現在のところ、富山(氷見)(11.0~8.0kg/尾サイズ)、福井、京都(12.0~9.0kg/尾サイズ)方面を中心に、例年ならこれから本格的なシーズンに入りますが、水揚げが低調で入荷も少ない状況です。年末需要が産地でも高まる事から相場はさらに強含みで推移していきます。年明けになっても状況は変わらず、入荷量は少なく、相場は強含みで推移する見込みです。大きいサイズは脂の乗りが特に良く、刺身だけでなく塩焼きにわさびをつけて食べると、脂が甘く感じられます。ブリ大根やしゃぶしゃぶなどもおすすめです。
[1・2月予想相場]天然ブリ
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産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
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石川・富山(氷見)他 |
10.0kg/尾中心 |
2,500~2,000 |
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9.0~8.0kg/尾 |
2,800~1,500 |
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京都・福井 |
12.0~10.0kg/尾 |
2,000~1,800 |
|
9.0~8.0kg/尾 |
1,600~1,400 |
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九州(長崎・福岡) |
10.0~8.0kg/尾 |
1,400~1,200 |
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6.0~5.0kg/尾 |
800~ 600 |
現在のところハマチは長崎、宮城方面を中心に、ツバスは富山、福岡方面の日本海側を中心に低調な入荷が続いています。年明けはハマチが長崎、鳥取、石川、千葉他、ツバスが富山、福井他からの入荷となりますが、低調な水揚げが続く見込みです。諸経費の高騰、天候の影響もあり、相場は昨年より強含みを見込んでいます。更なる身質の向上に期待です。
[1・2月予想相場]天然ハマチ・ツバス
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種 類 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
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ハマチ |
3.0~2.5kg/尾 |
700~500 |
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ツバス |
1.2~0.8㎏/尾 |
600~400 |
【赤アマダイ】
長崎、高知、山口、島根、秋田他、各地からの入荷が見込まれます。現在のところ、水揚げは例年並で推移しています。年明けもこの傾向は続くと思われ、天候次第ですが入荷量は例年並で、相場も需要の増加や諸経費の高騰により底堅い先月並の相場で推移すると見込んでいます。
【白アマダイ】
高知、徳島、和歌山、愛媛、長崎方面からの入荷が中心となります。現在のところ、順調な水揚げが続いており、年明けも引き続き順調な入荷が見込んでいます。こちらも天候次第ですが、入荷量は昨年並を見込んでおり、相場も諸経費の高騰による先月並の底堅い相場で推移すると思われます。
[1・2月予想相場] アマダイ
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種 類 |
産 地 |
漁 法 |
規 格 |
予想相場(円/㎏) |
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赤アマダイ |
秋田・高知他 |
釣物 巻網 |
1kgUP/尾 |
10,000~3,000 |
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800g/尾中心 |
7,000~3,500 |
|||
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500~300g/尾 |
4,500~2,000 |
|||
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島根・山口 |
釣物 |
1.0kgUP/尾 |
10,000~6,000 |
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800g/尾中心 |
8,000 ~5,000 |
|||
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長崎 |
釣物 |
1.0kgUP/尾 |
12,000~7,000 |
|
|
800g/尾中心 |
7,000 ~5,000 |
|||
|
600~500g/尾 |
5,000 ~3,000 |
|||
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長崎(紅王) |
釣物 |
400~300g/尾 |
3,500 ~2,000 |
|
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白アマダイ |
和歌山・ 徳島・高知 |
釣物 |
1.0kgUP/尾 |
10,000~4,000 |
【ラウンド・SD】
国内物は宮城、北海道、青森、山陰(鳥取、島根、山口)中心の入荷となります。現在のところ、各地順調な水揚げがあるものの、加工の引き合いが強く、相場は強含みで推移しています。韓国物も入荷が始まりましたが、為替の影響から国内物と相場が変わらない状況が続いており、入荷は例年並かやや少なめで推移しています。年明けも国内物、韓国物共に同様の入荷が見込まれ、相場は昨年よりやや強含みで推移すると思われます。
【アンコウ肝】
現在のところ中国中心の入荷になります。入荷は例年並の順調な入荷となっており、相場は1,500~1,100円/kg中心と引き続き強含みで推移しています。ボストン(アメリカ)の入荷は見込み薄です。相場も昨年より、やや強含みで推移すると思われます。
[12月予想相場]アンコウ
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種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
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ラウンド・ SD |
福井・石川・ 山口・島根他 |
6.0~4.0kg/尾 |
2,300~1,000 |
|
3.0~2.0kg/尾 |
1,800~1,000 |
||
|
韓国 |
5.0~3.0kg/尾 |
1,700~ 500 |
|
|
中国 |
1.0kg入 |
1,800~1,400 |
大型サイズは北海道(函館、羅臼、網走)、石川から、小型サイズは青森、岩手方面から、山陰(鳥取、島根)からは両方のサイズの入荷が見込まれます。現在のところ主力の北海道を含め、各地共、水揚げが少ない状況が続いており、相場は強含みで推移しています。鳥取方面はカニ漁の影響(年明け落ち着いて増える見込み)で少なく、加えてフィーレ加工の比重も高く、大型サイズは鮮魚での出荷が昨年より少なめで推移しています。青森、岩手の2.0~1.0kg/尾の小型サイズ、フィーレ加工の少ない山陰方面の10.0~1.0kg/尾サイズが入荷の中心となっています。12月以降、白子も成熟し、オスの釣物を主体に入荷量は増えてきますが、昨年より少ないと思われ、相場も昨年より強含みで推移すると思われます。鍋需要のシーズンですので釣物のラウンドから鮮度感のある切身にして、頭やアラも白子や真子と共にお使いください。くせの無い白身は煮付けやムニエル、揚げ物、シチュー等、いろんな料理に使えますので販売よろしくお願い致します。
[1・2月予想相場]タラ
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産 地 |
漁法 |
種 類 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
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北海道他 |
釣物 |
オス |
4.0~3.0kg/尾 |
2,500~1,500 |
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メス |
4.0~3.0kg/尾 |
1,500~ 500 |
||
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宮城・鳥取他 |
網物 |
オス |
4.0~3.0kg/尾 |
2,000~1,500 |
|
メス |
4.0~3.0kg/尾 |
1,000~ 500 |
||
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オスメス込 |
2.5~2.0kg/尾 |
500中心 |
北海道、青森、岩手、宮城他、各地から入荷が見込まれます。現在のところ各地共、水揚げは少なめで推移しており、天候の影響もあって入荷量はかなり少なめで、相場も昨年よりも強含み推移しています。これから時化も多くなり、年明け以降も引き続きこの状況は続くと思われます。新規入荷は1月8日以降になる見込みです。入荷量は少なく、相場は全体的に高止まりになる見込みです。生鮮の天候の影響や年末需要、正月休みを受けて解凍製品(ロシア原料)も荷動きが見込まれますが、限定的でしょう。入荷は少なく相場は4.0kg4~6入 2,000~1,900円/㎏と昨年より強含みを見込んでいます。
[1・2月予想相場]タラフィーレ
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産 地 |
規 格 |
予想相場(円/ケース) |
|
北海道 岩手・宮城他 |
5.0㎏ 6~ 8入 |
8,500~6,000 |
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5.0㎏10~13入 |
7,000~5,500 |
