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相愛大学にて「だしの出前講座」に参加しました

 相愛大学 人間発達学部発達栄養学科の1年生と編入生、計65名にむけた調理学実習の中で、愛媛県様協賛のもと、マルトモ株式会社様が「だしの出前講座」を行いました。弊社はアシスタントとしてさせて頂きました。

 

この講義は、相愛大学様と愛媛県様と弊社の産官学としての繋がりによって、毎年行っている「お魚料理教室」がきっかけとなり開催されました。

 

 愛媛県様は削り節の生産量日本一で国内シェア50%以上を誇ります。今回、県内屈指の削り節メーカーのマルトモ株式会社様から農学博士 土居常務様を招き、相愛大学にて管理栄養士の資格取得を目指す学生に対し、和食の基本となる「だし」をテーマに講義を行いました。

 

講義では、和食の基本は「だし」である事から始まり、「天然だし」を極める意味、栄養素、カツオから鰹節になるまで、そして実際にだし取りの方法を実演し、試食するものでした。見て聞いて、触って感じて、味わってまさに五感を刺激するものでした。

 

今回の講義のポイントは、「「天然だし」を極める意味」です。

その意味は「だしが濃いと薄味でもおいしいから」だそうです。これによって様々な利点が生まれるようです。まず、減塩メニューができ、健康な食卓になる点、次に素材の味が生かせることで旬を味わうことができる点です。そして最後に、味覚と人格は表裏一体、つまり「だし」を食べるとほっとした気持ちになり、人格形成に繋がるという点です。

「天然だし」は我々にとって、とても大切な日本食の文化という事が学べました。

 

学生たちもこの講義を受けて「だし」の素晴らしさを実感できました。この経験を将来、管理栄養となった時に日本の和食文化である「だし」の魅力を伝えて下さると思います。

 

最後になりますが、このような貴重な活動に参加させて下さった相愛大学の先生方、愛媛県の方々、マルトモ株式会社の方々に感謝申し上げます。

 

また、このような素晴らしい産官学の活動に協力できますよう、食育活動を進めていきたいと思っております。

 

 

様々な荒節を触って体験しています。

荒節と枯節を食べ比べてみています。

関西風のお出しを試食体験させてもらいました。この昆布だしを沸かして鰹節を2~3掴み入れます。

黄金に輝くお出汁をいざ実食です。美味しすぎて学生さんも微笑んでいました。
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