |
|||
広島・兵庫・和歌山 |
巾着網 |
250~200g/尾 |
500~ 250 |
【マサバ】現在、巻網物については、九州(長崎、佐賀、福岡)方面は800~500g/尾サイズが中心で鳥取(境港)の水揚げで鮮度良好ですが、産卵後で品質はいまひとつです。水揚げは減少していき今後は定置物が増える見込みです。小型サイズ中心で量販店向けの供給が潤沢となっており、加工向けの買いも強い状況です。
定置物については、日本海(石川、富山)方面で600~450g/尾サイズが揚がっていますが、まだ良型を維持しており、この先、富山が増える予想です。総じて入荷量は昨年並を見込んでおり、相場は昨年より若干の強含みで推移すると思われます。8月になると宮城、岩手に集約しつつあります。
【ゴマサバ】三重、和歌山、高知、愛媛の水揚げは500g/尾サイズ中心で少なく、鹿児島の800~700g/尾中心の巻網物が入荷の中心となっています。水揚げは年々減少傾向にありますが、8月は脂も徐々にのってくる予測です。相場は下げ相場の見込みです。夏の旬の美味しいゴマサバはおすすめです。
[8月予想相場]サバ
種 類 |
産 地 |
漁 法 |
規 格 |
予想相場(円/ケース) |
マサバ |
九州・日本海 |
巻網 定置網 |
4.5kg 8入 |
2,800~1,500 |
4.7kg10入 |
2,500~1,500 |
|||
ゴマサバ |
鹿児島・高知他 |
巻網 |
5.0kg 8入 |
2,500~1,400 |
5.0kg10入 |
1,800~1,300 |
現在のところ、公海で操業中の台湾船、中国船の漁獲サイズは110~80g/尾と昨年より大きめで量は獲れています。全国さんま棒受網漁業協同組合(全さんま)は今年も8/10に出漁解禁となります。浜値は、全国的に昨シーズンの冷凍製品についての在庫が多く散見する為、冷凍相場は弱まり鮮魚相場が先行する見込みです。現時点の漁獲組成は去年の同時期と比べてもサイズは大きめとのことです。日本船の操業開始までもう少しですが、成長速度を想定した場合、中心サイズは120-110g/尾前後主体で130g/尾以上のサイズも昨年度に比べて比較的多いと予測されます。
現在のところ、長崎(壱岐・対馬)、山口(特牛・湊)方面から中心に入荷がありますが、月夜廻りや時化の影響でかなり少量にとどまっています。中心サイズは小型の3立と3半で2立~3立はかなり少なくなっています。去年主流だった宮城方面の底曳き物で小型サイズは今年の水揚げはわずかな状況と予想されます。8月も引き続き、長崎(壱岐・対馬)、山口(下関・特牛)方面からを中心に、福岡からも入荷が見込まれます。成長して2立~3半立まで各サイズの入荷が見込まれますが水揚げ次第ですが、入荷量は昨年より少なめで推移し相場は昨年より更に強含みを見込んでいます。今現在、ほとんど水揚げが無いため、冷凍が作れない状況が続いています。この後も高値で冷凍相場か動くと予測されます。8月は盆期間の休漁と地場消化の需要期で、荒天で漁が減ると高値の場面も出てきます。また年末用の冷凍製品の生産が始まる時期でもあります。今後の相場動向に注意が必要です。
[8月予想相場]ケンイカ
規 格 |
予想相場(円/ケース) |
2立(10~14入) |
20,000~12,000 |
2半(16~18入) |
16,000~10,000 |
3立(24入) |
13,000~9,000 |
現在のところ、釣物は長崎(壱岐・対馬)、山口(特牛、湊)、福井、石川(金沢)中心の水揚げとなっています。昨年は、新潟、秋田、山形方面は少なめで推移しておりましたが、今年は全く水揚げが見えておりません。全体に昨年より水揚げは少なめで推移しており、サイズは25~30入中心(25入主体)で関東の引き合いが強い状況が続いています。8月に入りますと例年ならば兵庫(但馬)、福井、石川(金沢)、新潟、山形、秋田方面の日本海中心の入荷に移ってくる見込みです。昨年は、底曳物は宮城方面を中心に入荷がありましたが、今年のめどはたっておりません。新イカの美味しい時期ですが、現在のところ水揚げ自体が全体的に少ない為、冷凍の生産も出来ない状況ですので、相場は昨年より更に強含みで推移する見込みです。
[8月予想相場]スルメイカ
産 地 |
種 類 |
規 格 |
予想相場(円/ケース) |
日本海 (兵庫・福井・ 石川・他) |
釣物 |
約5.0~4.5㎏ 20入 |
7,000~6,000 |
約5.0~4.5㎏ 25入 |
6,500~5,000 |