静岡(御前崎)、千葉方面からの入荷が中心となります。現在のところ入荷量は、時化の影響もあり少なめで推移していますが、天候の安定と共に水揚げは増えてくると思われます。1.5~0.6㎏/尾と、どのサイズも均等にありますが、入荷量は昨年並、相場も昨年よりやや強含みで推移すると思われます。依然、脂は薄めですが年明けには乗ってくるでしょう。脂が乗った魚体は、煮付けはもちろん、ちり鍋やしゃぶしゃぶでおいしく召し上がれます。鮮やかな朱色がお祝い事のご馳走にぴったりで、お鍋や煮付けに最適です。頭やアラも合わせて販売展開お願い致します。魚体に脂がのって美味しい時期となり、需要も伴います。
[1・2月予想相場]キンメダイ
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産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
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千葉 |
3.0kg 3入 |
6,000~3,000 |
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5.0~4.5kg 6入 |
3,500~2,000 |
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静岡 |
5.5~5.0kg 4入 |
4,000~1,700 |
|
5.5~5.0kg 6入 |
2,600~1,600 |
現在のところ、九州方面(鹿児島、熊本、大分)で釣物を主体に水揚げが見え始めました。時化による増減はありますが徐々に増えてきています。サイズは500~200g/尾と小型中心となっています。大型サイズの1.0kg/尾UPは福島方面中心で流し網物が揚がっていますが、東京(豊洲)方面の引き合いが強めとなっています。年明けになりますと水温も下がり、大型サイズが増えてきます。熊本方面の網物の入荷も始まります。不漁が続いている長崎・五島(小値賀)の釣物は今年も期待ができません。水揚げは各地共、昨年並かやや少なめと思われる事から、入荷量も昨年並もしくは、やや少なめで推移すると思われます。相場は引き続き、先月並の昨年より強含みを見込んでいます。
[1・2月予想相場] タチウオ
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規 格 |
予想相場(円/kg) |
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釣 物 |
網 物 |
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1.0kgUP/尾 |
5,000~1,000 |
4,000中心 |
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800g前後/尾 |
4,000~ 800 |
3,500中心 |
|
500g前後/尾 |
3,500~ 600 |
3,000中心 |
|
300~200g/尾 |
2,500~ 300 |
2,000中心 |
現在のところ、サワラは石川、福井中心の福岡、島根、京都の釣物、定置物の水揚げで昨年より多めで推移しており、脂も乗ってきています。韓国物も既に仕上がっており、脂の乗りは上々で好評です。サゴシは北陸(福井、石川、富山)方面中心で水揚げは不安定です。4.0kg5~6 入とサイズも成長し、昨年並までになりました。年明けは、長崎の釣物の入荷も増えてきて、入荷量は昨年並もしくはやや多めで推移すると思われます。相場も昨年並を見込んでいます。これから脂が乗ってきて「寒ザワラ」と呼ばれる大変おいしい時期を迎えます。刺身、鍋物はもちろん、西京漬など焼物にもおすすめです。
[1・2月予想相場]サワラ・サゴシ
|
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
|
長崎・福岡・宮城・ 日本海(各地) |
3.0~2.0kg/尾 |
2,200~1,000 |
|
2.0~1.5kg/尾 |
1,800~1,000 |
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1.5~1.0kg/尾 |
1,200~ 600 |
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1.0kg/尾以下 |
1,000~ 500 |
|
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韓国 |
3.0~2.0kg/尾 |
1,400~1,000 |
【ヤリイカ】現在のところ、宮城方面の底曳網物中心の入荷となっていますが水揚げは昨年より少なめで推移しています。イカ類全般の水揚げが少ない為、引き合いは強く、サイズも1~2ヶ月のうちに倍の15cm程度まで成長した事から順調な販売となっています。引き続き年明けも、宮城を中心に福島、少量ながら山陰(島根・鳥取)方面から入荷が見込まれます。最盛期に向かっていきますが入荷量は昨年より少なめで、相場は昨年より強含みで推移すると思われます。旬のこの時期、産卵をひかえてメスは子持ちが多くなります。子持ちの柔らかい小ぶりなイカは煮付けに最適です。
【ヒイカ】宮城方面からの入荷が中心となります。瀬戸内は3月以降、和歌山、兵庫と順に始まっていきます。入荷量は昨年より少なめを見込んでおり、相場は他のイカ類の影響を受けて昨年より強含みを見込んでいます。
[1・2月予想相場]ヤリイカ・ヒイカ
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種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/ケース) |
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ヤリイカ |
宮城・福島・鳥取・島根他 |
4.0kgバラ水氷 |
5,000~3,000 |
|
ヒイカ |
宮城他 |
5.0kgバラ水氷 |
3,500~2,500 |
【活物】愛媛、兵庫(淡路)主体で和歌山、徳島からも入荷が見込まれます。現在のところ、昨年同様全体の入荷量は少なめで推移しております。この傾向は続くと思われ、年明けも1.0~0.8㎏サイズ主体の入荷となる見込みです。相場は、お正月、十日戎、成人式までは最需要期となりますが、それ以降は落ち着いていくと思われます。天候による、入荷の増減により相場が大きく左右されることがありますのでご注意ください。
【〆物】現在のところ九州(長崎、福岡)方面の小型巻網、山口(下関)、島根(浜田)の底曳網物(中心サイズ1.3~0.8kg/尾)は時化などの天候の影響もあって水揚げが少なく、地元消費や加工相場に押されて相場は1.5~1.0kg/尾 2,000~1,000円/㎏、0.8~0.7kg/尾 1,500~1,000円/㎏と強含みで推移しています。九州の五智網物も地場消費がメインになり、かなり強含みになります。瀬戸内の愛媛、広島、岡山、兵庫(姫路、淡路)方面の中層曳網(中心サイズ0.8~0.5kg/尾)は潮周り次第ではありますが水揚げは例年並で推移しており、年末にかけて相場は強含みに転じています。年明けも引き続き九州(長崎、福岡)中心の愛媛、広島、岡山、兵庫、宮城他から入荷が見込まれます。入荷量は地域にもよりますが主力の九州方面の入荷量は引き続き少なめと思われ、相場は養殖鯛相場を加味した加工需要や諸経費の高騰もあり、底堅い相場で推移すると思われます。 瀬戸内の近海物の入荷量は、年明けは落ち着くと思われ、昨年並で推移する見込みで相場も昨年並を見込んでいるものの底堅い動きとなるでしょう。
[1・2月予想相場]天然マダイ
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種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
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活物 |
愛媛・ 兵庫(淡路)他 |
3.0~2.5kg/尾 |
8,000~1,500 |
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2.5~1.5kg/尾 |
8,000~1,500 |
||
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1.0~0.8kg/尾 |
4,000~1,000 |
||
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〆物 網物 |
山口・長崎・ 福岡・愛媛他 |
1.5~1.0kg/尾 |
1,500~ 800 |
|
0.8~0.7kg/尾 |
1,200~ 800 |
||
|
0.6~0.5kg/尾 |
1,000~ 800 |
||
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〆物 釣物 |
愛媛・瀬戸内 (兵庫・岡山 広島)他 |
1.5~1.0kg/尾 |
1,500~ 800 |
|
0.8~0.7kg/尾 |
1,500~ 800 |
||
|
0.6~0.5kg/尾 |
1,200~ 800 |
愛媛主体の、熊本、高知、和歌山方面からの入荷となります。現在のところ、需要期に入っていますが中心サイズは1.6kg/尾前後となっています。全体的にサイズも揃ってきて在池量は新物を含めて潤沢で推移するものと思われます。年明けはお正月、十日戎、成人式が終わり、中旬以降、販売は落ち着いてきます。入荷量は昨年並かやや少なめと思われ、諸経費全般の高騰もあり、相場は昨年並の底堅い相場で推移すると思われます。
[1・2月予想相場]養殖マダイ
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規 格 |
予想相場(円/kg) |
|
1.8kgUP/尾 |
1,400~1,150 |
|
1.7~1.5kg/尾 |
1,400~1,150 |
|
1.4~1.2kg/尾 |
1,400~1,150 |
|
1.1~0.8kg/尾 |
1,400~1,150 |
現在のところ香川、鹿児島、宮崎、高知方面からの入荷となっております。1月に入りますと香川が終わり、鹿児島、宮崎、高知方面からの入荷が中心となり、中心サイズは3.5~3.0kg/尾と例年より、やや小型で在池量は少ない状況です。相場は先月並の2,500~2,200円/㎏で推移する見込みです。2月も厳しい状況下ではありますが入荷量は精力的な集荷で昨年並を見込む予定です。
【国内物】
