株式会社うおいち 商品情報 2025年06月号

カツオ
鮮魚

現在のところ、鹿児島、宮崎、千葉方面からの入荷が中心となり、和歌山からの入荷も少しずつ増えている状況となっています。鹿児島、宮崎方面が2.01.5kg/尾サイズ中心で、千葉、和歌山は4.03.0kg/尾サイズの大型中心となっています。6月に入りましても、この状況は続くと思われ、鹿児島、宮崎、和歌山千葉、各地からの順調な入荷となり、入荷量は昨年より少なめで相場も昨年より弱含みで推移すると思われます。小型サイズは冷凍、加工の指値が入っており、底堅いものになるでしょう。

6月予想相場]カツオ

産 地

規 格

予想相場(/kg)

和歌山

(ケンケン)

4.03.0kg/

2,0001,500

2.52.0kg/

1,6001,300

鹿児島・宮崎

2.01.7kg/

 700~ 400

千葉

4.03.0kg/

1,200~ 800

 

メイタガレイ
鮮魚

【〆物】現在のところ、福島を中心に宮城、兵庫(淡路)、大分方面から順調な入荷が続いています。6月に入りましても、引き続き、福島、兵庫(淡路)を中心に宮城、大分他からの入荷が見込まれます。入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。鳥取(境港)を中心に小型底曳網漁も解禁となり、少ないながらもナガレメイタガレイ(バケメイタ)の入荷も始まります。

 

6月予想相場]メイタガレイ

種 類

規 格

予想相場(円/kg

〆物

200gUP/

2,0001,500

150g前後/

2,0001,500

100g前後/

1,250~ 500

100g以下/

1,000~ 200

サワラ
鮮魚

現在のところ、和歌山(定置)、石川中心の水揚げが順調なことに加えて、瀬戸内(愛媛、香川、岡山、兵庫)の刺網漁が始まり、順調に推移している事から多くの水揚げが期待されます。サイズは4.03.0kg/尾サイズ中心になっています。サゴシは北陸(福井、石川)方面中心ですが少なめとなっております。6月に入りますと、瀬戸内方面の入荷から北陸(福井、石川)方面の定置物に移り変わっていくため、入荷量は水揚げ次第となります。規格は1.0kg/尾サイズが多く、相場は昨年並で推移すると思われます。国内物がある事や、為替の影響もあり、韓国産の入荷は見込み薄でしょう。

[6月予想相場]サワラ・サゴシ

産 地

規 格

予想相場(/kg)

国内各地

2.0kgUP/

2,0001,200

2.01.5kg/

1,500~ 800

800600g/

1,000~ 600

 

サヨリ
鮮魚

現在のところ、鳥取、兵庫(淡路)、愛知等、各地順調な入荷が続いております。6月に入りますと、兵庫(淡路)からの入荷は終わりますが、現在の産地に加えて、愛知を中心に引き続き順調な入荷がある見込みで、サイズも徐々に大きくなってきます。ハイシーズンを終えて需要は落ち着き、入荷量、相場共に昨年並で推移する見込みです。韓国産は産卵期に入り、漁は終了します。入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。

 [6月予想相場]サヨリ

産 地

規 格

予想相場(円/㎏)

鳥取・愛知 他

10080/

5,5003,000

8060/

3,5002,000

5030/

1,200~ 400

タチウオ
鮮魚

現在のところ、熊本(網物・釣物)主体に、大分・千葉からの入荷も見込まれます。他は各地共、少量の水揚げが続いている状況です。長崎の釣物は今年も少なめで推移しました。相場も強含みで推移しています。6月に入りましても熊本中心の入荷になり、千葉からの入荷も続きそうです。サイズは徐々に大きくなってくると思われますが、関東方面の引き合いが強い予想です。水揚げは昨年よりさらに少なめと思われ、入荷量も昨年より少なめで推移すると思われます。相場は引き続き強含みを見込んでいます。

6月予想相場] タチウオ

規 格

予想相場(/kg)

釣 物

網 物

1.0kgUP/

5,0001,000

6,000中心

800g前後/

4,000~ 800

5,500中心

500g前後/

3,500~ 600

5,000中心

300200g/

2,500~ 300

4,500中心

タコ
鮮魚

現在のところ、昨年並の水揚げが続いており、兵庫(淡路)方面を中心に2.01.5kg/尾サイズ2,500/kg中心、1.31.0kg/尾サイズ2,3002,100/㎏、1.0/尾以下2,0001,800/kgで推移しています。6月に入りますと兵庫(淡路)、香川等、瀬戸内方面を中心に、福井からも入荷が見込まれます。昨年同様、このままの状況が続き、入荷量は昨年並と思われます。小タコに関しても同様で梅雨入り以降の状況次第といったところです。相場は水揚げがかなり少ないことに加え、輸入物の状況も良くない事から、昨年並の強含みで推移する見込みです。

[6月予想相場]タコ

種 類

産 地

規 格

予想相場(/kg)

タコ

兵庫(淡路)・香川・福井

1.5kg/

2,5002,400

1.0kg/

2,3002,200

小ダコ

500100g/

2,000

キス
鮮魚

現在のところ、大分、熊本、兵庫を中心に入荷があり、今年は特に大分で順調です。6月はシーズン入りということもあり、兵庫(淡路)、熊本、大分に加えて、長崎の網物の入荷も見込まれます。長崎は水揚げの少なかった昨年同様入荷量は安定せず、相場も強含みで推移すると思われます。他産地は、入荷量、相場共に昨年並で推移する見込みです。上品な味わいのする白身魚で、天ぷらに最適です。

[6月予想相場]キス

産 地

規 格

予想相場(/ケース)

熊本・大分

・兵庫他

2.0kg 2129

8,0006,000

2.0kg 3039

7,0004,000

2.0kg 4045

5,0003,000

長崎

3.0kg 各サイズ

5,0002,500

赤舌ビラメ
鮮魚

現在のところ、34月迄が水揚げのピークである事から、徐々に減少傾向に向かっています。6月に入りますと、徳島方面は終わり、熊本方面からの入荷が中心となり、水揚げは更に減少してくると思われます。入荷量、相場共に昨年並を見込んでいます。

6月予想相場]赤舌ビラメ

規 格

予想相場(/ケース)

300200g/

3,5002,700

180140g/

2,5002,100

130100g/

1,3001,000

タラフィーレ
鮮魚

現在のところ、北海道からの入荷が主力です。水揚げは昨年より順調で皮付き5.048入サイズ1,4001,300/㎏、皮無し3.048入サイズ、1,300/㎏中心と、冷凍原料の不足の影響で、相場は強含みしております。今年の北海道も昨年同様、大型サイズ中心になっています。これから徐々に水揚げが減少していき、6月に入りますと沖合底曳網漁が8月迄禁漁になる事から生産量は減少します。需要は高いものの、水揚量が追い付いておらず入荷量は昨年並と思われ、相場も昨年より強含みで推移すると見込んでいます。夏場に向けて、ムニエル等の需要が主体となり、皮無しが入荷の中心となります。

6月予想相場]タラフィーレ

種 類

産 地

サイズ

予想相場(円/㎏)

フィーレ

北海道

5.0㎏ 47

1,2001,100

皮無しフィーレ

3.0㎏ 47

1,2001,100

マナガツオ
鮮魚

現在のところ、愛媛中心の山口、広島方面からの入荷となり、入荷量は昨年並で推移しています。6月に入りますと、熊本、瀬戸内(岡山、兵庫)、和歌山等からの入荷も加わり入荷量は増えてきます。ハイシーズンとなり、サイズも出揃ってきますが、輸出向けの引き合いも強まってきており、入荷量、は昨年並、相場は昨年より強含みで推移する見込みです。

 