||
約4.0~3.5㎏ 30入 |
5,500~4,500 |
||
約4.0㎏ 40入 |
4,500~3,500 |
||
約6.0~5.0㎏ バラ |
5,500~4,500 |
【生鮮脂物】生鮮の脂物の入荷は国産養殖本マグロ中心となり、鹿児島、大分、長崎、高知、三重、和歌山方面他からの入荷となります。各地3年魚(60~40kg/尾中心)の出荷となり、成育も順調で在池量も潤沢な事から順調な入荷が見込まれ、入荷量、相場共に先月並で推移すると思われます。天然物の本マグロは、鳥取(境港)の巻網漁は7月初旬で終了しました。日本海の定置物(石川、新潟方面)、宮城の巻網物、宮城、青森の延縄物の入荷が見込まれますが、各地共、昨年並の少量の入荷を見込んでいます。南半球(オーストラリア、ニュージーランド)はインドマグロの入荷が中心となりますが、入荷量、相場共に昨年並を見込んでいるものの終漁に向かっていきます。
【生鮮赤身】生鮮のキハダ(メバチの水揚げは少ない)の国内物は沖縄、宮崎、高知、和歌山の延縄物中心の入荷となります。気温の上昇と共に品質はやや落ちる傾向にあり、入荷量は例年並で推移していますが、良品の相場は昨年よりやや強含みを見込んでいます。輸入物の入荷はインドネシア方面が中心になりますが、水揚げが少ない事から少量にとどまると予想されます。水揚げは昨年同様、少なめで推移しており、入荷量、相場共に昨年並を見込んでいます。
【冷凍脂物】冷凍の脂物は静岡水揚げのインドマグロが主体となります。水揚げは先月並に順調な事から、産地在庫も潤沢です。入荷量は生鮮の入荷量に合わせて集荷しますが昨年並を見込んでおり、相場も先月並で推移すると思われます。地中海の畜養本マグロに関しては、国内在庫が多く、保管料の兼合いもあり、出荷意欲は強まっています。加えて新物も順調な入荷となり、価格は下方修正された事から、荷動きが活発化しています。入荷量は昨年並を見込んでいますが、盆に向けての需要の高まりから、相場は先月より強含みで推移すると思われます。
【冷凍赤身】冷凍のキハダ、メバチ共に静岡水揚げ、台湾・中国船籍物の入荷となります。現在のところ、大西洋の漁場の水揚げもあり、入荷量は現状より増えてくると思われます。しかしながら、例年良好な品質が安定しません。在庫は満庫状態で水揚げができない程になっているものの、良品が少ない為、セリ物の良品は強含みな事から荷動きが鈍くなってきています。一方、製品価格は落ち着きを見せています。入荷量は昨年並を見込んでいますが相場は総じて先月並もしくはやや弱含みで推移すると思われます。
太平洋原料のドル価は上がっており、入札に関しても中国からの引き合いが依然として強く相場は高値維持の状況です。今年度の漁獲枠が減枠と発表されましたので、ドル価では更に上がることが考えられ国内相場も上がりつつあります。大西洋新物原料については欧州、中国などの引き合いも強く高値横ばいのままで、製品も品薄状況のため相場は軒並み上がっております。DAP原料・製品も中国からの引き合いが強くなってきており、一部サイズは在庫少ないものの、在庫の多いサイズもありますので定番での売先の死守をお願いいたします。
[8月予想相場] 赤魚(大西洋)
規格(1尾あたり) |
荷姿 |
予想相場(円/kg) |
700gUP(品薄) |
7kgx3 |
800中心 |
500g~700g(品薄) |
7kgx3 |
500中心 |
各地の春漁が本番を迎える時期ですが、高知・和歌山をはじめ愛知・静岡など各産地ともに水揚げが続かずまとまった量が無く品薄状況が続いております。各産地とも良品といえる商品はごく僅かで現在のサイズについては大型~中型のものが中心となっています。現在の状況がこのまま続くと水揚げ不足の状況が長期間に及ぶことから、相場は更に強含みになる予想です。
[8月予想相場] しらす釜揚げ
産地 |
規格 |
予想相場(円/㎏) |
徳島・兵庫・和歌山・愛知・静岡 |
木箱(段ボール) |
2,500~1,500 |
山陰沖では、6月から8月末まで底曳網漁の禁漁期間になることから、笹ガレイ・エテガレイ・水ガレイの各製品については各メーカーの製品在庫のみの案内となり、各魚種共に品薄状況となっております。9月以降の新漁に期待したいところですが、原料として確保できるのは10月以降と見られ、それまで各製品相場は高値維持で推移すると予想されます。
[8月予想相場] 干しガレイ類
種類 |
サイズ |
予想相場(円/箱) |
笹ガレイ(品薄) |
2kg 10~18入 |