鹿児島中心の大分、長崎方面からの入荷が中心となります。水温が下がるにつれ、摂餌も順調になり、品質はどんどん向上していき、サイズも1.2~0.5kg/尾と揃ってきます。在池量は昨年よりやや少なめで推移している事や高水温の影響で成育が遅れている事もあり、入荷量も昨年よりやや少なめで推移すると思われます。諸経費の高騰もあり、相場は昨年より強含みで推移すると思われます。
【韓国物】
韓国の国内消費が順調ですが、在池量は昨年並で推移しています。1.5~0.6kg/尾と各サイズ揃っているものの、韓国内需要が引き続き活発である事から入荷量は昨年並、相場は昨年よりやや強含みで推移すると思われます。
[1・2月予想相場]養殖ヒラメ(国産・韓国産)
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規 格 |
予想相場(円/㎏) |
|
1.0㎏/尾中心 |
3,000~1,000 |
|
800g/尾中心 |
2,800~1,000 |
|
600g/尾中心 |
2,600~ 800 |
|
500g/尾中心 |
2,400~ 800 |
愛媛、高知、瀬戸内(香川、徳島)方面からの入荷となります。中心サイズは4.0kg/尾前後で、在池量は少なく相場は先月に引き続き2,200~2,000円/kgの高値で推移すると思われます。ハマチは今後、サイズが大きくなってくる事もあり、シーズンオフに向かいます。
鹿児島、大分、長崎、愛媛方面からの入荷が中心となります。現在のところ約5.0kg/尾サイズ中心の入荷となっています。在池量は少なく、入荷量も昨年より少なめを見込んでいます。相場は、大型サイズが少ない事から大型を中心に昨年より強含みで推移すると思われます。
[1・2月予想相場]養殖ブリ
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種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
|
ラウンド |
鹿児島・大分 ・愛媛 |
4.0kg-5.0kg前後/尾 |
2,000~1,800 |
|
フィーレ |
5-6k 4枚入 |
3,200~3,000 |
|
|
7-8k 6枚入 |
3,100~2,900 |
【セコガニ】
日本海のセコガニは12月末で終了します。卵の入りもよく品質も良好です。現在のところ3.0kg20入前後 4,000~3,600円/㎏で推移しています。
【ズワイガニ】
○ロシア 3.0kg4~5入中心ですが、例年より入荷量は少なく、相場は強含みで推移しています。年明けも引き続きこの傾向が続く見込みです。
○北海道(オオズワイガニ) 水揚げは例年並で3.0kg7~8入と小さめが多くなっています。入荷量は昨年並で相場は物価、燃料代の影響もあり強含みで推移すると思われます。
日本海の松葉ガニは兵庫、鳥取他から入荷が見込まれます。現在のところ水揚げは順調ですが、観光需要や、時化の影響もあり、浜値は強含みで推移しています。入荷量、相場共に昨年並を見込んでいます。
【毛ガニ】
北海道中心の入荷となりますが、現在のところ水揚げは少なめで推移しています。入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。
[12月予想相場]ズワイガニ・毛ガニ
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種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
|
ズワイガニ |
ロシア |
1.0~0.5kg/尾サイズ |
5,000~ 3,000 |
|
オオズワイガニ |
北海道 |
0.3kg/尾サイズ中心 |
3,500~ 1,500 |
|
毛ガニ |
北海道 |
1.0~0.8kg/尾サイズ |
20,000~10,000 |
|
0.7~0.3kg/尾サイズ |
8,000~ 4,000 |
||
|
松葉ガニ |
兵庫・鳥取 ・福井他 |
1.0kgUP/尾 |
25,000円/尾 |
|
0.8kg/尾 |
15,000円/尾 |
【国内物】
熊本、大分の陸上養殖物(1.8~1.0kg/尾中心)に加えて、長崎、香川方面の海面養殖の入荷が中心となります。夏の成育遅れはこれから回復に向かうと思われます。在池量は陸上養殖物と海上養殖物共に昨年並で推移しています。入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。
【中国物】
中国産の生産量は昨年並で推移すると思われ、現状の為替の状況では、相場も昨年並で推移する見込みです。国内物との価格差が詰まってくる事から入荷量は昨年同様、少なめで推移すると思われます。
[1・2月予想相場]養殖トラフグ
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産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
|
国 産 |
1.0kg/尾 |
4,800~2,000 |
|
800g/尾 |
3,600~2,000 |
|
|
中国産 |
1.0kg/尾 |
3,600~2,000 |
【活物】
○ウマヅラハギ 養殖物は愛媛、徳島中心の香川方面からの入荷となります。在池量は少なく入荷量は昨年より少なめを見込んでおり、相場は昨年並で推移すると思われます。天然物は徳島、兵庫中心の愛媛、石川方面からの入荷となります。水揚げは現在のところ、昨年並の少なめで推移しており、入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。
○カワハギ 養殖物は九州(大分、熊本、長崎)、四国(徳島、香川)他からの入荷となります。在池量が少なく、東京(豊洲)の引き合いが強く、15,000~8,000円/㎏と強含みで推移している事から大阪への入荷は少ない状況です。相場も強含みを見込んでいます。天然物は、徳島、兵庫方面からの入荷が中心となります。大型サイズは東京(豊洲)の引き合いが強く12,000円/㎏中心となっている為、大阪への入荷は小型サイズ中心で少ない見込みです。相場も昨年より強含みで推移すると思われます。
養殖物は共に稚魚導入数が少なかった事から在池量も少なく、ブリと一緒に飼育している為、ブリの出荷が進む、年末から年始にかけて底にいるハギも揚げる事から、年明け入荷数量は増えてきます。
【〆物】
九州(長崎、福岡)方面からの入荷が中心でしたが、水揚げが少なく浜高で地元消費の割合が増え、入荷量は減ってきています。
○ウマヅラハギ
富山中心の山陰(山口、島根、鳥取)方面、各地からの入荷になります。現在のところ水揚げが少ない事から入荷も少なめで相場は強含みで推移しています。12月に入りますと徐々に水揚げも増えてくると思いますが、年明け以降に順調に増える事は無いと思われ、入荷量は昨年並、もしくはやや少なめで推移すると思われ、相場も昨年並の強含みを見込んでいます。
○カワハギ
日本海(京都、福井、富山)方面からの入荷が中心となります。現在のところやはり水揚げは少なめで推移しており、小型でも刺身需要がある事から地元消費中心のため、浜相場は強含みで推移しており、入荷量は少なめとなっています。年明けもこの傾向は続くと思われ、入荷量は昨年並、もしくはやや少なめで推移すると思われます。相場も昨年並の強含みを見込んでいます。
○ウスバハギ
山陰(山口、島根)、新潟、長崎方面からの入荷が中心となります。現在のところ水揚げは見え始めており、順調な入荷で推移しています。年明けもこの傾向は続くと思われ、入荷量は昨年並もしくはやや多めで推移すると思われます。相場は九州方面の水揚げに影響を受けると思われますが、先月よりやや弱含みを見込んでいます。
【ムキウマヅラハギ】
原料の水揚げのタイミングが遅れ、数量がまとまらず、相場が高騰している事から、オーダー生産の傾向が強くなっています。鮮魚の浜相場が下がらなければ製造されない傾向にもあり、入荷のタイミングもずれてきています。相場も昨年より強含みで推移すると思われます。現在のところ東北(青森)方面から入荷しており、3.5kg25入前後4,600~4,500円/ケースで推移しています。年明けも保合いの相場で推移すると予想されます。
[1・2月予想相場]ハゲ類
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種 類 |
産 地 |
規 格(/尾) |
予想相場(円/kg) |
|
|
活物 |
養殖 ウマヅラハギ |
愛媛・香川・ 徳島他 |
700~300g |
5,000~2,500 |
|
天然 ウマヅラハギ |
兵庫・徳島他 |
700~300g |
2,500~ 700 |
|
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養殖カワハギ |
熊本・大分・ 長崎・香川・ 徳島他 |
500~400g |
6,000~5,000 |
|
|
天然カワハギ |
兵庫・徳島他 |
500~200g |
3,000~1,000 |
|
|
〆物 |
ウマヅラハギ |
山口・島根・ 鳥取・富山他 |
500~300g |
1,500~ 800 |
|
カワハギ |
京都・福井・ 富山・徳島他 |
300~200g |
2,300~ 800 |
|
|
180~150g |
1,800~ 700 |
|||
|
ウスバハギ |
山口・島根・ 高知・三重他 |
1,500~800g |
1,500~ 800 |
|
国内物は北海道(根室、羅臼、稚内、小樽)主体の入荷となり、宮城、鳥取からの入荷も始まります。なかでも根室・羅臼(北海道)産の製品は高品質となります。今年は海水温が高い事からスタートが遅れていましたが、品質も仕上がり良好となっています。現在のところ相場は4,500~1,000円/kgで推移しています。入荷量は徐々に増え、12月に入りますと品質はピークに達します。入荷量は天候にも左右され、水揚げ次第ですが昨年並を見込んでおり、相場も昨年並で推移すると思われます。輸入物のアラスカ産(アメリカ)は為替の影響もあり、入荷動向は今のところ未知数です。
[1・2月予想相場]タラ白子
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産 地 |
予想相場(円/kg) |
|
|
北海道 |
年明け |
4,000~1,000 |
|
年末 |
6,000~1,500 |
|
