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イオンリテール近畿様が市場研修に来られました

食育活動の一環として、イオンリテール近畿社員様向けに市場研修を実施しました。

2024年度に入社した計12名を対象に、市場研修を行いました。

本研修では、「市場の視点から学ぶ水産流通」をテーマに、普段店舗に仕入れられる水産物がどこから来て、どのような人々が関わり、どのようなプロセスを経て消費者の手元に届くのかを学びました。

また、その繋がりや水産物の価値を理解したうえで、学んだことをどのように表現し、発信し、販売に活かしていくかを考える機会としました。見て・話して・体験しながら学ぶことで、魚食普及にも貢献できる有意義な食育活動となりました。

 【研修内容】

市場見学

早朝3時半に集合し、市場内を巡りました。青物(アジ・サバなど)、近海魚(ブリ・カツオ・サワラ・マダイなど)、淡水魚、貝類など、多種多様な水産物を間近で観察。鮮度・季節・産地・漁法・サイズ感など、産地や生産者から日々集めた情報を基に、市場ならではの視点で解説しました。

大阪のセリは415分から開始され、まずはマグロの競りを見学。その後、地下にある弊社所有の70トン水槽を見学しました。関西独自の鮮度保持技術である「活〆・神経〆・血抜き」について解説し、出荷直前に処理を施すことで、消費者の手元に届いた際に独特のコリコリとした食感を生み出す仕組みを紹介しました。また、養殖場に近い立地を活かした大阪ならではの水産物流通の特長についても学んでいただきました。

 講義

「市場の視点から学ぶ水産流通」をテーマに、まずは市場見学で得た気づきや感想をペアで共有しました。
特に、店舗までの物流の流れや、人と人との繋がりに注目した意見が多く交わされ、多くの疑問や発見が生まれました。

講義では、

  • 卸売市場の役割と流通の仕組み
  • 小売業の視点で市場を活用する方法

をサブテーマとして解説しました。

また、イオンリテール様と以前企画した「消費地まで生きたまま配送する活〆養殖シマアジ」や、産地フェアの事例を紹介。学んだことをどのように行動へと繋げていくかをペアで話し合い、具体的な販売施策について意見を交換しました。

 【今後の展望】

今回の市場研修を通じて、川下(小売)から川上(生産・流通)までの水産業界の繋がりがより一層深まる機会となりました。

イオンリテール様と今後も様々な取り組みができることを大変嬉しく思います。引き続き、魚食普及と市場流通の発展に貢献できる活動を継続してまいります。

 

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