6,500~4,000 |
水ガレイ(品薄) |
2kg 10~18入 |
4,000~3,500 |
エテガレイ(品薄) |
2kg 10~18入 |
3,500~3,000 |
【真アジ】・・国産原料の主要産地である長崎で水揚げが続いておりますが生鮮向けがメインで、加工原料としての確保は十分とは言えない状況が続いております。8月も原料相場に大きな変化は無いと予想されます。
【サンマ】・・状況に変化は無く、製品化は非常に厳しい状況が続いております。8月10日には漁船サイズを問わない公海出漁が決定しましたが、近年の水揚げ状況の改善は見込めないと予想されることや生鮮流通が主流となる為、原料確保は非常に難しいと予想されます。
【カマス】・・山陰(島根)や九州(長崎)での水揚げは少なく、生鮮流通が殆どで各メーカーとも原料・製品共に品薄状況にあり相場も強含みで推移しております。
【真ホッケ】・・小樽のトロール漁が終了し北海道の春漁は終了しました。水揚げは伸びず、400gアップの大型サイズが殆どで、それより小型のサイズは皆無の状況です。9月以降に稚内の漁が始まる予定ですが、水揚げは厳しく相場も高値維持の予想です。
[8月予想相場] 開物
品名 |
原料 |
サイズ(g/枚) |
予想相場(円/枚) |
真アジ開 |
国内産・韓国産 |
200~ 80 |
350~100 |
カマス開 |
島根・長崎(品薄) |
300~ 80 |
350~150 |
真ホッケ開 |
北海道(品薄) |
250~150 |
250~150 |
サンマ開 |
国内産 |
130~ 80 |
200~100 |
ノルウェーサバは新漁を見据えて、国内在庫のフリー玉が少なく相場は高騰しています。新漁が始まると各社の早期買付けも始まると予想され、原料相場は強含みで推移すると思われます。それに釣られ製品相場も強含みで推移すると予想されます。また、国産サバについては大型サイズが少なく、お盆・お祭り・年末需要などに向け品薄感が続くと予想されます。
[8月予想相場] 塩サバ
産地 |
サイズ(尾数/8kg) |
予想相場(円/ケース) |
ノルウェー(加工地・銚子) |
16尾入 |
12,000中心 |
18尾入 |
10,000中心 |
|
20尾入 |
10,000中心 |
|
国産原料 (加工地・銚子) |
14尾入(品薄) |
15,000中心 |
16尾入(品薄) |
13,000中心 |
|
18尾入 |
11,000中心 |
|
20尾入 |
10,000中心 |
在庫からの提案が続くため、9月末までは現状維持の状況です。北海道産は味付いくらのみの供給となっており、アメリカ・ロシアのマス卵のフリー在庫は殆ど無く、インバウンド需要が継続中のため商品の確保は非常に難しく、相場は高値維持と予想されます。秋鮭の新物イクラの流通は9月中頃から、輸入マス卵は11月には製品化される予定です。今年の北海道産秋鮭漁による水揚げは過去最低水準との予想から新物相場はそれぞれ昨年度よりも強含みとなる予想です。
[7月予想相場] 味付いくら
種 類 |
予想相場(円/㎏) |
|
国内産(秋子) |
味付けいくら |
15,000~13,000 |
輸入物(マス) |
味付けいくら(品薄) |
9,000~ 8,000 |
【いわしみりん】・・原料となる千葉県産片口イワシの煮干し需要が続いており、製品価格の値上げを行いましたが、現状の製品の荷動きに影響は少なく、暫く相場は安定すると予想されます。
【さばみりん】・・北欧(ノルウェー・イギリス・アイルランド)産は2kgで50枚の大型サイズが増え、尚且つ相場は強含みの為に加工には向かず、一方で国産さばの原料は小型化している為に国産の需要が伸びております。
【ままかり・アジ味醂】・・タイ・ベトナムに於いて不安定な水揚げが続いており、為替の影響から、次回搬入の原料価格値上げを受け、製品価格も8月頃より値上げと予想されます。
【ししゃもみりん】・・ノルウェーが禁漁と決め、アイスランドにおいても今年漁獲規制を行うことが決まり、昨年の漁獲量2,000トンに対して10分の1程度の水揚げになるとの予想です。各サイズ品薄状況の為、製品相場は8月~9月にかけてさら2割程度の値上げ予定となっております。
[8月予想相場] みりん干し
魚 種 |
産 地 |
サイズ |
予想相場(円/kg) |
片口イワシ |
千葉 |
2kg 80枚 |
3,200~2,900 |
サバ |
国産・欧州 |
各サイズ |
1,900~1,700 |