例年ならば、1月後半から2月初旬にかけて三陸(宮城)産の入荷が始まり、2月、3月より淡路(兵庫)、泉南(大阪)、鳴門(徳島)の瀬戸内方面から入荷が始まり、筍が出回る3月頃にピークを迎え、4月中旬まで入荷します。昨年は入荷が早く、1月、お正月明けから宮城で始まりました。水揚げは安定していましたが諸経費の高騰から相場は強含みでした。入荷量は昨年並を見込んでおり、相場は例年並の500円/kg中心からスタートすると思われます。2月下旬から3月上旬にかけて茎ワカメやメカブの入荷も始まります。相場は茎ワカメが例年並の300円/㎏中心(大阪湾)400円/㎏中心(徳島)、メカブも1,600円/㎏中心(宮城)のスタートになると思われ、水揚げの増加と共に徐々に下がって落ち着いてくるでしょう。天候によって成育、入荷が左右されていますのでご注意ください。生ワカメは早春の訪れを知らせてくれる旬の食材で、さっと湯通しすると目の覚めるような緑に変わり、歯切れの良い食感が持ち味です。
現在のところ、各地共昨年に増して成育状況が悪く、1年物も2年物も大量に斃死しており入荷量が極端に少ない状態が続いております。広島中心の入荷ではありますが、無理な出荷はできない状態です。年明けも広島、岡山、兵庫、三重、宮城、北海道(仙鳳趾:せんぽうし、厚岸)と各地からの入荷になりますが、今後の動向に注意が必要です。入荷は少なく、相場もかなり強含みで推移すると思われます。
殻付きは三重、宮城方面からの入荷が中心となります。入荷量は少なく相場は強含みで推移すると思われます。
[1・2月予想相場]カキ(むき身)
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産 地 |
種 類 |
予想相場(円/kg) |
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広島・岡山・兵庫 |
生食・パック |
3,000~2,500 |
|
広島・岡山・兵庫 |
加熱・パック |
3,000~2,500 |
|
三陸(宮城) |
生食・150gチューブ |
4,000~3,000 |
|
三重 |
加熱・5.0kg箱 |
5,000~4,000 |
[1・2月予想相場]殻付きカキ
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産 地 |
規 格 |
価 格(円/個) |
|
北海道 |
5.0kg30入 (160g) |
300中心 |
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宮城 |
5.0kg25入 (200g) |
250中心 |
|
三重 |
5.0kg50入 (100g) |
100中心 |
宍道湖 (島根)からの入荷が中心となり、鳥取からの入荷も見込まれます。北海道方面は例年、春先から入荷が始まります。現在のところ水揚げは昨年同様、順調な事から入荷量も順調に推移しております。中心サイズは小売向けのSサイズとなりますが、業務筋の需要の回復からL、Mサイズも順調な入荷が見込まれ、相場も昨年並で推移すると思われます。この時期、旬の寒シジミは土用シジミより多くの脂肪を蓄えており、栄養豊富で身のサイズも3倍ほど大きくなる為、プリプリで味も深みがあり美味しいのが大きな特徴です。
[1・2月予想相場]シジミ
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産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
|
島根(宍道湖)他 |
L |
1,200~1,000 |
|
M |
1,000~ 700 |
|
|
S |
700中心 |
滋賀(琵琶湖)中心の入荷となります。現在のところ時化で水揚げがまとまりません。年明けも変わらず今の状況が続くと思われ、入荷量は昨年と同程度を見込んでおり、相場も昨年並で推移すると思われます。2月頃から子持ちの魚も出てきます。大きなものは天ぷらやフライ、南蛮漬け、小さなものは佃煮がおすすめです。
[1・2月の予想相場]ワカサギ
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産 地 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
|
|
滋賀(琵琶湖) |
500g |
大 |
2,500~1,800 |
|
小 |
2,000~1,400 |
||
【平アジ】現在のところ、時化が続いておりますが石川、富山方面の定置物(330g/尾前後)が中心となり、脂があり品質は良好です。九州(長崎、佐賀)方面の小型巻網物はサイズが小型化の傾向にあり、山陰(山口、島根、鳥取)は水揚げが少なく遅れています。中心サイズは350~300g/尾で脂は薄いようです。年明けは石川、富山方面の定置物を主体に遅れ気味の九州(長崎、佐賀)の漁がずれ込めば続くかもしれません。入荷量は水揚げが遅れている事から昨年並と思われ、相場は強含みで推移すると思われます。
【丸アジ】九州(長崎)方面の巻網物、高知方面の定置物の入荷が中心となります。中心サイズは200~180g/尾とやや小型で、脂は薄い状態となっています。和歌山(紀州)方面は2月末頃まで休漁になります。入荷量は昨年よりやや少なめを見込んでおり、相場は昨年並で推移すると思われます。
【小アジ】現在のところ、兵庫(淡路)方面中心の入荷となり、三重の巻網物は少なめの入荷となっており、相場も昨年並の強含みで推移しています。年明け1月に入りますと高知方面からの入荷も見込まれます。入荷量は昨年よりやや少なめで、相場も昨年よりやや強含みで推移すると思われます。
豆アジに関してはシーズンオフである事から水揚げは少なくスポット入荷にとどまるでしょう。
[1・2月予想相場]アジ
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種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場 |
|
|
平アジ |
長崎・佐賀 |
巻網 |
400~300g/尾 |
1,000~ 500円/kg |
|
富山他 |
定置 |
400~300g/尾 |
1,200~ 500円/㎏ |
|
|
丸アジ |
長崎・ 和歌山他 |
巻網 巾着 |
200g/尾中心 |
700~ 400円/kg |
|
160g/尾中心 |
400~ 250円/㎏ |
|||
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小アジ |
兵庫・高知他 |
2.0kg40~50g/尾 |
700~ 500円/ケース |
|
【マサバ】現在のところ、九州(長崎、佐賀)方面の巻網物(600~500g/尾サイズ)日本海(石川、富山)、宮城の定置物(800~500g/尾サイズ)からの入荷となっています。北海道の巻網物は水揚げが少なく期待薄です。韓国物は今年の入荷は少なく、相場は4.5kg5入10,000~7,000円/ケース、4.5kg6入8,000~4,000円/ケースと強含みで推移しており、業務筋主体の荷動きとなっています。国内も水温の低下と共に徐々に魚は仕上がってくると思われますが、全般に遅れている事から今後の動向に注意が必要です。年明け1月からは宮城方面の定置物の入荷が中心になると思われます。中心サイズは700~500g/尾と予想されます。入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。
【ゴマサバ】高知、愛媛方面からの入荷が中心となります。現在のところ850~500g/尾サイズの水揚げがありますが脂が乗っており品質は良好です。年明けは例年ならばシーズンオフになっていきます。入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。
[1・2月予想相場]サバ
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種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/ケース) |
|
マサバ |
宮城他 |
5.0kg 8入 |
5,000~1,800 |
|
5.0kg 10入 |
3,500~1,500 |
||
|
5.5kg 12入 |
2,500~1,400 |
||
|
ゴマサバ |
三重・高知 |
4.8kg 8入 |
2,500~1,400 |
|
4.8kg 10入 |
2,200~1,400 |
★イワシ★
現在のところ、北海道のサンマ漁が終わりに向かっており、切り替わり始めましたがサイズのばらつきが見られます。相場は大羽2.0kg 100g/尾UPサイズ 1,300円/㎏UP、中羽4.0kg60~70g/尾サイズ 2,000~1,600円/ケースで推移しております。入荷は安定していますが、1月に入りますと徐々に終漁に向かっていくと思われます。中羽は青森海域で漁が始まり、宮城、千葉方面に水揚げしていますが、まだ数量的には多くありません。3.0kg60g/尾前後1,100~900円/ケースと高値安定で推移しています。小羽は鳥取(境港)に期待したいところですが安定せず、3.0kg30g/尾前後1,000~800円/ケースとこちらも強含みで推移しています。年明け1月に入りますと宮城、千葉方面の入荷が中心になってくると思われます。総じて入荷量は昨年並を見込んでおり、相場も昨年並で推移すると思われます。北海道の大羽イワシの水揚げが安定しておらず、冷凍のイワシの在庫も少ない状況なので、節分用(2月2日)の大羽イワシの動向には注意必要です。
[1・2月予想相場]イワシ
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種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/ケース) |
|
大羽 |
北海道 |
2.0kg 100g前後/尾 |
3,000~2,000 |
|
中羽 |
千葉他 |
4.0kg~3.0㎏60/80g/尾 |
2,500~2,000 |
|
中小羽 |
各地 |
3.0kg 40/50g/尾 |
1,300~1,000 |
これから年末に向けて焼鯛需要で相場が上がっていく時期となります。釣物、底曳物共に長崎・山陰(山口・島根)方面中心で入荷が見込まれます。現在のところ、中心サイズは400~300g/尾、相場は網物が600~400円/㎏、釣物が900~500円/kgで推移しています。長崎方面は水揚げがまとまり、順調な入荷で推移しています。年明けは例年相場も落ち着きますが、諸経費高騰の影響で、底堅い相場で推移するものと思われます。天候さえ良ければ順調な水揚げが見込まれ、入荷量、相場共に昨年並を見込んでいます。
[1・2月予想相場]レンコダイ
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種 類 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
|
釣物 |
400~300g/尾 |
1,200~600 |
|
網物 |
