本年度も、相愛大学様にて11月29日に「お魚料理教室」を長崎県大阪事務所、長崎県農産加工流通課様と共催で行いました。人間発達学部 管理栄養学科 1年生 合計36名に実習をしました。
弊社では、農林水産省の基本方針である第4次食育推進基本計画に沿って、「生涯を通じた心身の健康を支える食育の推進」「持続可能な食を支える食育の推進」を重点事項と捉え、活動を続けております。本実習は、「鮮度感」と「臨場感」という観点に重きを置きながら「大学・行政・生産者(漁師・漁業者)・販売流通(荷受)」の多様な主体と連携・協働した活動となっております。
本実習のメニューは「長崎天然真鯛のお刺身~ごまだれ漬け~、長崎県産大根と天然真鯛のアラ炊き、卓袱料理お鰭風お吸い物、長崎産野菜サラダ、じゃこ天、長崎みかん」となり、長崎県の食材をふんだんに使った料理になりました。使用の食材は、長崎県様から「ブロッコリー・大根・人参・トマト・みかん・長崎県産ジャガイモを使ったドレッシング」をご提供いただき、弊社からは「長崎県産天然マダイ、長崎てんぷら」を提供いたしました。調味料も極力長崎県産にこだわりました。
今回のレシピは、長崎県産の天然鯛を主軸に置いたもので、お刺身はごまだれ漬けにし、長崎県の郷土料理である卓袱料理に出されるお吸い物を作り、出たアラや頭は大根と煮つけにしてアラも捨てる所なく調理して食べることができました。2人で1尾を捌くようにしたため学生たちが魚に触れる機会を多く設けることもできました。普段あまり会う機会の少ない合同クラスでの実習だったようですが、学生たちは班で協力して助け合いながら作業をしていました。体の向きや包丁の持ち方の工夫を伝えるとすぐに吸収して実践していました。
このような機会を通して、水産や魚食に興味を持って学びを深めてもらい、将来的に食に関わる仕事や消費者として魚食普及に貢献していただけると幸いです。
最後になりましたが、この様な機会をくださった相愛大学の先生方、共催の長崎県大阪事務所、長崎県農産加工流通課様に感謝申し上げます。
今後も弊社は、様々な形で産官学(生産者・行政・学校・販売)と連携しながら持続可能な食育活動を推進していきます。
ほぼ長崎県産の農林水産物になります!
学生さんの飲み込みが早く、捌くコツを伝授するとすぐに実践できました!
キレイに捌けると気持ちがいいですね!
完成品。仕上げまでとても丁寧にされていて、学生さんの技術力が伺えました!