 [6月予想相場]マナガツオ

産 地

規 格

予想相場(/kg)

熊本・愛媛・

瀬戸内他

1.51.0kg/

4,0003,500

900300g/

3,0002,000

メバル
鮮魚

現在のところ、メバル(ウスメバル)は石川(輪島)中心の入荷でサイズも順調です。他産地では青森、秋田、新潟からも順調な水揚げが続いています。6月に入りましても、日本海側を中心に引き続き順調な入荷が見込まれます。入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。クロメバルは現在のところ、青森、福島、兵庫(淡路)方面からの入荷が中心で、相場は2,0001,000/kgで推移しています。6月に入りますと、広島、岡山方面からの入荷も見込まれ、瀬戸内中心の入荷となり、こちらも入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。

煮物、焼き物、お造りの旬魚としてオススメです。

6月予想相場]メバル

種 類

規 格

予想相場(円/ケース)

釣物

網物

ウスメバル

3.0kg   68

5,5004,000

4,5003,500

3.0kg   913

5,5004,500

5,0004,000

3.0kg  1418

5,5004,500

5,0004,000

3.0kg  2022

4,0003,000

4,0003,500

3.0kg  2326

3,5002,000

3,0001,500

クロメバル

3.0kg   613

1,500~ 800

1,500~ 800

カマス
鮮魚

現在のところ、九州(宮崎、長崎)方面から小型の200100g/尾サイズの入荷があり1,000300/㎏で推移しています。入荷はまだまだこれからといったところですが、6月に入りますと、熊本、佐賀等、九州方面主体から入荷が見込まれる予想です。入荷量は昨年並で推移すると思われますが、相場は諸経費の高騰から、底堅いものになると思われます。これから秋の旬に向けて徐々に数量が増えてくる魚です。

 

[6月予想相場]赤カマス

種 類

規 格

予想相場(/kg)

釣物

3kg 15(250200g/)

1,5001,000

網物

3kg 15(250200g/)

1,200~ 800

養殖銀鮭
鮮魚

現在のところ、宮城県の石巻、女川、志津川方面からの入荷が中心となり、成育はまずまずといったところです。5.0810枚サイズ中心で、相場は冷凍用への引合いにより1,8001,700/㎏の強含みで推移しています。6月に入りますと徐々に大きくなり、冷凍向けの引合いが更に強くなることが予想されます。5.0kg58枚サイズ中心となり、国産の生食可能な生鮮鮭は需要が高く、相場は1,6001,700/kgと昨年より強含みで推移すると思われます。入荷量も昨年並を見込んでいます。在池量は昨年並ですが、夏場の水温上昇に対する不安感から6月中に水揚げが終わる可能性が危惧されています。

養殖アトランティックサーモン
鮮魚

現在のところ、ノルウェーからの入荷が中心となっています。生育も良好で、例年強含み傾向にあるイースター期間の相場も比較的安定しており、現在も順調な入荷が続いております。6月に入りますとノルウェーの新物の入荷も始まります。在池量も安定しており、入荷量も昨年並に落ち着いてくると思われ、相場も落ち着き、昨年より弱含みで推移すると思われます。

6月予想相場]養殖アトランティックサーモン

産 地

種 類

規 格

予想相場(/kg)

ノルウェー

SD

6.05.0kg/

2,0001,800

5.04.0kg/

1,9001,700

フィーレ

6.0kg 4枚入

3,6003,000

チリ

SD

6.05.0 kg/

2,0001,800

5.04.0 kg/

2,3002,000

ハモ
鮮魚

現在のところ、低調な水揚げでスタートし、入荷は少ない状態です。大分、愛媛、香川、徳島、兵庫(淡路) 和歌山方面から底曳網物を中心に入荷が見込まれ、6月頃から山口でも底曳網漁が始まります。水温上昇に伴い、水揚量も増えて最盛期(68月)に入っていきます。入荷量は昨年並に少なめの可能性があり、相場も昨年並を見込んでいます。ハモは、梅雨を吸って大きくなると言われ「梅雨鱧」という言葉もあります。これからの暑い時期には栄養たっぷりのハモが夏バテ防止にもピッタリです。

 

[6月予想相場] 活ハモ

産 地

規 格

予想相場(/kg)

国内(活ハモ)

2.01.0/

2,000~ 200

1.0kg250g/

5,000 400

250150g/

1,500 200

アワビ
鮮魚

【天然アワビ】徳島中心の、長崎、日本海側(山口、島根、鳥取)、兵庫、他各地からの入荷が見込まれます。三陸(宮城、岩手)は在池が終了したとのことです。水揚量の減少傾向が続き、また関東の引き合いが強い事から、相場は強含みで推移しています。6月の入荷量は昨年より少なめを見込んでおり、相場は引き続き強含みで推移すると思われます。特に300gUP/個の大型サイズが少ない事から強含みが見込まれます。

【養殖エゾアワビ】韓国産の養殖エゾアワビは、現在のところ、荷動きが落ち着いており、在池量の余裕から相場も落ち着きを見せています。入荷量は昨年並を見込んでおり、相場も先月並で推移すると思われます。養殖である事からサイズ選別がきっちりしており、売価設定がしやすく、小型サイズはバーベキュー商材におすすめです。

 

[6月予想相場] アワビ・養殖エゾアワビ

種 類

産 地

規 格

予想相場(/kg)

アワビ

徳島・山口 長崎他  

300gUP/

35,00013,000

300200g/

20,00010,000

200100g/

11,000 4,000

養殖エゾアワビ

韓国

150g中心

 7,000 5,000

100gUP/

 5,500 4,000

100g以下/

 4,500 2,000

養殖スズキ
鮮魚

長崎、愛媛からの入荷が中心となります。中心サイズは成育遅れから、引き続き1.5kg/尾サイズ中心と小型中心で推移すると思われます。在池量は少なかった昨年よりは多いですが状況は厳しく、入荷量は集荷努力から昨年並を見込んでいますが、相場も1,7001,500/kgと昨年より強含みを見込んでいます。需要期の78月になりますと在池量も薄くなることから、相場は更に強含みで推移する事が予想されます。成育が難しく、効率も悪い事に加え、生産者も減少している事から今後の動向に注意が必要です。

養殖ハマチ
鮮魚

現在のところ、高知主体の新物の入荷となっています。2.0kg/尾サイズ前後とかなり小型で、在池量は夏場の高水温による斃死や順調な販売により極端に少なくなっています。入荷量は昨年より少なめを見込んでおり、相場も引き続き 先月並の1,700/kg中心と昨年より強含みで推移すると思われます。モジャコの採捕は3月の低水温の影響もあり遅れてスタートしましたが4月に入り持ち直し、好漁となって鹿児島は416日現在47%となっています。

養殖ブリ
鮮魚

現在のところ、鹿児島、高知方面から新物4.03.0kg/尾サイズが入荷しています。在池量がかなり減少している事や成育遅れから、入荷量は昨年より少なく、相場も先月より更に強含みで推移すると思われます。6月以降、赤潮の発生も懸念されており、今後の動向に注意が必要です。

[6月予想相場]養殖ブリ

種 類

産 地

規 格

予想相場(/kg)

ラウンド

大分・高知・

鹿児島

4.03.0kg/

1,7001,600

フィーレ

 5.04.0kg 4枚入

2,7002,500

7.06.0kg 6枚入

2,6502,500

養殖ヒラメ
鮮魚

【国産】鹿児島中心の大分方面他からの入荷が中心となります。摂餌も順調な事から成育も良好で、品質の向上も見込めます。中心サイズも1.60.7kg/尾と各サイズ揃っています。在池量は高水温の影響もあって終了が早まるかもしれません。入荷量は昨年並を見込んでおり、相場は諸経費の高騰もあり、昨年よりやや強含みで推移すると思われます。