500~200g/尾 |
800~400 |
現在のところ、長崎方面の釣物(6.0~2.0kg/尾サイズ 品質:もう少し)2,000~900円/㎏、青森方面の定置物(20.0~5.0kg/尾サイズ 品質:良好)3,000~1,500円/㎏中心の入荷になっています。入荷状況は天候に左右される事が大きくなっています。年明けは、北陸(福井、石川)、富山(氷見)の日本海側の定置網物(6.0~2.5kg/尾サイズ)が加わり、青森方面の定置物(20.0~5.0kg/尾サイズ)、九州(長崎、佐賀、福岡)の巻網物、の入荷が見込まれます。入荷量は昨年並を見込んでいますが、脂が乗り、品質の向上と共に引き合いは一気に強まり相場も上がってきます。相場も昨年並で推移すると思われます。山陰(島根、鳥取)方面は枠の関係で見込み薄です
[1・2月予想相場]ヨコワ
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種 類 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
|
釣物(九州他) |
6.0~4.0㎏2入 |
2,500~ 800 |
|
巻網(九州他) |
6.0~4.0㎏2入 |
1,200~ 600 |
|
定置物 (東北・北陸他) |
10.0~ 5.0kg 1入 腹抜き |
3,500~2,500 |
|
10.0~ 5.0kg 1入 腹持ち |
2,500~2,000 |
【水ガレイ】宮城、福島、山陰(鳥取、島根)からの入荷が中心となります。現在のところ各地共、水揚げは少なく入荷は遅れています。年明けは日本海のカニ漁も落ち着き、水揚げは増えてくると思われますが、島根、鳥取方面は地元消費、加工需要も強い事が予想されます。入荷量は昨年並に少なめで相場も先月並の強含みで推移すると思われます。
【ササガレイ】島根主体の山口、福島方面からの入荷となります。現在のところ山口、島根方面からの入荷は安定しており、このまま継続するのではないかと思われます。福島はこれから入荷が増えてくる見込みです。入荷量は昨年並を見込んでおり、相場も昨年並で推移すると思われます。
[1・2月予想相場]水カレイ・ササガレイ
|
種 類 |
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/ケース) |
|
水ガレイ |
宮城・福島・ 福井 |
3.0kg 5~ 6入 |
3,200~2,000 |
|
3.0kg 7~ 9入 |
3,200~2,000 |
||
|
3.0kg 10~13入 |
2,400~1,800 |
||
|
鳥取・島根 (山陰) |
3.0kg 5~ 6入 |
4,500~3,000 |
|
|
3.0kg 7~ 9入 |
4,500~3,000 |
||
|
3.0kg 10~13入 |
4,500~3,000 |
||
|
ササガレイ |
山口・島根 |
2.0kg 6~20入 |
4,500~1,200 |
福井、兵庫、山陰(鳥取)の日本海方面中心の入荷となります。現在のところ、兵庫中心に福井他からの入荷となっていますが昨年同様水揚げが少なく、時化の影響もあり、相場はかなり強含みで推移しています。年明けには例年ならカニ漁も落ち着き、天候さえ良ければ赤ガレイの漁はまとまってくるところですが、今年はどうなるか未知数です。入荷量は昨年より少なめと思われ、相場も昨年より強含みの先月並で推移すると思われます。
[1・2月予想相場]赤カレイ
|
産 地 |
規 格 |
予想相場(円/ケース) |
|
兵庫・鳥取他 |
8.0~7.0kg 9~12入 |
8,500~6,500 |
|
8.0~7.0kg 15入 |
9,500~6,500 |
|
|
8.0~7.0kg 20入 |
8,500~6,500 |
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|
福井(越前) |
6.0~4.5kg 9~12入 |
6,000~5,000 |
|
6.0~4.5kg 15入 |
6,000~5,500 |
|
|
6.0~4.5kg 20入 |
6,000~5,500 |
現在のところ、水揚げは長崎(対馬)、山口(特牛)のみにとどまっており、2半、3立の小型サイズ中心の少量入荷となっています。相場も水揚げも少なく冷凍相場も強い事から強含みで推移しており、このまま年末を迎えそうな気配です。加えてよく肥えて「ぶどいか」と呼ばれる時期ですので評価も高い時期です。1月も長崎(壱岐・対馬)、山口(下関・特牛)、島根、鳥取方面からの入荷が中心となりますが、冷え込みの影響も予想され、引き続き不透明な状況が続くと思われます。天候の影響で時化により水揚げが減る為、入荷は一層不安定となり、相場の変動も大きくなります。各サイズの入荷がありますが、全体な入荷量は少ないと思われ、冷凍製品の販売が中心になると思われます。相場も昨年同様、強含みで推移すると見込んでいます。
[1・2月予想相場]ケンサキイカ
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規 格 (約4.0kg入) |
予想相場(円/ケース) |
|
2立( 8~14入) |
30,000~20,000 |
|
2半(18~22入) |
25,000~13,000 |
|
3立(24~28入) |
15,000~ 9,000 |
【生鮮物】
○脂物
生鮮の脂物の入荷は国産養殖本マグロ中心となり、長崎中心の鹿児島、山口、大分、高知、三重、和歌山方面他からの入荷となります。各地、新物の2年魚に切り替わり(60~50kg/尾中心)と小型化しましたが少しずつ大きくなってきています。成育も入荷も順調が見込まれ、相場は先月よりやや高値で推移すると思われます。天然物の本マグロは、宮城、青森、北海道の延縄物、青森、北海道の釣物の入荷が見込まれます。各地共、順調な水揚げとなっております。例年並の入荷を見込んでおり、相場も先月と保合いで推移すると思われます。
○赤身
生鮮のキハダの国内物は宮崎、高知、和歌山の延縄物中心の入荷となります。品質は向上し、入荷量は例年並を見込んでいます。相場も昨年並で推移すると思われます。輸入物の入荷は、水揚げはあるものの品質や為替の問題から引き続き少量にとどまると思われ、インドネシア方面が中心になるでしょう。入荷量、相場共に昨年並を見込んでいます。
【冷凍物】
○脂物
冷凍の脂物は静岡水揚げのインドマグロが主体となります。入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。地中海の畜養本マグロに関しては、新物の入荷も始まりました。入荷量は昨年並を見込んでいますが、年末需要も終わり、相場も一旦落ち着き、先月よりやや弱含みで推移すると思われます。
○赤身
冷凍のキハダ、メバチ共に静岡水揚げ、台湾・中国船籍物の入荷が中心となります。太平洋の漁場も、大西洋の漁場も共に品質は安定し水揚げも順調で、入荷量は現状より増えていると思われます。入荷量は昨年並を見込んでいますが、相場は在庫が年末需要に合わせて出荷され強含み傾向でしたが、年末を過ぎると相場は落ち着き昨年よりやや弱含みで推移すると思われます。
現在のところ、ノルウェーの入荷のピークが早かった影響で在池量が減少し、入荷が減少しており、オーストラリア(タスマニア)、チリ(入荷は不安定)の需要が増しております。韓国の引き合いが強く相場が下がらない状況となっております。カナダ産は殆ど入荷がありません。チリはフィーレ主体のセミドレスも入荷があります。年明けからはカナダ主体の入荷になってくると思われますが、引き合いが強いため相場は未知数です。入荷量は先月よりやや多く、相場も先月より強含みで推移すると思われます。
[1・2月予想相場]養殖アトランティックサーモン
|
産 地 |
種 類 |
規 格 |
予想相場(円/kg) |
|
ノルウェー |
SD |
6.0~5.0kg/尾 |
2,800~2,100 |
|
5.0~4.0kg/尾 |
2,800~2,100 |
||
|
フィーレ |
6.0kg前後 4枚中心 |
4,000~3,200 |
|
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オーストラリア (タスマニア) |
SD |
6.0~5.0㎏/尾 |
2,800~2,100 |
|
5.0~4.0㎏/尾 |
2,800~2,100 |
||
|
チリ |
フィーレ |
13.5kg 9枚入 |
2,800~2,500 |
|
SD |
6.0~5.0kg/尾 |
2,500~2,000 |
|
|
カナダ |
SD |
6.0~5.0㎏/尾 |
2,500~2,000 |
|
5.0~4.0㎏/尾 |
2,500~2,000 |
千葉県産(銚子物)の大型サイズ(40尾~50尾/5kg)は少なく、大型サイズについては、在庫も無く提案できない状況です。70g/尾以下の小型サイズが中心となったことから、販売に関しては担当者にお問い合わせいただきますようお願い致します。
[1・2月予想相場] 塩イワシ
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産 地 |
規格 |
相場(円/ケース) |
|
千葉(銚子) 前浜物 |
5.0kg 40尾 |
在庫無し |
|
45尾 |
在庫無し |
|
|
50尾 |
在庫無し |
|
|
70g/尾 |
70~65円/尾 |
入荷の中心となる兵庫(淡路)以外は、高知・和歌山・愛知・静岡の各産地ともに低調な入荷が続いております。各産地とも良品はごく僅かで、サイズについては大型~中型のものが中心となっています。長期に及ぶ水揚げ不足の状況から、相場は強含みで推移しており、緩やかながらも高騰を続けております。
[1・2月予想相場] しらす釜揚げ
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産地 |
規格 |
予想相場(円/㎏) |
|
徳島・兵庫・和歌山・愛知・静岡 |
1kg/箱・2kg/箱 |
4,000~3,000 |
【いわしみりん】・・原料となる片口いわしは、千葉県産をはじめ全国的に原料確保が難しい中、製品価格は高値安定が続くと予想されます。
【さばみりん】・・ノルウェー原料の国内搬入大幅減に加え。北東大西洋サバにおいても漁獲量の大幅減から、欧州原料の搬入が無くなり、原料相場も1月には更なる値上げが予定されております。益々、国産の需要が増えることから国産相場も強含みで推移しております。
【ししゃもみりん】・・ノルウェー・アイスランド共に少量の原料搬入はありますが、製造が需要に追い付いていない状況です。製品価格は強含みで推移しており、1月には更なる値上げになると予想されます。
[1・2月予想相場] みりん干し