アジ |
タイ・ベトナム |
各サイズ |
2,200~1,900 |
ママカリ |
タイ・ベトナム |
各サイズ |
2,100~1,700 |
シシャモ(品薄) |
ノルウェー・アイスランド |
各サイズ |
3,300~3,100 |
今年も7月9日に韓国の釜山でロシアの助子原料入札が予定されており、年内の最終入札になると思われます。アメリカ・ロシア共に去年よりやや下げの状況ですが、経費等の上昇から製品価格にはほとんど転嫁されておりません。荷動きがあまり良くない為、スポットで在庫を安く出荷している一部のメーカーもあります。
[8月予想相場] 辛子明太子・助子
種 類 |
予想相場(円/kg) |
塩助子 |
3,000~2,000 |
辛子明太子 上品 |
3,000~2,000 |
辛子明太子 並品 |
2,000~1,500 |
6月から始まっているロシア産紅鮭漁は前年より漁獲枠が増え115%となりましたが、実績予想は85%となっております。アメリカ産は国内向けが中心で相場も高く、国内搬入は極めて少量の予想です。また、為替や国内在庫の変動次第で国内相場も大きく動く可能性もあり、販売は難しい状況です。
チリ銀については大きいサイズが余剰気味となっており、現在の相場は弱含みであるものの、新物提示価格が強含みとの情報から今後相場は徐々に強含みへ推移していくと予想されます。
[8月予想相場] 塩紅鮭
産 地 |
サイズ |
予想相場(円/kg) |
ロシア |
6尾入/17.5㎏ |
3,200~2,900 |
7尾入/17.5㎏ |
3,000~2,700 |
|
8尾入/17.5㎏ |
2,800~2,500 |
|
9尾入/17.5㎏ |
2,600~2,300 |
|
北海道 |
2.0㎏/尾中心 |
5,500~5,000 |
徳島・高知・鹿児島をはじめ大分などから新物のウルメ上乾の入荷が見込まれますが今年の漁模様も思わしくない状況が続いており、大サイズは無く、小・中サイズの案内となっております。製品の入荷も少量に留まる可能性があることから、製品価格は高止まりで推移するものと予想されます。またウルメ若干については大分・宮崎からの入荷が見込まれています。こちらも同様に水揚げが少ないことから入荷は少なく、製品価格は高止まりすると予想されます。
[8月予想相場] 丸干し
種 類・産 地 |
規 格 |
予想相場 |
ウルメ上乾 四国(高知・徳島)・鹿児島 |
小(約9~10cm) |
4,500~4,000円/kg |
中(約11~12cm) |
4,000~3,700円/kg |
|
ウルメ若干 九州(大分・宮崎) |
13~15尾 |
200~140円/本 |
徳島をはじめ山口・愛媛・兵庫での水揚げに期待がかかりますが、先月からの状況の好転は見られず、国産のハモは水揚げが少なく、またサイズも300/400g/尾の小型中心の為、湯引き加工には不向きとなっており、各メーカー共に原料確保に苦戦している状況が続いております。生鮮出荷が中心となるため価格は強含みで推移すると予想され、製品化には厳しい状況が続くと予想されます。
[8月予想相場] ハモ製品(解凍原料)
種類 |
予想相場(円/kg) |
国産活〆湯引きハモ |
5,500~5,000 |
中国産活〆湯引きハモ(品薄) |
4,700~4,200 |
6月に入り兵庫(淡路)をはじめ瀬戸内海を中心に水揚げが増えてきましたが、他の産地の水揚げは少なく今後の水揚げに期待がかかります。相場はやや落ち着いてきたものの、依然として強含みで推移しています。
[8月予想相場] ちりめん
種類 |
産地 |
予想相場(円/kg) |
上品(品薄) |
兵庫 |
5,000中心 |
並品(品薄) |
兵庫 |
3,000中心 |
南方漁場での漁も終了し、たたき加工に不向きな1.8㎏に満たない小型サイズ中心の在庫のため、P-S規格の製造が出来ない状況が続きます。一方B-1については、大型サイズのみが少量の在庫状況のため、製品の生産量は少ない状況が続きます。そのため、原料相場は急激な上昇を見せております。
[8月予想相場] カツオたたき
|
規格 |
予想相場(円/kg) |
冷凍 |
B-1(品薄) |
1,850~1,600 |
P-S(品薄) |
1,600~1,450 |