【韓国物】在池量は昨年よりやや少なめで推移しています。サイズは1.51.0kg/尾と各サイズ揃っており、入荷量は昨年並を見込んでいますが、相場は、保合いで推移すると思われます。

6月予想相場]養殖ヒラメ(国産・韓国産)

規 格

予想相場(円/㎏)

1.0/尾中心

2,7001,000

800/尾中心

2,4001,000

600/尾中心

2,100~ 800

500/尾中心

2,100~ 800

養殖カンパチ
鮮魚

鹿児島、宮崎、愛媛、高知中心の入荷となります。依然、成長は遅れており3.5kg/尾サイズが中心の昨年より小型で推移しています。高水温の影響で斃死が続いた事から、在池量は薄く入荷量は集荷努力で昨年並を見込んでいるものの、相場は引き続き先月並の2,4001,900/㎏と昨年より強含みで推移するものと思われます。例年47月に中国産の稚魚(30cmUP:トビ)を導入しますが、漁獲量は少なく、中国産の中間漁で補う予定です。単価次第では以降の相場にも影響が懸念されます。

養殖マダイ
鮮魚

愛媛主体の、熊本、高知、和歌山方面からの入荷となります。各サイズ揃っており(1.6kg/尾サイズ中心)、全体の在池量は潤沢に推移しているものの、相場高から販売数量の伸び悩みは続いており、引き続き厳しい状況が続いています。入荷量は昨年並、もしくはやや少なめと思われ、諸経費全般の高騰もあり、相場は昨年並の底堅いものになるでしょう。6月は産卵も終わり、安定期に入ります。身がやや痩せる事もありますが、養殖物には大きな影響は受けないでしょう。稚魚の導入は例年並を見込んでいます。

6月予想相場]養殖マダイ

規 格

予想相場(円/kg

1.8kgUP/

1,4001,150

1.71.5kg/

1,4001,150

1.41.2kg/

1,4001,150

1.10.8kg/

1,4001,150

シジミ
鮮魚

引き続き、島根(宍道湖)中心の入荷となります。一部、漁獲を再開した三重方面からの入荷も見込まれます。安定した水揚げが見込まれ、入荷量相場共に昨年並で推移すると思われます。ヤマトシジミは、夏の産卵期が美味しい時期で、土用の丑のある7月が入荷のピークとなります。

6月予想相場]シジミ

産 地

サイズ

予想相場(円/㎏)

 

島根(宍道湖)

1,000中心

900中心

800中心

三重

 900800

700中心

アサリ
鮮魚

現在のところ、愛知(渥美半島)の前浜物は、依然、水揚げが増えず、小粒で販売しやすく量販向きの商材でしたが、相場も不安定で推移しています。三河湾のポンプ漁も同様に水揚げが少なく、三重の畜養ができない状況です。こちらも入荷量は少なめで推移すると思われます。北海道物の水揚げは安定しており多めで、入荷量は昨年より多く相場も昨年より強含みで推移すると思われます。加えて三重産の入荷も始まりました(58月迄)。韓国産は、今年は全く見えていない状況です。アサリの旬は晩春から夏にかけて、産卵期に向けて栄養をたくさん蓄えておいしい時期です。実入りの良い時期ですので、定番の貝汁、酒蒸しの他にも、むき身にしてワケギやぬた和え、卵とじにもお勧めです。

[6月予想相場] アサリ

産 地

規 格

予想相場(/kg)

愛知

特大

3,000中心

2,600中心

2,200中心

三重

1,400中心

北海道

特大

2,0001,500

大・中

1,5001,000

アユ
鮮魚

【養殖アユ】

現在のところ宮崎、滋賀、和歌山、岐阜の各地共に成育は順調で入荷が始まっています。(41.0kg1215尾入 561.0kg1013入)6月に入りますと、天然の解禁(61日)に合わせて各地共、出荷量は増え、本格的なシーズンになります。入荷量は昨年より多く、相場は生産コスト上昇により昨年より強含みで推移すると思われます。小アユは和歌山、滋賀、岐阜から入荷が見込まれます。地場消化が進んでいる事や大サイズまで育てる傾向にあり、入荷量は昨年より少なめで推移すると思われます。

【天然アユ】

5月より岐阜(長良川)が解禁され、熊本、高知方面からの入荷も見込まれます。6月に入りますと多くの河川で解禁されます。岐阜を中心に入荷は多い予想で、相場は昨年並を予想しています。小鮎は琵琶湖(滋賀)からの入荷となり、相場は昨年並かで推移するでしょう。入荷は散発的なものにとどまると思われます。

6月予想相場]アユ

種 類

産 地

規 格

予想相場(円/ケース)

養殖アユ

各地

1.0kg 813

2,5001,500

200150g/3

 400~ 200

養殖小アユ

滋賀

300g 714

2,5001,500

岐阜

100g 10

 500~ 400

天然アユ

各地

1.0kg 813

10,0005,000

(円/kg

開きアナゴ
鮮魚

韓国主体の入荷となります。現在時化の影響で水揚げが安定しておらず、入荷量は品薄気味で推移すると思われます。今年も40cm前後の大型サイズが中心となっています。相場も昨年より強含みで推移すると思われます。国産は長崎の活〆の入荷が中心となります。水揚げはやはり例年並と思われ、相場は2.0kg2030入で3,000/kg中心と昨年並を見込んでいます。瀬戸内(明石他)は水揚げが少ない為、散発的な入荷にとどまるでしょう。夏から秋にかけて脂がのり旬を迎えます。

 [6月予想相場] 開きアナゴ

種 類

産 地

規 格

予想相場(/kg)

 

開きアナゴ

(天然)

 

韓国

2kg入 31/35

 

2,500中心

 

2kg入 36/40

2kg入 41/45

車エビ
鮮魚

【養殖物】 沖縄中心の鹿児島、宮崎からの入荷が中心となります。中心サイズは30g前後で、各地、各サイズとも少なめになります。在池量は沖縄で減少傾向にあり、入荷量も例年より少なめの見込みです。相場も強含み傾向が顕著で、現在のところ1.0kg20尾(50g/尾平均)16,000/㎏中心、30尾(33g/尾平均)、40尾(25g/尾平均)、50尾(20g/尾平均)12,00010,000/㎏中心、60尾(17g/尾平均)8,000/㎏中心、70尾(14g/尾平均)7,000/㎏中心で推移しています。6月も相場は保合いで予想しております。夏場のシーズンに向け、鹿児島、熊本方面の新物の入荷は安定してほしいところです。

[6月予想相場]クルマエビ

産 地

種 類

規 格

予想相場(/kg)

沖縄・

鹿児島・

宮崎他

養殖

5040g/

16,000中心

30g中心/

12,000中心

25g中心/

10,000中心

20g中心/

10,000中心

15g中心/

6,000中心

天然マダイ
鮮魚

【活物】 瀬戸内(兵庫(淡路)、愛媛、香川、広島、岡山)を中心に、昨年よりは低調ながらも順調な水揚げが続いております。6月頃までサイズの低下は見られながらも同様の状況が続く見通しですが、7月頃から水揚量は、表層の水温上昇や産卵期が終わりを迎える事により魚群が深みに戻り、不安定になる見込みです。入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。

【〆物】【網物】 現在のところ、吾智網の九州(長崎、福岡)、底曳網の山口、島根(浜田)方面からの入荷が中心となっていますが、5月後半より順次操業が終了する見込みです。サイズは1.0kg/尾サイズ中心となっています。5月に入り、産卵期に向けて水揚げはまとまってくるシーズンです。例年通りに水揚げがあれば相場も比較的安定してくると思われますが、水揚げ状況に左右されるため、相場の変動が激しくなる可能性があります。又、加工向けの買いも入ってきており底堅い状況が続き、量販対象でロットがまとまる事から各地からの引き合いも強くなっています。入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。