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魚 種 |
産 地 |
サイズ |
予想相場(円/kg) |
|
片口イワシ |
千葉 |
2kg 80枚 |
3,200~2,800 |
|
サバ |
国産(品薄) |
各サイズ |
1,900~1,500 |
|
アジ |
タイ・ベトナム |
各サイズ |
2,200~1,900 |
|
ママカリ |
タイ・ベトナム |
各サイズ |
2,100~1,800 |
|
シシャモ(品薄) |
ノルウェー・アイスランド |
各サイズ |
3,300~3,100 |
例年なら年明けから兵庫産・富山産の解凍物が入荷しますが、昨年の不漁の影響で解凍物の案内は殆ど無く、新物提案は早くなる予想です。1月中旬より兵庫・鳥取で解禁となり、富山については2月下旬から3月上旬にかけての解禁となる見込みです。新物相場は高値スタートになる予想です。
ウルメ上乾の原料主要産地である四国(徳島・高知・愛媛)では水揚げの少ない状況が続き、今後も厳しい状況が続くものと予想されます。不安定な状況に加え、諸経費の大幅な高騰が影響し、製品価格についても強含みで推移すると予想されます。
[1・2月予想相場] 丸干し
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種類 |
規格 |
予想相場 |
|
ウルメ上乾(品薄) |
小(約9~10cm) |
4,500~4,000円/㎏ |
|
〃 (品薄) |
中(約11~12cm) |
4,000~3,700円/㎏ |
|
ウルメ若干(品薄) |
15~10尾 |
220~ 150円/本 |
【真アジ】・・長崎をはじめ国内の水揚げ状況は期待ができず、加工原
料の確保は難しい状況が続いております。韓国物を中心に加工・販売
しておりますが現地からは強含みのオファーが来ており、状況の改善が
なければ値上げは必須の状況です。
【カマス】・・相場は強含みで推移しており、九州・長崎をはじめその他地域でも時化が続くと予想されることから、まとまった水揚げは難しいと予想されます。
【真ホッケ】・・12月25日には噴火湾の定置網漁が終了し、寿都での定置網のみとなりますが、時化が続く予想から水揚げの増加は望めないと予想されます。原料品薄に加え、各メーカーの製品在庫も僅かなことから、今後の製品供給は不安定な状況が続き、相場は高止まりの状況が続くと予想されます。
【サンマ】・・北海道産・三陸産共に鮮魚出荷が多かった為に大型・中型の脂の乗った開き用の原料は少なく漁前半の台湾産船凍品の原料がお勧めになってきます。
[1・2月予想相場] 開物
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品名 |
原料 |
サイズ(g/枚) |
予想相場(円/枚) |
|
真アジ開 |
長崎・韓国 |
200~ 80 |
350~100 |
|
真ホッケ開 |
北海道 |
350~130 (品薄) |
320~200 |
|
カマス開 |
島根・長崎 |
250~ 80(品薄) |
350~150 |
|
サンマ開 |
国内・台湾 |
110~ 80(品薄) |
250~100 |
漁期が終わりに近づいていますが、ほとんど水揚げの無い状況が続いております。また、兵庫県産のものについてもサイズの大きいものが殆どになってきました。価格は高値疲れがあるものの、高止まりの状況が続き、今後も同様の動きが見られると予想されます。今後の水揚げに期待したいところです。
[1・2月予想相場] ちりめん
|
種 類 |
産 地 |
相場(円/kg) |
|
上品 |
兵庫 |
5,000中心 |
|
並品 |
兵庫 |
4,000中心 |
年末の需要期が過ぎ、1月は荷動きの悪い時期を迎えます。2025年度は各メーカー共に荷動きが良くない状況が続いているので年明けには条件を出してくるのではと予想されます。ロシア・アメリカにて12月から始まった漁は2月頃から本格化し3月頃から入札が始まると予想されます。漁次第で夏から秋頃にかけての相場の大筋が見えてくるものと予想されます。
[1・2月予想相場] 辛子明太子・助子
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種 類 |
予想相場(円/kg) |
|
塩助子 |
3,000~2,000 |
|
辛子明太子 上品 |
3,000~2,000 |
|
辛子明太子 並品 |
2,000~1,500 |
アメリカ産・ロシア産共に自国内消費が高く、ヨーロッパからの引合いも強い為、相場は強含みで推移しており、国内搬入は極めて少量の予想です。また、為替や国内在庫の変動次第で国内相場も大きく動く可能性もあり、販売は難しい状況と予想されます。チリ産銀鮭の現在の相場は強含みへ転換するとの予想です。秋鮭の水揚げは過去最低となった昨年の半分以下の1万5千トンを下回るペースで推移していることから、浜相場は高騰しており、製品の確保は難しい状況です。
[1・2月予想相場] 塩紅鮭
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産 地 |
サイズ |
予想相場(円/kg) |
|
ロシア |
6尾入/17.5㎏ |
3,200~2,900 |
|
7尾入/17.5㎏ |
3,000~2,700 |
|
|
8尾入/17.5㎏ |
2,800~2,500 |
|
|
9尾入/17.5㎏ |
2,600~2,300 |
|
|
北海道 |
2.0㎏/尾中心 |
在庫無し |
年明けより、北欧・国産の原料相場高騰を受けて各社の製品価格が上昇しております。ゴマサバを利用したお値打ち商品の提案もお勧めします。
[1・2月予想相場] 塩紅鮭
|
産 地 |
サイズ(8㎏/尾数) |
予想相場(円/ケース) |
|
ノルウェー (加工地:銚子) |
14尾入/(品薄) |
18,000中心 |
|
16尾入/(品薄) |
15,000中心 |
|
|
18尾入/(品薄) |
15,000中心 |
|
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20尾入/(品薄) |
15,000中心 |
身も肥えていき卵を持つようになりますが、時化のため出漁が出来ない日が増えると予想されるため製品は品薄になると予想されます。
[1・2月予想相場] 干しガレイ類
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種類 |
サイズ |
予想相場(円/箱) |
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笹ガレイ |
2kg 10~18入(品薄) |
6,500~5,000 |
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水ガレイ |
2kg 10~18入(品薄) |
4,000~3,500 |
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エテガレイ |
2kg 10~18入(品薄) |
3,500~3,000 |
アメリカ産、ロシア産共にマス卵については現在案内できるフリー在庫は在りません。商品の確保は非常に難しく、輸入マス卵は年明け後も厳しい状況が続く予想です。今年の北海道産秋鮭漁による現在の水揚げは、過去最低だった昨年よりも半分以下の1万5千トン割れとなっており、新物相場はそれぞれ昨年のほぼ倍価格となっております。
秋鮭の原卵が少ないことから、輸入のチャム卵への需要が増え「チャムイクラ」の製品も品薄の状況です。
[1・2月予想相場] 塩いくら・味付けいくら
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種 類 |
予想相場(円/kg) |
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国内産(秋子) |
塩いくら(新物) |
33,000~29,000 |
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味付けいくら(新物) |
31,000~25,000 |
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ロシア産(マス) |
味付けいくら(ヒネ物・品薄) |
12,000~10,000 |
【養殖ブラックタイガー】・・インド産に関しては端境期に入ってくるので、浜値の大きな下げなどは無いものと予想されます。インドネシアでは先月同様、対米向けの成約残に追われている状況です。そのため、他国に向けてのオファーが殆ど無い状況になっております。年明けまでの成約は決まっており、引き続き相場は強含みで推移すると思われます。国内市況に関して、インド産集約玉は為替の影響等もあり相場はやや強含みとなり、各社様子見で荷動きが少ない状況です。インドネシア産の国内在庫は品薄状況のため、相場は強含みで引き続き推移すると予想されます。26/30以下サイズに関しては両産地ともに国内在庫が少ないため、引き続き相場は強含みで推移すると予想されます。
【養殖バナメイエビ】・・インド産に関して、現地では2ndクロップのオファーが出始めている状況になります。サイズ的には31/40辺りが中心になる見込みです。1stクロップに比べ、稚エビの投入量は6割ほどのため、搬入増とは成らず相場の下げは無いものと思われます。国内在庫に関しても、実需ベースでの荷動きになるため、相場は横ばいで推移すると予想されます。16/20サイズより上は、2ndクロップではほぼ入荷が無いので、大型サイズの相場はやや強含みで推移すると思われます。
エクアドル産に関しては、現地相場が反転しており、相場は強含みの状況です。アメリカ、EU向けの販売が好調で、日本向けのオファーが出にくい状況になっており、中国の旧正月に向けての成約もあり、しばらく相場は強含みで推移するものと思われます。国内在庫に関しては、安いフリー玉が殆ど出てこない状況になり、各サイズで引き合いが強い状況が続くと予想されます。
【アルゼンチンアカエビ】・・各社新物が入荷している状況です。これまでの品薄状況は解消されましたが、価格は各社キロあたり3,200円以上を唱えて来ております。国内在庫に関して、新物搬入で浮いてくる予想であったヒネ在庫が無かったことや、為替の影響もあり相場は強含みで推移すると思われます。L3は今回の漁でほとんど獲れていないようなので、来年の9月頃まで品薄状態が続く見込みです。
[1・2月予想相場] 冷凍エビ ※1ポンド:約450g
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種類 |
サイズ(1ポンドあたりの尾数) |
予想相場(円/枚) |
