次の世代に魚のおいしさを伝えていきたい

入社以来ずっとサケとマスを見てきたから、目利きには自信あり。形や顔、ウロコの付き方を見れば、よいものかどうか一目で分かります。

仲卸業者として働いていた親の背中を見て、自分もこの世界へ。

大阪商業大学 経済学部・経済学科2011年入社

商品事業本部 商品部Aチーム

橋本 琢良ハシモト タカラ

よい魚を求めて西へ東へ。ときには海を越え、各国の漁場へ

私はサケ・マスを担当しています。商品部の仕事は、産地に出向き、実際の漁場を視察しながら自分がよいと思ったものを買い付け、市場に流すことです。その後、仲卸業者に販売、製品化したものを、百貨店やスーパーなどの量販店に販売するというのが基本的な流れになっています。

サケやマスは輸入物も多い魚ですので、ロシアやカナダなどへの海外出張もよくあります。最近はカナダのバンクーバーへ行きました。ゴムボートに乗って漁を行い、その場で魚を見て買い付けるといった、スピード感のある取り引きをすることもあるんです。

私は入社1年目でサケ・マス担当になったのですが、初めての出張先は北海道の漁場でした。サケやマスは一度の水揚げでとれる量が多く、漁の現場も迫力満点!その後数々の漁場に出向きましたが、いまでもあの北海道の現場で得た感動は忘れられませんね。

量販店で販売されている魚は、産地やラベルを見れば自分が買い付けしたものだと分かります。初めて実際の店舗で自分が買い付けた魚を目にしたときは、やりがいを感じました。

責任が重いからこそ、燃える。判断力が重要になる仕事です

うおいちでは、私のように1年目から担当を持つことがごく普通にあります。魚種によっては水揚げ量も多く、自分の判断で大きな金額を動かすこともあり、若いうちから責任ある仕事ができるんです。私にとってはそれが向上心につながりましたし、サケ・マス担当になった1年目の頃からずっと、いまも楽しく仕事にあたっています。

自社の自慢できる点は、職場の雰囲気がとてもよいところです。社長や専務クラスの方も普通に現場に顔を出してくれるし、新人とも気さくに話します。大きな会社ですが、社内の風通しはかなりよいでしょうね。

いま、日本における魚の消費量はどんどん減っています。特に魚が苦手な子どもは増えているようです。いまの若い世代の人たちに積極的に魚を食べてもらうためには、魚のおいしさを知ったうえで、たくさん食べてもらうことが重要だと感じています。うおいちでの仕事を通じ、「食育」に努めることが、私の使命です。