【〆物】【定置・釣物】瀬戸内(愛媛、広島、岡山、兵庫)方面を中心に順調な入荷が見込まれます。現在のところ各地共に定置網を中心に水揚げが順調な事から、1.0kg500g/尾サイズを中心に安定入荷しています。この傾向は6月も続くと思われ、入荷量は昨年より少なめと思われ、相場は昨年より強含みにて推移すると思われます。

6月予想相場]天然マダイ

種 類

産 地

規 格

予想相場(円/kg

活物

瀬戸内各地

愛媛・香川・広島 岡山・兵庫他

3.02.5kg/

4,500~ 500

2.51.5kg/

4,500~ 500

1.0kg前後/

4,500~ 500

〆物

長崎・山口

島根・鳥取他

1.51.0kg/

1,000~ 750

0.80.6kg/

1,000~ 600

0.60.5kg/

 800~ 500

瀬戸内各地

愛媛・広島・岡山

淡路(兵庫)他

1.51.0kg/

1,000~ 500

0.80.6kg/

1,000~ 500

0.60.5kg/

1,000~ 500

イサギ
鮮魚

現在のところ、釣物は九州(熊本、長崎)方面、網物(刺網)は愛媛方面からの入荷となっており、三重の定置網物もいくらか入荷があります。共に少なめで推移していますが徐々に水揚げは増えてきています。相場は網物500gUP/尾サイズ1,6001,500/㎏中心、300g/尾サイズ 1,3001,200/kgで推移しています。釣物は500300gが中心で、相場は2,0001,200円巻網物はまだ水揚げは少なめですが6月には安定するでしょう。6月に入りますと、釣物は長崎・五島(小値賀・宇久)方面を中心に、巻網、刺網物は長崎(五島・佐世保・松浦)、島根、福岡を中心に、太平洋側では徳島や高知などから入荷が見込まれます。全体的に品質も向上して脂ものり、500300g/尾中心で安定入荷が見込まれます。入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。

[6月予想相場]イサギ

種 類

規 格

 

予想相場(/kg)

釣物

500400g/

 

2,0001,200

300250g/

 

1,800800

網物

400300g/

 

1,5001,000

レンコダイ
鮮魚

現在のところ、長崎、島根方面から底曳網物の入荷が例年並で推移しています。主力の長崎の底曳網が5月のGW前後から休漁期に入り(~8月)、順に休漁期に入っていく事から(山陰68月、北陸78月)入荷量は減少してきます。釣物は長崎中心になり、島根、四国(高知・徳島)方面の入荷もありますがまとまった水揚げがありません。網物は福岡、山口、島根、鳥取の吾智網からの入荷となります。入荷量は現状より減少する見込みで、相場は強含みで推移すると思われます。 

 [6月予想相場]レンコダイ

種 類

規 格

予想相場(/kg)

釣物

600500g/

1,200~ 750

400300g/

1,200~ 750

網物    (吾智網)

600500g/

 700~ 600

400300g/

 700~ 600

スルメイカ
鮮魚

現在のところ、釣物は長崎(壱岐、対馬)、山口(特牛、湊)方面の水揚げが増えてきていますが安定しません。サイズは2025入中心の為、関東中心の相場で動いており、強含みで推移しています。定置物は富山しか水揚げがなく、サイズが4.0kg1520入(関東向け)4.0kg2530入(関西向け)となっていますが小型の割合は少なく、相場は5,5004,500/ケースとこちらも強含みで推移しています。徐々に終漁に向かっており、5月中旬には終わる見込みです。6月に入りますと、例年ならば、兵庫(但馬) 、北陸(福井、石川)方面、新潟、山形の日本海からの釣物の入荷が徐々に増えてきますが、現在のところは全く見えていません。新スルメイカが旬を迎え、サイズは2530入とバラ立ての小型主体の入荷が見込まれます。今後の水揚げに期待したいところです。昨年より入荷量は少なめと思われ、相場は高値であった昨年より強含みで推移すると思われます。

[6月予想相場] スルメイカ

種 類

規 格

予想相場(/ケース)

釣物

4.54.0㎏ 25

7,0005,000

3.5㎏中心 30

6,0004,000

3.5㎏中心 40

4,5003,000

4.54.0㎏ バラ

5,0003,500

 

ケンイカ
鮮魚

現在のところ、長崎(壱岐、対馬)、山口(特牛、湊)方面を中心に水揚げが徐々に増えてきていますが、まだまだ順調とは言えず、相場も強含みで推移しています。規格は2立~2半中心となっており、3立以下は少ない入荷となっています。6月に入りますと引き続き、長崎(壱岐、対馬)、山口(特牛、湊)に加えて、島根(浜田)、鳥取(境港)からの入荷も見込まれます。冷凍品の在庫も枯渇状況にある事から相場は底固く、入荷量は昨年並かやや少なめと思われ、相場は昨年並で推移すると思われます。

[6月予想相場]ケンイカ

規 格

予想相場(/ケース)

2立(1014入)

24,0009,500

2半(1618入)

15,0008,500

3立(24入)

12,0007,500

アジ
鮮魚

【平アジ】

(巻網物)現在のところ、九州(長崎、佐賀)方面の250g/尾サイズの入荷が安定しており、順調に推移しています。三重の中型巻網では500300g/尾サイズ中心で水揚げされており、鮮度も良好です。6月に入りましてもこの傾向は続くと思われ、九州方面は昨年並を見込んでおり、三重の中型巻網も引き続き入荷が見込まれる事から、入荷量、相場共に昨年並で推移すると思われます。

(定置物)現在のところ徳島、高知方面から500400g/尾サイズ中心の散発的な水揚げが継続しています。石川方面からの水揚げが途絶えた事から、6月に入りますと入荷量は減少し、相場も先月より強含みで推移すると思われます。

丸アジ】現在のところ、愛媛、高知の200180g/尾サイズの巻網物の水揚げが散発的にありますが、品質はいまひとつです。九州(長崎、佐賀、福岡)方面の巻網物は400g/尾サイズ中心と大型で推移しています。6月に入りますと和歌山の巾着物に加えて、瀬戸内方面、広島、兵庫(播州)の漁がスタートし、入荷の中心になっていくでしょう。入荷量、相場共に昨年並を見込んでいますが、諸経費の高騰により底堅い相場で推移すると思われます。

小アジ現在のところ、四国(高知他)方面の定置物、三重の巻網物中心で水揚げは不安定ながらも順調な入荷となっております。相場も700600/ケースと安定しています。6月も四国(高知他)、三重、富山方面からの順調な入荷が見込まれ、相場も現状と保合いで推移すると思われます。

豆アジ高知、徳島の四国方面から水揚げがあります。1.5kg1,000800/ケースで推移しています。6月に入りますと四国(高知、徳島)を中心に水揚げは増えてくると思われ、相場も落ち着いてくるでしょう。

6月予想相場]アジ

種 類

産 地

漁法

規 格

予想相場(/kg)

平アジ

長崎・佐賀

・福岡

巻網

400300g/

1,300 500

300250g/

 900500

京都・福井

定置網

400300g/

1,800~ 600

丸アジ

長崎・佐賀・福岡・高知

巻網

400300g/

 800~ 400

300200g/

 600~ 300

広島・兵庫・和歌山

巾着網

250200g/

 400~ 300

200180g/

 400~ 300

小アジ

三重・高知他

2.0kg8060g/尾中心

600500/ケース

豆アジ

高知・徳島他

1.5kg3020g/

1,000800/ケース

 