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養殖BT |
13/15(品薄) |
7,800~7,600 |
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16/20 |
6,600~6,200 |
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21/25 |
6,400~6,000 |
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26/30(品薄) |
5,800~5,400 |
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31/40(品薄) |
5,400~5,000 |
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養殖バナメイ |
13/15(品薄) |
5,800~5,400 |
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16/20 |
5,200~5,000 |
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21/25 |
4,600~4,400 |
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26/30 |
4,200~4,000 |
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31/40 |
3,800~3,600 |
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種類 |
サイズ(1㎏あたりの尾数) |
予想相場(円/㎏) |
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アルゼンチン アカエビ |
L1 (10/20)(品薄) |
3,200中心 |
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L2 (20/30)(品薄) |
3,200中心 |
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L3 (30/40) |
在庫無し |
【チリ産養殖銀鮭】・・11~12月からは本格的に新シーズン玉が搬入される見込みとなりますが、チリサイドが日本国内相場の上昇を予想し、オファーを渋ったことで安い国内物の案内が無くなりました。1・2月相場は、11~12月の流れを継続する形で原料・トリムともに横這いから若干の強含みの傾向となることが予想されます。
【養殖トラウト】・・1月以降の相場についても搬入が限定的であることから、国内在庫が限定的なトリムCを中心に、原料・トリムともに横這い~強含みにて堅調に推移するものと予想されます。
【紅鮭】・・アラスカ・ロシア両産地ともに2025年シーズンはおおよそ終漁しています。両産地共に国内需要が強く、日本への搬入量は昨年度水準から若干の減少見込みになります。12月の原料市況も高値横這い推移となっており、1・2月もこの流れが継続するものと予想されます。製品相場については、随時新物への切り替えタイミングから上方へ修正していくと予想されます。
[1・2月予想相場] 鮭鱒 ※1ポンド:約450g
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魚 種 |
サイズ(ドレス1尾あたり) |
予想相場(円/㎏) |
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紅 鮭 (ロシア産・アメリカ産) |
一級(2ポンド~4ポンド/尾) |
1,400~1,300 |
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一級(4ポンド~6ポンド/尾) |
1,650~1,550 |
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一級(6ポンド~9ポンド/尾) |
在庫無し |
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トラウト(ノルウェー産) |
(2ポンド~4ポンド/尾) |
在庫無し |
|
(4ポンド~6ポンド/尾) |
1,550~1,500 |
|
|
(6ポンド~9ポンド/尾) |
1,650~1,550 |
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銀 鮭(チリ産) |
(2ポンド~4ポンド/尾) |
1,300~1,200 |
|
(4ポンド~6ポンド/尾) |
1,400~1,300 |
|
|
(6ポンド~9ポンド/尾) |
1,300~1,200 |
国産ムラサキイカのロールは相場変更ありません。中国産アカイカのロールイカの相場は、若干弱含みです。
[1・2月予想相場] ロールイカ
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種 類 |
原料産地地 |
荷 姿 |
サイズ(/5kg) |
相場(円/kg) |
|
ムラサキイカ |
北海道・青森沖太平洋 |
5kg×2 |
8尾 |
1,350中心 |
|
中国 |
5kg×2 |
10尾 |
1,300中心 |
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アカイカ |
中国 |
5kg×2 |
36尾 |
950中心 |
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40尾 |
950中心 |
|||
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50尾 |
950中心 |
国産ヤリイカ・ケンイカの冷凍製品は品薄状態が続いております。製品については、現物在庫が出てくればご案内可能な状況となります。モロッコ産ヨーロッパヤリイカ原料のIQF建て替え製品が出来てきました。
スキンレス紋甲製品はスリランカ・パキスタン産を中心に品揃えしております。品質については良品の商材です。また今後、オマーン産の搬入も予定しております
[1・2月予想相場]ヤリイカ/ケンサキイカ/ヨーロッパヤリイカ
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種類 |
原産地 |
荷姿 |
サイズ |
相場(円/㎏) |
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ヤリイカ ケンサキイカ ヨーロッパヤリイカ |
長崎県 山口県 |
5kg×2 |
16/20尾/5kg(品薄) |
3,800中心 |
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21/25尾/5kg(品薄) |
3,600中心 |
|||
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26/30尾/5kg(品薄) |
3,500中心 |
|||
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モロッコ |
10kIQF建替 |
GG(1kup/尾) |
3,800中心 |
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G(0.7~1.0k/尾) |
3,500中心 |
[1・2月予想相場] 紋甲イカ (スリランカ、パキスタン等)
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種類 |
荷姿 |
サイズ(g/枚) |
相場(円/㎏) |
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スキンレス紋甲イカ |
10kg/ケース |
1kgUP |
4,300中心 |
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5kg/ケース×2 |
700~1,000g |
4,300中心 |
|
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500~ 700g(品薄) |
4,300中心 |
||
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400~ 500g |
4,300中心 |
||
|
300~ 400g |
4,300中心 |
国産船凍スルメイカについては、小型サイズが中心ですが、提案可能な状況です。陸凍物については、トロール物の国内IQF立替商品で、大型サイズが有るものの、数量は限定的で相場は高値維持の状況です。ツボ抜きイカについては、マツイカ原料が安定しており相場・在庫共に安定しております。
[1・2月予想相場] スルメイカ・マツイカ
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種 類 |
原産地 |
サイズ(8kg/箱) |
相場(円/ケース) |
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船凍スルメ |
石川県・青森県 他 |
36/40尾/8㎏ |
13,800円前後 |
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41/45尾/8㎏ |
9,000円前後 |
||
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種 類 |
原産地 |
サイズ(10kg/箱) |
相場(円/ケース) |
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陸凍スルメ |
三陸、富山県 長崎県 |
26/30尾/8kg(品薄) |
20,000中心 |
|
31/40尾/8kg(品薄) |
20,000中心 |
||
|
種 類 |
原産地 |
サイズ(尾/7.5㎏)) |
相場(円/ケース) |
|
ツボ抜き スルメ |
中国 |
40尾/7.5㎏ |
11,000中心 |
|
50尾/7.5㎏ |
11,000中心 |
||
|
ツボ抜き マツイカ |
中国 |
40尾/7.5㎏ |
9,500中心 |