夏場に蕎麦やそうめんの出汁などで需要が増す干しえびは、紀伊水道から瀬戸内海で水揚げされたアカエビをボイルしてから干し上げます。6月中旬から漁が始まり8月下旬まで漁期の予定です。現在徳島からわずかに入荷が有る程度で、これからは徳島・香川・山口方面からの入荷に期待がかかりますが、今年の水揚げ状況も悪いことから現在の国産相場は12,000~10,000円/㎏に、中国産についても中国国内の需要拡大の影響から日本への輸入量が大幅に減少し、相場は6,000~5,000円/㎏と昨年並の状況です。
【養殖ブラックタイガー】・・インドの粗放養殖物が国内に入りだしてきていますが、未だオファーは少ない状況のため限定的な搬入となっております。インドネシアでは天候不順による水揚げの低調や、米国相互関税緩和の延長による米国向け生産への注力等で浜値は強含みで推移しておりましたが、7月に入り水揚げも回復する見込みであり、関税緩和も終わるため浜値はやや弱含みで推移すると予想されます。国内市況に関しては、集約の大型玉の在庫は少ない状況でかつ、搬入が先になるため8/12と13/15等の相場は強含みで推移すると予想されます。
【養殖バナメイエビ】・・インド産バナメイは21/25サイズ以下を中心に国内への搬入が始まりだした状況です。13/15・16/20等の上サイズの新物は7月に搬入される見込みですが、関税や為替の影響により価格動向が見えにくい状況になっております。21/25以下のサイズに関して、国内在庫は春需の引き合いが一服し、実需ベースでの荷動きになるため相場弱含みで推移すると予想されます。16/20サイズ以上では搬入が少し先ではありますが、先安感から相場はやや弱含みで推移すると予想されます。エクアドル産に関して、現地の生産量は増加している状況になりますが、各国である程度成約が決まっており浜値は横ばいで推移すると予想されます。国内在庫に関して、実需に対して搬入が多く消費が鈍化している状況のため各社持ち合っている状況になります。
【アルゼンチンアカエビ】・・例年は6月より政府漁場での漁獲が始まる時期ですが、労使交渉の問題で今のところ試験操業も1~2隻ほどしか出ておらず、本操業は解禁されないため先の搬入が読めない状況になっております。在庫確保に走る商社も出て来ており、L/2・L/3サイズの相場は今月も強含みで推移しました。次回搬入が未定のため、しばらくこの状況が続くものと予想されます。L/1サイズは各社ある程度在庫を持ち合っている状況でしたが、L/2の価格上昇とフリー在庫が少なくなってきており、入荷も未定であることから確保の動きが強まり引き合いが強くなってきております。そのためL/2と同様に強含みで推移すると予想されます。
L/2サイズは3サイズの中で一番引き合いが強く、どこからも出てこない状況です。国内の在庫状況を鑑みると盆前に欠品する可能性が高いと予想されます。L/3は昨シーズンで小型サイズが獲れていないため次回搬入の9月以降まで慢性的な品薄になる可能性が高く、相場はしばらく下がらない状況です。
[8月予想相場] 冷凍エビ ※1ポンド:約450g
種類 |
サイズ(1ポンドあたりの尾数) |
予想相場(円/枚) |
養殖BT |
13/15(品薄) |
7,400~7,000 |
16/20 |
6,500~6,200 |
|
21/25 |
5,900~5,600 |
|
26/30(品薄) |
5,700~5,500 |
|
31/40(品薄) |
4,800~4,600 |
|
種類 |
サイズ(1ポンドあたりの尾数) |
予想相場(円/枚) |
養殖バナメイ |
13/15 |
6,000~5,600 |
16/20 |
5,000~4,800 |
|
21/25 |
4,800~4,600 |
|
26/30 |
4,400~4,200 |
|
31/40 |
4,000~3,900 |
|
種類 |
サイズ(1㎏あたりの尾数) |
予想相場(円/㎏) |
アルゼンチンアカエビ |
L1 (10/20)(品薄) |
2,500中心 |
L2 (20/30) |
在庫無し |
|
L3 (30/40)(品薄) |
2,600中心 |
【チリ産養殖銀鮭】・・今期シーズントータルの日本搬入は昨シーズンから約20,000トン減の80,000トン前後の予想となります。円高傾向で推移する為替や、新物の成約状況次第では国内意識が変化してくる可能性があるので注視が必要です。トリム製品市況は、2024年8月~2025年3月の対日向け輸出が昨対比121.2%で推移していることや円高を背景に、相場は横這いから若干の弱含みでの推移となりました。シーズントータルで搬入の昨対比増が確定したことや、国産銀鮭の影響もあることから7~8月の相場は横這いから若干の弱含み展開が予想されます。