サバ
鮮魚

【マサバ】

(巻網物)現在のところ、九州(長崎、佐賀、福岡)方面は800500g/尾サイズ中心、鳥取(境港)、三重方面は600500g/尾サイズの水揚げとなっており、共に鮮度良好ですが、各産地とも産卵後で品質はいまひとつです。6月に向けて徐々に水揚げは減少していく見込みです。

(定置物)日本海(石川、富山)方面で600450g/尾サイズが揚がっていますが、まだ品質は維持しています。水揚げも安定しており、6月の入荷の中心になると思われます。総じて入荷量は昨年並を見込んでおり、相場は昨年より若干の強含みで推移すると思われます。7月に入りますと例年であれば三陸(宮城他)、千葉(房州)、静岡方面の水揚げが始まる見込みです。今年はまだ事前情報が入ってきておりませんので、今後の動向に注意が必要です。

【ゴマサバ】例年見られる、三重、静岡方面の水揚げは500g/尾サイズ中心で少なく、鹿児島の800700g/尾中心の巻網物が入荷の中心となっています。脂が抜けている為、サバ節向けの買いが強く、浜高が続いています。6月に入りましてもこの傾向は続くと思われます。水揚げは年々減少傾向にあり、浜も高い為、入荷量は例年並で推移すると思われます。 相場も昨年並、もしくはやや強含みで推移すると思われます。

[6月予想相場]サバ

種 類

産 地

漁 法

規 格

予想相場(/ケース)

マサバ

九州・三重日本海

巻網

定置網

4.5kg 8

2,8001,500

4.7kg10

2,5001,500

ゴマサバ

鹿児島・ 高知他

巻網

5.0kg 8

2,5001,300

5.0kg10

1,8001,200

イワシ
鮮魚

現在のところ、大中羽は鳥取(境港)が品質も良く、中小羽は石川中心の日本海側で水揚げされています。例年通り5月から太平洋側の水揚げに移り変わっていき、6月には日本海側の水揚げは終了するでしょう。6月に入りますと中小羽は太平洋(静岡、千葉)中心となり、入梅イワシの時期に入ります。昨年に引き続き今年も順調な水揚げが見込まれる事から、良品への期待が高まります。大中羽は、九州(鹿児島、長崎)方面、中小羽は太平洋(静岡、千葉)からの順調な入荷が見込まれます。平子は高知方面で出漁がありますが、不安定な入荷にとどまると思われます。大中羽、中小羽共に入荷量は昨年並を見込んでおり、相場は現状昨年並の予想ですが品質次第では強含みで推移すると思われます。

6月予想相場]イワシ

種 類

規 格

予想相場(円/ケース)

大中羽

4.0kg(10080/)

2,0001,500

中小羽

3.0kg(5030/)

800600

マグロ
鮮魚

【生鮮物】

○脂物

生鮮の脂物の入荷は国産養殖本マグロ中心となり、鹿児島、大分、長崎、高知、中心の三重、和歌山方面等の入荷となります。各地3年魚の6040kg/尾サイズが中心で、在池量はいずれも潤沢な事から順調な入荷が見込まれます。入荷量、相場共に先月並で推移すると思われます。天然物の本マグロは、山口、島根の定置網物に加え、5月下旬より鳥取(境港)にて巻網漁がスタートします。他、三陸(宮城)の巻網物の入荷も見込まれます。入荷量、相場共に昨年並を見込んでおります。また、南半球(オーストラリア、ニュージーランド)のインドマグロの入荷は中心となりますが、水揚げはまとまらず品質もこれからといったところです。6月の入荷量は少なめ、相場も強含みを見込んでいます。

 

○赤身

生鮮のキハダ、メバチの国内物は沖縄、宮崎、高知、和歌山の延縄物中心の入荷となります。夏場にかけ、水温の上昇と共に品質はやや落ちる傾向にありますが、水揚げは昨年並で推移している事から、入荷量も昨年並で推移すると思われ、相場も落ち着き例年並を見込んでいます。輸入物の入荷は少量に留まると思われ、インドネシア方面が中心になるでしょう。水揚げは昨年同様、少なめで推移しており、ロイン製品も入荷が少ない見通しです。相場は先月より弱含みを見込んでいます。

 

【冷凍物】

○脂物

冷凍の脂物は静岡水揚げのインドマグロが主体となります。新物が少しずつ水揚げされていますが、先月同様品質が安定しません。入荷量も安定せず相場は昨年よりやや弱含みで推移すると思われます。地中海の畜養本マグロに関しては、昨年分の国内在庫の消化が終わり、新物に切り替わりつつあります。入荷量は昨年並を見込んでおり、相場はやや弱含みで推移すると思われます。

 

○赤身

冷凍のキハダ、メバチ共に静岡水揚げ、台湾・中国船籍物の入荷となります。現在のところ、太平洋、大西洋、インド洋の各漁場から水揚げはありますが、良品が少ない状態が続いています。6月も入荷量は昨年並を見込んでいますが、品質が安定しないながらも相場は全体的にやや強含みで推移すると思われます。

しらす釜揚げ
塩干

各地に於いて春漁が本番を迎える時期ですが、昨年より各産地共に水揚げは低調で新漁待ちの状況です。各産地とも良品といえる商品はごく僅かでサイズについても太めのものが中心となっています。今後しばらくは現在の状況が続くと思われ、水揚げ不足の状況が長期間に及んでいることから、落ち着きを見せていた相場は一転して強含みになると予想されます。

[6月予想相場] しらす釜揚げ

産地

規格

予想相場(/)

徳島・兵庫・和歌山・愛知・静岡

木箱(段ボール)

2,4001,500

干しガレイ
塩干

6月から8月末にかけて山陰沖での底引き網漁が禁漁期間に入ります。

主要産地である山陰沖(山口・島根・鳥取)では天候不順が続き、まとまった水揚げが無く加工向けの原料不足は解消されず、相場は高値維持の状況です。早ければ5月の連休明けには禁漁に入る可能性があります。

[6月予想相場] 干しガレイ類

種類

サイズ

予想相場(/)

笹ガレイ

2kg 1018

6,5004,000

水ガレイ

2kg 1018

4,0003,500

エテガレイ

2kg 1018

3,5003,000

開物
塩干

【真アジ】・・九州(長崎)・山陰(島根)方面共に、水揚げが少ないことから、韓国産を中心とした販売になっています。56月には九州・山陰において加工に適したサイズの水揚げに期待されますが製品相場は強含みで推移すると予想されます。

 

【カマス】・・長引く山陰(島根)での時化と、九州(長崎)での不漁の影響から浜値は強含みで推移しており、原料在庫も少ない状況です。6月以降も漁は続きますが水揚げの期待は薄く、相場は高値維持の予想です。

【真ホッケ】・・日本海(寿都)の定置網漁は時化の影響もあり水揚げは少量で終了し、小樽でのトロール漁に於いてもまとまった水揚げが無いまま終わりました。噴火湾での定置網漁が始まっていますが、これも6月の中旬頃には終了します。噴火湾の定置網漁で水揚げされているサイズは、500/400gと加工には不向きなため、相場は強含みで推移しております。

[6月予想相場] 開物

品名

原料

サイズ(g/枚)

予想相場(円/枚)

真アジ開

国内産・韓国産

200~ 80

350100

カマス開

島根・長崎(品薄)

300~ 80

350150

真ホッケ開

北海道

250150

250130

サンマ開

国内産

13080

200100

 

塩サバ
塩干

ノルウェー原料の高騰に伴い国産原料に値頃感が出たことから、国産製品の需要が増えてきています。国産需要の高まりから、今後品薄感が顕著になると予想されます。

[6月予想相場]  塩サバ

産地

サイズ(尾数/8kg

予想相場(円/ケース)