|
50尾/7.5㎏ |
9,500中心 |
モロッコ・モーリタニアにて冬漁が始まっています。モーリタニアでは12月15日より、モロッコは1月からタコつぼ漁が始まる予定です。現地サイドはEUの消化状況の様子を見ながら開始してきています。日本側にとっては、国内の消費も落ち込んでいる状況ですが、春需に向けては買わざる得ない状況も予想されます。当面の相場状況に変化はないと予想されます。3月以降の需要期に向けて冬漁の漁獲状況が注目されます。
原料のドル価は下がる見込みがなく、若干上がってきており、為替も悪いためまだまだ相場が上がる事が予想されます。国内の原料製品状況においては、各商社・荷受は毎月値上げの状況であり、早めの在庫確保、もしくは別種のカレイをテスト販売していかなければならない状況です。
[1・2月予想相場] カラスガレイ
|
サイズ(kg/1尾あたり) |
予想相場(円/kg) |
|
0.5/1.0 (品薄) |
1,550~1,500 |
|
1.0/2.0 (欠品) |
1,600~1,550
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太平洋原料のドル価は上昇しており、入札価格も中国からの引き合いが強く依然として強含みの状況です。国内の製品、原料相場も急激に上がりつつあり、国内の原料搬入量も相当数少なくなると予想されます。大西洋新物原料については、欧州をはじめ中国からの引き合いも強く高値横ばいのままですが、太平洋が高値の為に値差が少なくなっている事から引き合いが強くなっている状況です。大西洋・DAP共に一部在庫の少ないサイズが在るものの、多いサイズも在り定番での売先の継続をお願い致します。
[1・2月予想相場] 赤魚(大西洋)
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規格(1尾あたり) |
荷姿 |
予想相場(円/kg) |
|
700gUP(品薄) |
7kgx3 |
830中心 |
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500g~700g(品薄) |
7kgx3 |
780中心 |
サワラ・サゴシの本格的な水揚げが始まりましたが、韓国の浜値は去年よりも高くなっております。国内相場は、まだ比較的安定しておりますが、新物の値段によっては相場の変動があると思われます。
大西洋サバについてはヨーロッパ大手缶詰メーカーの買いが強く、日本へのオファーは極端に減っております。来期の枠が70%減枠推奨された影響もあり、原料相場はさらに高騰しております。製品相場も上がり続けており、フリー在庫が少なくなってきています。国産マサバ・中国マサバに関しても大西洋サバの影響により昨年より浜値が高騰しております。
[1・2月予想相場] 南方凍魚
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魚種 |
予想相場(円/kg) |
|
サワラフィーレ |
1,450~1,300 |
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サゴシフィーレ |
1,000~ 900 |
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シルバードレス |
600中心 |
|
サバラウンド400/600g |
900~ 850 |
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サバラウンド600gUP |
1,000~ 950 |
【アラスカ産】・・今期の漁獲枠(TAC)がズワイガニ同様、前年から少量の増枠となりました。しかし、米国内相場への影響はほとんどなく、昨年同様に高値維持の予想です。
【ロシア産】・・中・韓からの活需要が依然として強く、引き続き日本国内への冷凍品搬入量は減少傾向にあります。極東産は活で中・韓へ高値で流通されていますが一時に比べ若干相場は落ち着いている様子です。依然として、冷凍品は高値維持で日本側は買い付けに対して消極的です。バレンツ産は3L-5Lサイズを中心に年明け以降に搬入予想となっております。極東産の搬入量は少量との予想もあり、今期より相場は強含みとの予想です。なお、漁獲枠発表を受け、9月~10月頃から操業がスタートしています。新物はボイル製品を中心に年明けごろに具体的なオファーが出てくるため、慎重な買い付けが求められます。
[1・2月予想相場] タラバガニ:2025年産予想相場(円/kg)
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サイズ(3㎏製品) |
生タラバガニ(米国) |
生タラバガニ(ロシア) |
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6L |
16,000中心 |
8,000中心 |
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5L |
16,000中心 |
8,000中心 |
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4L |
16,000中心 |
7,500中心 |
【ロシア産】・・中国の活蟹需要が引き続き強含みで推移しており、その影響で日本国内への搬入量が減っておりますが、秋漁のボイルズワイの入札があり、入札額は昨年より、数ドル/kg下げ傾向にあります。
【アラスカ産】・・今期の漁獲枠(TAC)が昨年比で80%増枠となったものの、大半がアメリカ国内向けで消化される見込みで、相場変動の可能性は少なく高値維持が予想されます。日本国内への搬入はごく少量と予想されます。
【カナダ産】・・米国がロシアへの禁輸制裁を継続しているため、カニの買い付けが、自国・カナダ・ノルウェーに限定されるため、カナダは新物原料価格を5/8onzを中心に高値で提示しています。8onz upは相場が高くなりすぎていることもあり、若干の下げ相場になると予想されます。依然として日本側は高値相場についていけず、米国産ズワイ同様に来期の搬入量は少量となる見込みです。
[1・2月予想相場]ズワイガニ:2025年産物相場(円/kg)
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サイズ |
生ズワイ(ロシア) |
ボイルズワイ(カナダ) |
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5L |
4,700~4,500 |
在庫無し |
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4L |
4,400~4,200 |
在庫無し |
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3L |
4,400~4,200 |
5,200~5,000 |
|
2L |
4,500~4,000 |
5,000~4,500 |
オホーツク各漁場の水揚げは計画数量の下振れ・歩留まり低下等が要因となり予定よりも早く終漁する見込みです。根室・野付地区においても水揚げが始まっていますが、例年と比較するとオホーツクと同じく歩留まりが悪いと予想されます。小型サイズに関しては、一旦相場が落ち着いている印象ですが、大型サイズは引き続き海外を中心に需要が増すと予想されます。
[1・2月予想相場] ホタテ柱
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サイズ |
予想相場(円/kg) |
|
|
L |
21/25 |
10,000中心 |
|
M |
26/30 |
9,000中心 |
|
S |
31/35 |
8,000中心 |
|
2S |
36/40 |
7,500中心 |
|
3S |
41/50 |
7,000中心 |
|
4S |
51/60 |
6,500中心 |
|
5S |
60/80 |
6,000中心 |
越年在庫はほぼ消化され、市中の荷物は9割以上が新物になりました。春先に提示された昨年の倍である2,000円/㎏以上といった価格は消
化を鈍らせるため、消費は伸び悩んでいます。また、来年度の噴火湾の水揚げ数量は半減し、浜値は高騰と予想されていますので年明け以降の相場は不透明と予想されます。
[1・2月予想相場] ボイルホタテ
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サイズ(粒数/㎏) |
国内産相場(円/kg) |
|
|
2L |
16/20 |
2,200中心 |
|
L |
21/25 |
2,200中心 |
|
M |
26/30 |
2,200中心 |
|
S |
31/35 |
2,200中心 |
|
2S |
36/40 |
2,200中心 |
|
3S |
41/50 |
2,200中心 |
【国産】
12月から国内における本年度のシラス漁が開始となります。「昨年に引き続き豊漁」「本年度は減産」といった二極化した予想が立てられていますが一足先に解禁となった台湾では現状は不漁との報告です。愛知・九州共に活鰻相場は一旦下げ止まりとなっていますが本年度シラス漁次第で大きく動く予想です。
[1・2月予想相場] 国産活鰻相場
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産地 |
サイズ(尾/㎏) |
予想相場(円/kg) |
|
愛知 |
3P |
3,300中心 |
|
4P |
3,400中心 |
|
|
5P |
3,600中心 |
|
|
鹿児島 |
3P |
3,500中心 |
|
4P |
3,800中心 |
|
|
5P |
3,800中心 |
【中国産】
ロストラータ種の20尾~30尾を中心とした太物は米国・ロシア向けの需要が大きく、国内相場が高騰している状況です。国産と同じく本年度のシラス漁次第で来年搬入される製品価格は変わる見込みですが、昨年度の約100トンの大豊漁の影響は大きく現状のロストラータ種との価格差はかなり縮まっていくと予想されています。
[1・2月予想相場] 中国産鰻蒲焼(ジャポニカ種・ロストラータ種)
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規格(尾数/10kg) |
予想相場(円/kg) |
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25尾 |
2,200中心 |
|
30尾 |
2,300中心 |
|
35尾 |
2,450中心 |
|
40尾 |
2,650中心 |
|
45尾 |
2,800中心 |
|
50尾 |
3,000中心 |