干物への探求欲は、どこまでいっても乾かない

入社して間もない自分が、ここまでのことを任せてもらえるなんて。

そんなインパクトに、仕事に対する責任感もやりがいも大きく高まりました。

とにかく目の前のことを一つひとつ丁寧にしっかりこなしていくことで、干物の旨みのように自信がぎゅっと増していくのを感じる毎日です。

北海道大学 水産学部 海洋資源科学科2020年入社

市場営業本部 大阪 加工食品部 第一課

服部 雄地ハットリ ユウジ

若いうちから仕事を任される環境。それも、想像以上に

北海道大学の水産学部を卒業後、出身地である大阪の企業に戻ろうと入社しました。うおいちは市場機能を構えてたくさんの魚を扱っているため、自分の知識を役立てられそうだと思いました。入社後は、干物の仕入れ・販売担当に配属となり、ほっけなどの干物を担当しています。何が売れ筋なのかを売り場の様子を見に行ったり、仕入れ担当者から情報を集めたりして、仕入れる品種や量を判断していきます。

入社してから感じたのは「思っていたよりも自由に仕事ができ、のびのびと働ける社風だな」ということ。売れ行きが下がっている取引先があったのですが、取り扱う干物の種類が少なかったのでもっと種類を増やして顧客に新たな興味喚起を促したほうがよいと感じました。その内容を上司に相談したところ「おもしろそうだな。やってみろ!」と、ポジティブに背中を押してくれたのです。そこから新たな仕入れ先を開拓していき、売り上げも無事に回復することができました。自分の提案が盛り返しに協力できる達成感を、入社してすぐに感じられたのは大きな経験でした。

干物という日本の文化を守る。そんな使命感も大きなやりがい

私にとって大きな転機となったのは、入社2年目のできごとです。上司が病に倒れてしまい、私が干物担当を代表することになったのです。その上司はかなりのやり手で、社内はもちろん取引先からの信頼も厚く、代わりを私が勤めることに大きなプレッシャーしかありませんでした。加工食品部の別の課の方をはじめ、周りの人たちにサポートしてもらいながら取引先に連絡を入れるなど何とか仕事を進めていくことができました。私は人との会話があまり得意ではないので上司のお客さまへの対応が十分にできるか不安がありましたが、いい人ばかりで逆に仕事の要点を教えていただくなど大きな励みとなりました。

私たちの仕事は魚種・商品ごとに担当者が分かれていることが多く、それぞれの方が自分が扱う商品に精通しているスペシャリストです。そのため、一般には知られていないような専門的な知識が学べたり、教えてもらえることにも楽しさを感じます。うおいちに入社して、干物の美味しさを実感することができましたし、日本の文化を扱っている責任感も感じています。干物という食文化を無くさないよう、もっとその魅力を伝える新たな提案ができるよう頑張っていきたいです。