ノルウェー         (加工地・銚子)

16尾入

12,000中心

18尾入

10,000中心

20尾入

10,000中心

国産原料

(加工地・銚子)

14尾入(品薄)

15,000中心

16尾入(品薄)

13,000中心

18尾入

11,000中心

20尾入

10,000中心

味付いくら
塩干

在庫からの提案が続くため、9月末までは現状維持の状況です。北海道産は味付いくらのみの供給となっており、アメリカ・ロシアのマス卵のフリー在庫は殆ど無く、インバウンド需要が継続中のため商品の確保は非常に難しく、相場は高値維持と予想されます。

 [6月予想相場]  味付いくら

種 類

 予想相場(円/㎏)

国内産(秋子)

味付けいくら(新物)

15,00013,000

輸入物(マス)

味付けいくら(ヒネ物・品薄)

 9,0008,000

みりん干し
塩干

【さんまみりん】・・原料のさんまのサイズが小さく、甘露煮などの佃煮加工への需要が高まっております。また、みりん干し需要が殆ど無いことから製品化されずに商品提案が出来ない状況です。

【いわしみりん】・・原料となる千葉県産片口イワシは煮干し需要の引き合いが強く、4月には製品価格の値上げも確定したことから、みりん干しの需要は弱くなってきております。

【さばみりん】・・状況に変化は無く、北欧(ノルウェー・イギリス・アイルランド)産原料は大型サイズが中心で、相場は高値維持の為に加工には向かず、国産さばの原料はサイズが小型化しておりメーカー在庫の商品相場は北欧産・国産共に高値維持ではありますが、国産の需要が伸びております。

【ままかり・アジ味醂】・・タイ・ベトナムに於いて不安定な水揚げが続いており、為替の影響から、次回搬入の原料価格値上を受け、製品価格も値上げの話が出始めていますが実質の値上げは8月頃と予想されます。

【ししゃもみりん】・・ノルウェーが禁漁と決め、アイスランドにおいても今年漁獲規制を行うことが決まり、昨年の漁獲量2,000トンに対して10分の1程度の水揚げになるとの予想です。そのため4月から、製品相場で1割程度値上げとなりましたが需要は安定しております。

[6月予想相場] みりん干し

魚 種

産 地

サイズ

予想相場(円/kg

片口イワシ

千葉

2kg 80

3,2002,900

サバ

国産・欧州

各サイズ

1,9001,700

アジ

タイ・ベトナム

各サイズ

2,2002,000

ママカリ

タイ・ベトナム

各サイズ

2,1001,700

シシャモ

ノルウェー・アイスランド

各サイズ

3,0002,800

辛子明太子・助子
塩干

ロシア産原卵・アメリカ産原卵の入札が行われ、製品化も始まっております。原料相場はやや下げの状況ですが、製品相場については為替の影響や諸経費の高騰から現状維持の予想です。現在、製品の荷動きが悪く一部メーカーより換金の目的からスポット品の提案が出てくる可能性があると予想されます。

[6月予想相場] 辛子明太子・助子

種 類

予想相場(円/kg

塩助子

3,0002,000

辛子明太子 上品

3,0002,000

辛子明太子 並品

2,0001,500

塩紅鮭・塩時鮭・銀鮭
塩干

今年の「日本ロシアさけ・ます漁業交渉」の合意によって、41日より日本の200海里水域内にてロシア系のサケ・マスの操業が開始されましたが時鮭の水揚げは少なく、浜値は強含みで推移しております。大型連休明け以降には北海道沿岸の定置網での時鮭の水揚げが見込まれ、相場も初水揚げの頃より落ち着くと予想されます。輸入紅鮭原料に於いては、為替の影響とアメリカ・ロシア共に国内での販売が好調なことにより、相場は高値で推移しております。加工原料についても確保は難しく、製品についても各サイズの在庫はあるものの相場は強含みで推移しており、今後の北海道での時鮭・紅鮭の水揚げに期待がかかります。チリ産銀鮭については、アメリカ・欧州にて高値の買い付けが続いていることから日本への輸出減少が続き、相場は強含みにて推移しています。

[6月予想相場] 塩紅鮭

産 地

サイズ

予想相場(円/kg

ロシア

6尾入/17.5

3,2002,900

7尾入/17.5

3,0002,700

8尾入/17.5

2,8002,500

9尾入/17.5

2,6002,300

北海道

2.0/尾中心

5,5005,000

丸干し
塩干

5月に入ってもまとまった水揚げは無く、各地に於いて水揚げの遅れが続いております。原料の主要産地である九州(鹿児島・宮崎・大分)や四国(愛媛・高知・)では長期に亘ってまとまった水揚げがない状況が続いており、製品の供給が滞る状況が続いています。また諸経費の高騰もあり製品価格も強含みで推移しております。今後の状況の好転に期待したいところです。

[6月予想相場] 丸干し

種 類・産 地

規 格

予想相場

ウルメ上乾

小(約910cm

4,5004,000/

中(約1112cm

4,0003,700/

ウルメ若干      

1510

 220~ 150/

 

ちりめん
塩干

各産地とも水揚げは散発的で、ややサイズの大きい脂分のあるクリーム色のウルメイワシ系ちりめんの入荷が少量有る程度です。4月後半には出漁予定だった徳島・兵庫(淡路)での漁は魚影が見えない事から5月後半頃になる模様です。その後鹿児島・宮崎・愛知からも入荷が期待されます。水揚げ量にもよりますが、各産地とも在庫の少ない状況ですので、暫くは強含みで推移すると予想されます。

    [6月予想相場] ちりめん

種類

産地

予想相場(円/kg

上品

各地(品薄)

5,000中心

並品

各地(品薄)

4,000中心

カツオのたたき
塩干

南方漁場のみが漁獲期になっていますが、まき網船も竿釣り船も水揚げが少なく、たたき加工に向かない小型サイズ中心の水揚げのため、PS規格の製造が出来ない状況となっております。一方B-1については、大型サイズのみが少量獲れている状況のため、製品の生産量は少ない状況です。全サイズに於いて生食向け冷凍かつおたたきの確保が出来ておらず、スポット品の提案も難しくなっております。連休明けも漁獲状況が悪いと、さらに価格の見直しが必要になると予想されます。

[6月予想相場] カツオたたき

 

規格

予想相場(円/kg

冷凍

B-1

1,6001,450

P-S

1,4001,300

 

冷凍エビ
冷凍

【養殖ブラックタイガー】・・養殖ブラックタイガーの水揚げは先月同様に低調な状況になっており、その状況でも特に小型サイズを中心にオファーが多い状況になっております。関税引き上げの90日緩和等の影響から対米向けの成約がこの期間に増えると予想され、浜値の動向に注意が必要です。国内在庫は引き続き品薄状況のため、一部サイズで引き合いがありますが、先の搬入がある程度見えている事や、円高の影響を鑑みると相場は弱含みで推移すると予想されます。

【養殖バナメイエビ】・・インド産バナメイエビは26/30サイズ以下を中心にオファーが出ている状況です。13/1521/25の新物はそろそろオファーがあると予想されますが、関税の影響により価格動向が見えにくい状況になっております。21/25サイズの現地在庫の残りが搬入されているため、国内在庫は豊富状態になりますが、他サイズでは欠品も出ているため、21/25以外のサイズの相場は横ばいの状況です。エクアドル産のオファーは先月同様に出てきているものの、現地ドル価は高値圏で推移している状況が続いております。国内在庫に関しては各社ある程度は持ち合っている状況になっております。現在円高に振れているため、相場は弱含みで推移すると予想されます。