【養殖トラウト】・・トラウトドレスはチリ産、ノルウェー産は高値が続いております。トラウト養殖パッカーが徐々に減ってきており、またトリム製品については、チリ現地パッカーのFIVESTARがトラウトを大幅減産するため日本向け数量が限定的になり、国内相場はますます上昇すると思われます。7~8月以降の相場についても今後の水揚げ減少予想を背景に、原料・トリム共に横這いにて堅調に推移するものと予想されます。ただ、好調なノルウェー・チリ産アトランティックサーモン水揚げ状況と、トランプ関税による影響が予想される米国市場の動向には注視が必要です。
【紅鮭】・・価格帯は、前期比1.5倍以上のオファーとなっており、相場は高止まりです。6月の原料市況は高値横這いでの推移となっており、7~8月もこの流れが継続するものと予想されます。製品についても繰り越し在庫の販売が終わり、高値横這いが予測されます。
[8月予想相場] 鮭鱒 ※1ポンド:約450g
魚 種 |
サイズ(ドレス1尾あたり) |
予想相場(円/㎏) |
紅 鮭 (ロシア産・アメリカ産) |
一級(2ポンド~4ポンド/尾) |
1,300~1,200 |
一級(4ポンド~6ポンド/尾) |
1,600~1,450 |
|
一級(6ポンド~9ポンド/尾) |
在庫なし |
|
トラウト(ノルウェー産) |
(2ポンド~4ポンド/尾) |
在庫なし |
(4ポンド~6ポンド/尾) |
1,550~1,500 |
|
(6ポンド~9ポンド/尾) |
1,650~1,550 |
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銀 鮭(チリ産) |
(2ポンド~4ポンド/尾) |
1,250~1,200 |
(4ポンド~6ポンド/尾) |
1,250~1,150 |
|
(6ポンド~9ポンド/尾) |
1,250~1,200 |
国産ヤリイカは長崎・山口での水揚げが始まりましたが、水揚げは低調で鮮魚出荷がメインとなるため、高値で取引されております。現物の在庫は非常に少なく価格も若干の強含みの予想です。また、代用として南アフリカ産製品のヤリイカを提案しておりましたが400/600g/尾サイズは現在供給が終了しております。
[8月予想相場]ヤリイカ
種類 |
原産地 |
荷姿 |
サイズ |
相場(円/㎏) |
ヤリイカ(ケンサキ) |
長崎県 山口県 |
5kg×2 |
16/20尾/5kg(品薄) |
3,600中心 |
21/25尾/5kg(品薄) |
3,400中心 |
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26/30尾/5kg(品薄) |
3,300中心 |
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南アフリカ |
10kg |
400/600g/尾 |
在庫無し |
|
300/400g/尾 |
2,400中心 |
モロッコ産紋甲イカはラウンド・スキンレス共に欠品状態が続いています。パキスタンやスリランカ産のスキンレスフィーレが主体となっており、良品のパキスタン・スリランカ産、安価なタイ・ベトナム産で使用いただいております。8月の相場は7月と同じく横ばいと予想されます。
[8月予想相場] 紋甲イカ
種類 |
荷姿 |
サイズ(枚/㎏) |
相場(円/㎏) |
スキンレス 紋甲イカ |
5kg/ケース×2 |
1/2 (品薄) |
4,000中心 |
3/4 |
3,800中心 |
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5/6 |
3,800中心 |
国産ムラサキイカのロールイカの原料状況に変動はありません。中国産アカイカのロールイカの相場は、先月に引き続き横這いです。サイズ別で見ると40尾以上の大型サイズが少なくなり、50尾以下の小型サイズの漁獲が増える予想のため、価格は7月に続き横這いと予想されます。
[8月予想相場] ロールイカ
種 類 |
原料産地地 |
荷 姿 |
サイズ(/5kg) |
相場(円/kg) |
ムラサキイカ |
北海道・青森沖太平洋 |
5kg×2 |
8尾 |
1,350中心 |
中国 |
5kg×2 |
10尾 |
1,300中心 |
|
アカイカ |
中国 |
5kg×2 |
36尾(品薄) |
1,100中心 |
40尾(品薄) |
