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エブリイ様が市場研修に来られました

食育活動の一環として、エブリイ社員様向けに市場研修を実施しました

エブリイ社員様26名を対象に、市場研修を行いました。本研修では、「市場の視点から学ぶ水産流通」をテーマに、普段店舗に仕入れられる水産物がどこから来て、どのような人々が関わり、どのようなプロセスを経て消費者の手元に届くのかを学びました。

 

また、2024年の物流問題による影響や、大阪の市場を活用することで、セリ人の視点から季節・産地・漁法・在池量(市場に流通している水産物の量)などをどのように活用できるかを中心に学びました。

 

さらに、水産物の繋がりや価値を理解したうえで、それをどのように表現・発信・販売に活かしていくかを考える機会としました。見て・話して・体験しながら学ぶことで、魚食普及にも貢献できる有意義な食育活動となりました。

 

【研修内容】

市場見学

早朝4時半に集合し、市場内を巡りました。青物(アジ・サバなど)、近海魚(ブリ・カツオ・サワラ・マダイなど)、淡水魚、貝類など、多種多様な水産物を間近で観察。鮮度・季節・産地・漁法・サイズ感など、産地や生産者から日々集めた情報をもとに、市場ならではの視点で解説しました。

大阪のセリは415分から開始され、まずはマグロの競りを見学。その後440分鮮魚セリ、地下にある弊社所有の70トン水槽を見学しました。

 

関西独自の鮮度保持技術である「活〆・神経〆・血抜き」についても解説し、出荷直前に処理を施すことで、消費者の手元に届いた際に独特のコリコリとした食感を生み出す仕組みを紹介しました。また、養殖場に近い立地を活かした大阪ならではの水産物流通の特長についても学んでいただきました。

 

講義

「市場の視点から学ぶ水産流通」をテーマに、まずは市場見学で得た気づきや感想をペアで共有しました。

広島の市場との違いや、鮮度保持の工夫による持続性について多くの質問が交わされ、活発な意見交換の場となりました。

 

また、エブリイ様より事前にご提供いただいたチラシや店舗の売り場の写真を共有し、実際の販売現場での新たな発想やアイデアにつながるようディスカッションを行いました。

 

【今後の展望】

今回の市場研修を通じて、川下(小売)から川上(生産・流通)までの水産業界の繋がりがより一層深まる機会となりました。

エブリイ様と今後もさまざまな取り組みができることを大変嬉しく思います。引き続き、魚食普及と市場流通の発展に貢献できる活動を継続してまいります。

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