【アルゼンチンアカエビ】・・例年は北部漁場へ漁に出ている時期ですが、今年は漁に出ておらず67月の搬入が見込めない状況になります。次に漁に出るのは6月のため、9月ごろまでは新物の搬入はありません。販売用に在庫確保に走る商社も出て来ており、L-2 L-3サイズの相場は4月も強含みで推移しました。9月まで搬入が見込めないので、この状況が続くものと予想されます。L-1サイズは各社ある程度在庫を持ち合っている状況ですが、搬入がしばらく先のためやや強含みで推移すると予想されます。L-2サイズは3イズの中で一番引き合いが強く、各社様子を見ながらの出荷状となっておりますが、国内の在庫状況を鑑みると盆前に欠品する可能性が高いと予想されます。

[6月予想相場] 冷凍エビ   ※1ポンド:約450

種類

サイズ(1ポンドあたりの尾数)

予想相場(円/枚)

養殖BT 
(インド他)

13/15

7,2006,800

16/20

6,5006,200

21/25

5,9005,600

26/30(品薄)

5,7005,500

31/40(品薄)

4,8004,600

種類

サイズ(1ポンドあたりの尾数)

予想相場(円/枚)

養殖バナメイ 
(インド・エクアドル)

13/15   

6,0005,600

16/20 (品薄)

5,4005,200

21/25

5,1004,900

26/30 (品薄)

4,4004,200

31/40 (品薄)

4,1004,000

種類

サイズ(1㎏あたりの尾数)

予想相場(円/㎏)

アルゼンチンアカエビ

L1 10/20

2,500中心

L2 20/30)(品薄)

2,200中心

L3 30/40)(品薄)

2,600中心

鮭鱒
冷凍

【チリ産養殖銀鮭】・・昨年.8月~今年2月の輸出実績は、対日向け昨年同時期比83.4%に海外向けは137.9%と海外向けの伸長が顕著となっており、この状況から34の原料市況は、さらに強含み推移となりました。今後も同様の状況が続けばシーズントータルの国内搬入量が減少する懸念も高まるため、6月以降の原料相場も横這いから強含み傾向が継続すると予想されます。トリム製品市況は、昨年8月~今年2月の対日向け輸出が昨対比129.1%で推移していることから、相場は横這いでの推移となりました。6月も同様の相場展開が予想されます。

【養殖トラウト】・・トラウトドレスはチリ産・ノルウェー産共に高値が続いております。トラウト養殖パッカーが徐々に減ってきており、またトリム製品については、チリ現地パッカーのFIVESTARがトラウトを大幅減産するため日本向け数量が限定的になり、国内相場はますます上昇すると予想されます。6月以降の相場についても、今後の水揚げ減少予想を背景に、原料・トリム製品共に横這いから強含みにて堅調に推移するものと予想されます。

【紅鮭】・・原料の価格帯は、前期比1.5倍以上のオファーとなっており、相場は高止まり状況です。6月もこの流れが継続するものと予想されます。製品についても繰り越し在庫の販売が終わり次第、大幅な値上げ展開となる予想です。

[6月予想相場] 鮭鱒      ※1ポンド:約450g

魚 種

サイズ(ドレス1尾あたり)

予想相場(円/㎏)

紅 鮭

(ロシア産・アメリカ産)

一級(2ポンド~4ポンド/尾)

1,3001,200

一級(4ポンド~6ポンド/尾)

1,6001,450

一級(6ポンド~9ポンド/尾)

在庫なし

トラウト(ノルウェー産)

2ポンド~4ポンド/尾)

在庫なし

4ポンド~6ポンド/尾)

1,5001,400

6ポンド~9ポンド/尾)

1,6501,550

銀 鮭(チリ産)

2ポンド~4ポンド/尾)

1,2001,110

4ポンド~6ポンド/尾)

1,2501,150

6ポンド~9ポンド/尾)

1,2001,100

ヤリイカ
冷凍

国産ヤリイカについては、長崎・山口が中心となりますが水揚げは少なく、先月に引き続き漁獲があり次第の都度の搬入となるため、現物の在庫は非常に少なく価格も若干の強含みの予想です。小型サイズ中心で大・中サイズは殆ど無い状況となっております。また、代用として南アフリカ産製品のヤリイカを提案しており、徐々にですが切り替わってきています。

   [6月予想相場]ヤリイカ

種類

原産地

荷姿

サイズ

相場(/)

ヤリイカ(ケンサキ)

長崎県 山口県

5kg×2

16/20/5kg(品薄)

3,400中心

21/25/5kg(品薄)

3,200中心

26/30/5kg(品薄)

3,200中心

南アフリカ

10kg

400/600/

2,500中心

300/400/

2,400中心

種類

原産地

荷姿

サイズ(/枚)

相場(/)

フィーレ

タイ フィリピン

10kg

200300g

4,300中心

150200g

4,300中心

 

ロールイカ
冷凍

国産ムラサキイカのロールイカの原料状況に変動はありません。中国産アカイカのロールイカについては、買い付けのたびにコストが上昇しており、国内在庫の消化にかかわらず強含みとなる予想です。サイズ別で見ると40尾以上の大型サイズが少なくなり、50尾以下の小型サイズの漁獲が増える予想のため、価格上昇の幅としては小型サイズの方が少ないと思われます。

[6月予想相場] ロールイカ

種 類

原料産地地

荷 姿

サイズ(/5kg

相場(円/kg

ムラサキイカ

北海道・青森沖太平洋

5kg×2

 8

1,350中心

中国

5kg×2

10

1,300中心

アカイカ

中国

5kg×2

36尾(品薄)

1,100中心

40尾(品薄)

1,100中心

50尾(品薄)

1,100中心

1,100中心

 

60尾(品薄)

1,100中心

 

紋甲イカ
冷凍

モロッコ産紋甲イカはラウンド・スキンレス共に欠品状態が続いています。5月は入荷シーズンですが、ほとんどオファーがありません。特にラウンド原料に関してはパキスタンやスリランカ産のスキンレスフィーレへ移行してしまっており、良品のパキスタン・スリランカ産、安価なタイ・ベトナム産で使用いただいております。51日現在の相場については横ばいですが、先々の仕入れはコストアップから若干強含みの予想です。

 [6月予想相場] 紋甲イカ (タイ・ベトナム・スリランカ)

種類

荷姿

サイズ(枚/㎏)

相場(/)

スキンレス 紋甲イカ

5kg/ケース×2

1/2 (品薄)

3,800中心

3/4

3,800中心

5/6

3,800中心

 

スルメイカ
冷凍

国産船凍スルメイカについては、昨年夏ごろの盛漁期までに小型サイズにおいて若干水揚げがあったものの、大型サイズの水揚げは殆ど無かった為に品薄状況が続いています。陸凍物については、トロール物の水揚げはありましたが、小型サイズ中心なので数量は限定的です。ツボ抜きスルメイカの安定した搬入はありません。マツイカについては安定して搬入がありますが相場は強含みで推移しております。

[6月予想相場] スルメイカ・マツイカ

種 類

原産地

サイズ(8kg/箱)

相場(円/ケース)

船凍スルメ 

石川県

青森県

23/25/8kg(品薄) 

23,500中心

26/30/8kg(品薄) 

22,500中心

31/35/8kg(品薄)

19,000中心

36/40/8kg(品薄)

15,000中心

種 類

原産地証明

サイズ(10kg/箱)

相場(円/ケース)

陸凍スルメ

青森県

25/30/10kg(品薄)

20,000中心

30/40/10kg(品薄) 

20,000中心

種 類

原産地

サイズ(尾/7.5㎏))

相場(円/ケース)

ツボ抜き

スルメ

中国

40/7.5kg

在庫無し

50/7.5kg

在庫無し

ツボ抜き

マツイカ

中国

40/7.5kg

10,500中心

50/7.5kg

 9,500中心

 