1,100中心 |
|||
50尾(品薄) |
1,100中心 |
|||
60尾(品薄) |
1,100中心 |
国産船凍スルメイカについては、小型船の水揚げがありますが、小型サイズ中心で品薄状況が続いています。陸凍物については、トロール物の国内IQF立替商品があります。小型サイズ中心なので数量は限定的です。ツボ抜きスルメイカの安定した搬入はありません。マツイカについては安定して搬入がありますが相場はやや弱含みで推移しております。
[8月予想相場] スルメイカ・マツイカ
種 類 |
原産地 |
サイズ(8kg/箱) |
相場(円/ケース) |
船凍スルメ |
石川県 青森県 他 |
23/25尾/8kg |
在庫無し |
26/30尾/8kg |
在庫無し |
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31/35尾/8kg(品薄) |
19,000中心 |
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36/40尾/8kg(品薄) |
15,000中心 |
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種 類 |
原産地 |
サイズ(10kg/箱) |
相場(円/ケース) |
陸凍スルメ |
青森県 |
25/30尾/10kg(品薄) |
22,000中心 |
30/40尾/10kg(品薄) |
20,000中心 |
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種 類 |
原産地 |
サイズ(尾/7.5㎏)) |
相場(円/ケース) |
ツボ抜きスルメ |
中国 |
40尾/7.5㎏ |
在庫無し |
50尾/7.5㎏ |
在庫無し |
||
ツボ抜きマツイカ |
中国 |
40尾/7.5㎏ |
9500中心 |
50尾/7.5㎏ |
9,500中心 |
8月は盆需要など蛸の需要期が続きます。高値続きで販促も厳しい環境ですが、アフリカ・国産蛸など多品種での品揃えで販促されることだと予想します。また冷凍製品・加工品での販促も引き続き増えております。モロッコの現地情報は6月末までの禁漁でしたが、資源調査の結果7月15日迄延期となりました。漁獲枠についても解禁直前に発表になると予想されます。モーリタニアの夏漁は6月末より壺漁から始まっています。冬漁原料の日本向け搬入数量は非常に少なく、それぞれの夏漁の漁模様・サイズアソートなどが年末需要に向けて重要なポイントとなります。
原料の水揚げは悪く欧州・中国の買付意欲が高い状況が続いております。中国の買いも依然として強く、国内加工メーカーの手持ちの原料は少なく、ドレス・フィーレ共に値上りが続くと予想されます。国内のIQF製品に関しましては特売数量の減少から落ち込んでくると予想されます。
[8月予想相場] カラスガレイ
サイズ(kg/1尾あたり) |
予想相場(円/kg) |
0.5/1.0 (品薄) |
1,550~1,500 |
1.0/2.0 (品薄) |
1,600~1,550 |
サワラ・サゴシについての大型サイズは荷動きが順調なものの、小型サ
イズは弱含みの状況です。サゴシについては、国内で在庫を持っている商社の投げ売りもあり相場が下がりつつあります。更に中国工場も在庫を残しているため、当分は下げ傾向が続く予想です。
[8月予想相場] その他凍魚
魚種 |
予想相場(円/kg) |
サワラフィーレ(品薄) |
1,550~1,450 |
サゴシフィーレ |
950~ 850 |
ロシア産ズワイガニは、生・ボイル製品共に相場は強含み傾向にあります。中国の活需は要継続して多く、ボイル製品の生産量は減っております。また、カナダにおいてはガルフ諸島の減産から、日本の買付は減っております。米国の輸入禁止が解禁されればロシアの相場が更に上がり、米国を引き留める為にカナダは下げてくると考えられます。年末に向け量販店には、ヒネの極東原料を使用した製品を主軸にして提案中です。
他社では、バレンツ海の小型原料を使用した製品が出回っています。価格帯は4,000/kg~3,000/kgの製品ですが、品質は塩味が強いものや、蟹本来の味が薄い製品が見受けられます。古い原料や保管状態によってこのような製品ができるのではないかと予想されます。
近年ポーションの需要が高くなっており、こちらも大型極東原料を使用した製品で量販店に案内中です。本生産の時期に入っていく為、各工場とスムーズな連携を取っていきたいと思います。
