11月8日(火)のAM 6:00から弊社の市場営業本部 加工食品部が「棒ダラ品評会」を大阪中央卸売市場 ちりめん売場にて行いました。
棒ダラとは、マダラを乾燥させた保存食です。完全に水分が抜けてカラカラになるまで干した棒状の鱈を、三日から一週間ほどたっぷりの水に浸して身を戻してから調理します。天日干しにされることで鱈のうまみが凝縮されておいしくなる上に、時間をかけて戻すことでほろっと柔らかい食感が味わえます。
元はと言えば、北海道や東北の海で獲られていた鱈を加工して、保存食として関西に広めたことが始まりです。そこから「たら(鱈)ふく食べられる」と語呂が合わせられ、「一年間食に困りませんように」と願いが込められて食される縁起物となりました。京都を中心に関西で食されるお正月のお節料理です。
弊社の商品情報&STRATEGY12月号によりますと、「今年の棒ダラの生産数は大型サイズの原料不足により昨年に比べ約1割減となっています。サイズアソートは大大、大サイズが中心で、特大サイズは少ない状況です。相場は生産数の減少に加え、資材費、送料など経費が高騰していることから強含みで推移するものと思われます。今後の課題としては、棒だらを知らない若い世代(20~40代)に調理方法や食べ方などを伝えていくことが大切だと思います。」とのことです。
[2022年度サイズアソート] 棒ダラ(注:うおいち扱い荷主アソート)
荷主 |
サイズ(10.0㎏) |
アソート |
予想相場(円/㎏) |
丸北北海組 山大小林商店 |
特大 7~10尾 |
12~17% |
9,500~9,000 |
大大11~14尾 |
30~40% |
7,500~7,000 |
|
大 15~16尾 |
35~40% |
6,000~5,500 |
|
特中18尾以下 |
5~10% |
6,000~5,500 |
※サイズと尾数は荷主により多少異なります
昔ながらの日本の文化を時代に合わせて様々な形で受け継いでいっています。今後の販売・販促にもご注目ください。
シンプルな定番商品です
冷凍戻し棒ダラです
上記のもののカットした製品です