原料タコ
冷凍

モロッコ・モーリタニアの冬ダコ操業は3月末で終了し、モロッコの水揚げ生産数量は前年比3%増の17,620トンに、モーリタニアの壺漁は7,450トンと前年比18%増となったものの、スペイン中心の欧州勢が買い付けに積極的に動いたため日本は苦しい状況が続く中、高値維持と限定的な搬入量となっています。7月の半夏生の前にアフリカ製品での販促は厳しい環境が続いています。昨年よりは安くなった北海道産のミズダコやヤナギタコの製品の販促が多くみられると思われます。チルド製品にこだわらず冷凍商品の解凍売りやたこ唐揚げ等加工品の販売も多く需要期を向かえ各産地の取り扱いを増やしていく傾向になると予想されます。

赤魚
冷凍

太平洋原料のドル価は依然として高値維持の状況です。25年度の漁獲枠が減枠と発表されましたので、ドル価は更に上がることが考えられます大西洋新物原料についても欧州・中国などの引き合いが強く、高値継続の状況です。大西洋製品は品薄なこともあり為替関係なく相場は軒並み上がっております。新物に切り替わるタイミングで大幅な値上げが予想されるので、大西洋原料の在庫の確保、DAP製品への切り替えをお願いいたします。

[6月予想相場] 赤魚(大西洋)

規格(1尾あたり)

荷姿

予想相場(円/kg

700UP(品薄)

7kg3

800中心

500g~700g(品薄)

7kg3

500中心

カラスガレイ
冷凍

原料・製品共にドル価は現状維持となっております。しかし円高傾向にあるので、一旦相場は落ち着きそうです。しかし、この相場になると特売を取り止めている量販店などが多い中、荷動きの悪化が懸念されます。

サイズ(kg/1尾あたり)

予想相場(円/kg

0.5/1.0 (品薄)

1,4001,350

1.0/2.0 (品薄)

14001,350

その他凍魚
冷凍

韓国産サワラは漁が終わり、製品相場は1kg1,450円アップの強含み相場になる予想です。国内相場も安い在庫は無くなり上がっております。サゴシについては、中国工場が在庫を残しており、相場は弱含み傾向にある為、切身・フィーレなどこれから相場が下がると予想されます。

[6月予想相場] その他凍魚

魚種

予想相場(円/kg

サワラフィーレ(品薄)

1,6001,450

サゴシフィーレ

1,000~ 900

ズワイガニ
冷凍

アラスカバルダイ種の搬入が始まります。価格は1ポンド17ドル.と昨年のドル価ベースで4割高となり、為替の影響もあり円貨では7割近く高くなります。搬入量は極めて少なく、紐づけしている販売分のみの搬入となります。カナダ産についてはガルフ枠が3割減で米国業務筋向けに高値好調で契約されたため、58オンスサイズが 1ポンド8ドル前後、8オンスアップが1ポンド1211ドル.前後で推移したことから、日本向けのガス凍セクション・姿製品の搬入量は昨年と比べ大幅に減少することが予想されます。ニューファンドランドの米国量販店向けの契約は殆ど無く、若干の下方修正が行われる予想です。しかし、依然として日本向けのむき身用原料としては価格が高く、新物のむき身製品を生産するインポーターは極めて少ないと予想されます。ロシア産について、極東産は中韓への活ズワイ出荷が高値好調で米国のロシア禁輸制裁解除への期待もあり、ドル価は1kg22.520ドルと昨年並みかやや上げ傾向にあります。特に生ズワイは日本向けがほとんどで受注生産となるため、価格交渉を進めているところです。バレンツ産は、ロシア側との価格交渉がうまくいっておらず、一部の搬入予定はあるものの大枠の価格が未定となっています。

      [6月予想相場] ズワイガニ

サイズ

生ズワイガニ(ロシア)

ボイルズワイガニ(カナダ)

5L

4,5004,200

規格無し

4

4,3004,000

規格無し

3

4,3004,000

5,2005,000

2L

4,0003,800

5,0004,500

L

     在庫なし

4,0003,500

 

タラバガニ
冷凍

 極東産は1kg5550ドル前後で推移し、昨年よりも34割高となっています。また、米国のロシア禁輸制裁解除への期待から、年明け以降前述価格にてオファーがあった在庫も、出荷を止めている状況です。アメリカの動向により相場上昇の懸念が強くなっています。バレンツ産は極東産が高値であることから同様に昨年の34割価格引き上げ予想です。日本国内での新物原料を使用した量販店向け製品の販売は更に難しくなり、業務筋向けで良品の販売が中心になると予想されます。

  [6月予想相場] タラバガニ

サイズ

生タラバガニ(米国)

生タラバガニ(ロシア)

6L

16,000中心

8,000中心

5

16,000中心

8,000中心

4

16,000中心

7,500中心

ボイルホタテ
冷凍

3月より本格的な製造が始まりましたが,本年度は昨年度と比較すると各メーカー共に全体的な工程が1ヵ月ほど遅れている印象です。 5月に新物の供給が市中に向けて始まる見込みですが、前評判通り水揚げ量の低下や浜値の高騰で2,000/P(NET800g)程の価格で落ち着きそうです。越年在庫も前評判通り少ないため冬場に向けての相場は強含みの予想です。

[6月予想相場] ボイル帆立

サイズ

予想相場(円/kg

L(品薄)

21/25

2,500中心

M(品薄)

26/30

2,500中心

S(品薄)

31/35

2,500中心

2S(品薄)

36/40

2,500中心

3S(品薄)

41/50

2,500中心 

 

ホタテ貝柱
冷凍

オホーツクでは3月中旬より漁場造成がスタートしましたが、昨年と比較して水揚げ量の大幅減少・歩留まり低下・浜値の高騰化等の要因が重なり,引き続き高値相場が続いています。越年在庫もほぼ皆無であることから今後も相場は上昇傾向にありますがアメリカの相互関税の影響を受け相場を牽引してきたアメリカに高値で荷渡しが進んでいくかは不透明です。

[6月予想相場] ホタテ柱

サイズ

予想相場(円/kg

L(品薄)

21/25

13,000中心

M(品薄)

26/30

10,000中心

S(品薄)

31/35

7,000中心

2S(品薄)

36/40

6,000中心

3S(品薄)

41/50

5,500中心

4S(品薄)

51/60

5,400中心

5S(品薄)

60/80

5,200中心 

 

鰻蒲焼
冷凍

【中国産】・・本年度のシラス漁でジャポニカ種のシラス池入れ量は昨年の10倍となりました。ロストラータ種の製品相場は概ね現価格が底値と見られており,品薄気味の太物は相場反転傾向にあります。ジャポニカ種の製品価格は来年度組成分までは高値品薄状態が続きそうです。

[6月予想相場] 中国産鰻蒲焼(ジャポニカ種・ロストラータ種)

規格 (尾数/10kg)

予想相場(円/kg

25

2,5502,500

30

3,0002,650

35

3,4502,900

40

3,6503,100

45

3,7503,350

50

4,0503,350

60

4,2003,700

【国産】・・・本年度のシラス漁でジャポニカ種のシラス池入れ量は約20トンと昨年よりも大幅に伸びました。最終的なシラス価格は昨年の約半分となり秋口以降安い活鰻の製品化が進むと思われがちですが、人手不足(特に割き手)や工場稼働費の高騰化を考慮すると来年度の鰻の製品価格は予想しているよりも下がらず大量生産は見込めないといった声もあります。

      [6月予想相場] 国産活鰻相場

産地

サイズ(尾/㎏)

予想相場(円/kg

愛知

3P

4,100中心

4P

4,900中心

5P

5,100中心

鹿児島

3P

3,700中心

4P

4,500中心

5P

4,700中心