[8月予想相場]ズワイガニ:2025年産物相場(円/kg)
サイズ |
生ズワイ(ロシア) |
ボイルズワイ(カナダ) |
5L |
4,700~4,500 |
在庫無し |
4L |
4,400~4,200 |
在庫無し |
3L |
4,400~4,200 |
5,200~5,000 |
2L |
4,500~4,000 |
5,000~4,500 |
中国の活需要による冷凍品の生産量減少と漁獲枠の削減で、新物の搬入が少なくなっており、ヒネ原料を使用した製品を量販店に提案中ですが、製品価格が高くなる為に導入は難しいと思われ、業務筋の販売が中心になると思われます。タラバガニについても米国の輸入禁止が解禁されれば相場は更に強含みで推移すると予想されます。
[8月予想相場] タラバガニ:2025年産予想相場(円/kg)
3㎏製品 |
生タラバガニ(米国) |
生タラバガニ(ロシア) |
6L |
16,000中心 |
8,000中心 |
5L |
16,000中心 |
8,000中心 |
4L |
16,000中心 |
7,500中心 |
5月に新物の供給が市中に向けて始まりましたが、2,000円/P(NET800g)以上の価格は越年在庫価格との兼ね合いもあり動きが鈍い印象がありました。7月に入り徐々に越年在庫も消化され新物価格が市中へ浸透してきている印象です。来年度の水揚げは極端に少ない予想からメーカー・商社共に引き続き長期の販売を期待しています。
[8月予想相場] ボイル帆立
サイズ |
予想相場(円/kg) |
|
L(品薄) |
21/25 |
2,500中心 |
M(品薄) |
26/30 |
2,500中心 |
S(品薄) |
31/35 |
2,500中心 |
2S(品薄) |
36/40 |
2,500中心 |
3S(品薄) |
41/50 |
2,500中心 |
アメリカの相互関税の影響を受け、相場の底下げが若干はありましたが、昨年と比較して水揚げ量の大幅減少・歩留まり低下・浜値の高騰化等の要因が重なり、想定以上の高値相場が維持されています。更に中国市場の禁輸解除も相まって本操業を前に上げ相場は強含み傾向の印象です。
[8月予想相場] ホタテ柱
サイズ |
予想相場(円/kg) |
|
L(品薄) |
21/25 |
10,000中心 |
M(品薄) |
26/30 |
9,000中心 |
S(品薄) |
31/35 |
7,000中心 |
2S(品薄) |
36/40 |
6,000中心 |
3S(品薄) |
41/50 |
5,500中心 |
4S(品薄) |
51/60 |
5,400中心 |
【中国産】本年度のシラス漁でジャポニカ種のシラス池入れ量は昨年の10倍となりました。中国サイドはアメリカとの相互関税一時引き下げが要因となりアメリカへの輸出が増えているようです。ロストラータ種の製品相場は概ね現価格が底値と見られており,品薄気味の太物サイズは相場の反転傾向にありますが日本国内では来季を見据え無いもの相場での換金売りが見受けられます。来年度のジャポニカ種の製品価格が現状よりも大幅に下落する予想から市中では様々な憶測や価格が飛び交っているような状況です。
[8月予想相場] 中国産鰻蒲焼(ジャポニカ種・ロストラータ種)
規格 (尾数/10kg) |
予想相場(円/kg) |
25尾 |
2,550~2,500 |
30尾 |
3,000~2,650 |
35尾 |
3,450~2,900 |
40尾 |
3,650~3,100 |
45尾 |
3,750~3,350 |
50尾 |
4,050~3,350 |
60尾 |
4,200~3,700 |
【国産】本年度のシラス漁でジャポニカ種のシラス池入れ量は約20トンと昨年よりも大幅に伸びました。最終的なシラス価格は昨年の約半分となり平均単価はキロ価格約150万円になります。秋口以降の製品価格は現価格よりも下がることが確実視されており、現時点での換金売りも見受けられますが、アメリカを始めとする物価高が要因となりGW・父の日と共に量販店での売れ行きは芳しくないようです。
[8月予想相場] 国産活鰻相場
産地 |
サイズ(尾/㎏) |
予想相場(円/kg) |
愛知 |
3P |
4,100中心 |
4P |
4,900中心 |
|
5P |
5,100中心 |
|
鹿児島 |
3P |
3,700中心 |
4P |
4,500中心 |
|
5P |
4,700中心 |