責任は大きい、やりがいはもっと大きい

目利き力を身につけるためには、前提として魚が好きなことが重要。

見て、食べて、自分で包丁を入れることで、自然と覚えていくことだと思っています。

若手でもぐんぐん成長できる場所、それがうおいちです。

水産業界の中枢を担う会社で働いていることを誇りに思い、今日も魚と向き合っています。

大阪経済法科大学 経済学部・経済学科2010年入社

市場営業本部 大阪 鮮魚二部 第四課

森田 拓郎モリタ タクロウ

水産物の安定供給を維持すること。それが私たちの使命です

鮮魚部で取り扱うのは、主に国内産の魚です。私はサバ・アジの担当をしています。早朝3時には出社し、まずは入荷されてきた魚に値段をつけることから仕事が始まります。5時からセリが始まり、そのあとは6時頃からオフィスワークです。販売伝票を処理したり、翌日の仕入れの手配に関する電話をかけたり…そうこうしていると、あっという間にお昼になります。毎日目まぐるしく動き回っていますね。

魚の水揚げ量は、常に安定しているわけではありません。今日はこちらの漁場ではあまり水揚げがなかったから、あちらの漁場から補填しよう、といった具合にバランスを取ることで、常に市場には安定した量の魚を確保できるよう調整することも重要です。魚を見て、触れ、適正価格を自分で判断できることに責任感もあり、日々やりがいを感じています。

セリの現場は活気にあふれていますよ。うおいちに就職する前は、市場という場所には屈強な男たちがたくさんいて、荒っぽい雰囲気かと思っていたんです。しかし実際には繊細で、物腰柔らかな方もたくさんいらっしゃり、驚いた記憶がありますね。

一瞬の判断力が試される、魚のプロが集まる場所。確かな実力が身につきます

鮮魚部の一番の魅力は、“決裁力が身につくのが早いこと”です。たとえば普通の会社なら、新しい契約をしたりなにかを購入したりするとき、先輩や上司に確認し、承認を取るという段階を踏む必要がありますよね。鮮魚部では、電話1本、自分ひとりで魚の買い付けを行うことがほとんどです。入社して3~4年もすれば、そういった買い付け業務を任せてもらえます。

自分のさじ加減で買い付けを行うことは、プレッシャーにもなるかもしれません。しかし自分の判断で買い付けた魚がお客さまに売れ、喜んでもらえることによって得られる達成感は、なにものにも代えがたいものです。鮮魚部には、20代前半で1日に1億円を動かすスタッフもざらにいますよ。自分でよいと思った魚を自分の判断で買い付け、販売につなげる。責任重大ですが、その分のやりがいは保障します。

忙しい現場ですが、全員が責任をもって働くことで大きな売り上げをあげていますので、その分一人ひとりへの評価も大きいです。