正月用塩数の子 初セリ(入札)の結果
今年もお正月用の塩数の子の初セリを下記の通り行いました。
1.上場場所及び日時
セリ日時 :令和6年11月15日(金) 午前9時00分より
上場場所 :大阪市中央卸売市場 本場(福島区)
四十物 北海物売場 (北 I-7)
2.入札数量 : 570㎏(うおいち)
昨年:両社合計数量 549㎏(うおいち 389kg、 大水 160kg)
年間扱い量:約500t(うおいち)
3.産地(加工地) : 北海道(留萌)
4.原料生産地 : アメリカ・カナダ・日本(北海道)・カナダ・シトカ
5.塩数の子入札価格(うおいち分)
サイズ |
令和6年(円/kg) |
令和5年(円/kg) |
カナダ・アメリカ |
― |
|
アメリカ・カナダ ( 特・大 ) |
11,000~ 6,000 |
10,000~ 6,000 |
カナダ (大) |
6,000 |
11,000~10,000 |
ブリストル |
― |
― |
シトカ (大・中) |
4,000 |
― |
前 浜 (特) |
7,000 |
4,000 |
魚卵サイズg/本 カナダ・アメリカ (特大)約30g (大)約25g (中)約15~20g
前浜(特特大)約50gUP (特大)約30~40g (大)約25g (中)約15~20g
今年の初せりの上場数量は、卸両社合計で昨年の約41%増の775㎏となりました。今年の抱卵ニシンの水揚げはカナダブリストルでの操業が無かったものの、カナダBCでは20%増の約6,000tで中サイズが中心に、アメリカシトカも昨年対比230%増の約13,000tと若干増となりました。サイズは大型から小型まで潤沢にあるとの報告です。また北海道全体では10,000tを越えとなり、近年1番の豊漁となっております。円安による輸入コストの上昇に加え、国内での加工は人手不足や資材などの製造コストの上昇、輸送、配送コストの上昇などの影響もあり、浜値の強含みを受け、本日の価格は昨年並みからやや高めの価格となりました。塩カズノコ(化粧箱)の需要は頭打ちが続いていますが、数の子は「子孫繁栄を祝う縁起の良い食べ物」だけではなく、EPA/DHAが豊富な健康に良い食べ物なので、おつまみやサラダ等の食べ方の提案も含め、普段使いの食材としての需要を増やしていただければと思います。
井原水産様よりかずろうさんも来てくださいました!
今年も綺麗な数の子です