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アカガレイ


秋から冬にかけてが旬です。卵を持つと身が細る魚が多いですが、アカガレイは卵を持っても身に脂もあり、大変おいしい魚です。また、おいしいわりにカレイの中ではお手頃価格です。
 お料理方法としては、新鮮なものは刺身にすることもでき、他に煮付け、塩焼き、から揚げ、ムニエル、干物等があります。
 鳥取県の郷土料理に「こまぶり」いう赤ガレイの料理があります。これは、細切りにした刺身に湯がいた子をまぶしたものです。

【MSCの漁業管理認証】
 2009年に京都府機船底曳網漁業連合会が、ズワイガニとアカガレイの漁業で、アジアで初めてとなるMSC(海洋管理協議会)の漁業管理認証を取得しました。これは、海のエコラベルとも言われるもので、持続可能で適切に管理され、環境と資源に配慮して営まれる漁業として認証されたものです。

調理例
赤ガレイの唐揚げ中華甘酢あんかけ風
赤ガレイの唐揚げ中華甘酢あんかけ風

赤ガレイを中華風に食べる。パリパリとした食感がおいしい!
熱いうちに食べると魚卵の味とあいまっておいしい。

【お料理のポイント】
魚には多少の切れ込みをすること。
熱いうちに食べること。

材料

赤かれい切身 2切(約200g) 中サイズ1尾分
モヤシ、ニンジン、ピーマン 各50g程度
ショウガ   少々

【調味料(中華あん)】
水     3/4カップ(150ml)
しょうゆ  大さじ4
酢      〃 2
砂糖     〃 2

作り方

①赤ガレイを片栗粉でまぶして、色目がつくまで油でカラッと揚げる。
②野菜を炒め、水に片栗粉を溶かしたものを入れて加熱する。この時、生姜をすりおろすか、千切りにして入れるとおいしい。
③野菜のあんができたら、すぐに①の魚にかける。
④できたてを食べる。

カレイと根菜のあんかけ風煮付け
カレイと根菜のあんかけ風煮付け

魚も野菜も一つの鍋で料理したら楽だと思って作りました。魚から出汁が出るので、一緒に煮た野菜も、煮汁もおいしいと思って食べています。料理の基本や魚のおいしい食べ方を知らないので、「おすすめ」に応募するにはお恥ずかしいレシピですが、みなさんに教えてもらえればうれしいです。

★お料理のポイント★
 魚の煮付けというよりも、汁物のような感覚で、煮汁も飲んでしまうぐらいのすっきりした味つけにしています。魚を小さめに切り、汁物としてお椀に盛ってもいいと思います

材料

カレイ、里芋、蓮根、蕪、葱など
出汁(昆布)、
酒、みりん、塩、しょうゆ・・・・・A
片栗粉

作り方

①カレイはウロコとヌメリをとり内臓を除いて、味が染みやすいように表面に包丁を入れる。(お好みで適当な大きさに切る。)
②里芋、蓮根、蕪は皮をむき、食べやすい大きさに切る。
③材料がかぶるぐらいの出汁と里芋、蓮根を鍋に入れて火にかけ、軽く火が通るぐらいまで煮てAで調味する。
④鍋の中の野菜を寄せて鍋底にカレイを置き、蕪を加え、あくを取りながら弱火で煮る。
⑤いい具合に煮えたらカレイを皿に取りだす。
⑥鍋に刻んだ葱を加え、水溶き片栗粉で緩めにとろみをつけ、⑤のカレイにたっぷりかける。

赤かれいの煮付け
赤かれいの煮付け

赤ガレイの定番料理、煮付けの紹介です。他のカレイやヒラメ等でも美味しくできます。カレイは長く煮ると身がぱさつくので(コラーゲンが煮汁に溶け出してしまうからだそうです)、7~8分位の短時間で煮るのがポイント。今回は、煮汁を薄めにしてワカメや野菜も一緒に炊きました。

材料

赤ガレイ切身・・・2切れ(約250g)
タマネギ・・・1/4個(50g)
ブナシメジ・・・1/2パック(50g)
ワカメ(水で戻して水気をしぼったもの)・・・50g
生姜・・・1/4カケ(約10g)
<煮汁>
醤油・・・大さじ3、みりん・・・大さじ3、砂糖・・・大さじ1.5、酒・・・大さじ6(90ml)、
水・・・大さじ9(135ml)

作り方

①タマネギは櫛切り、シメジは石付きを切って株をほぐす。ショウガは薄切り。水で戻したワカメは食べやすい大きさに適宜切る。
②カレイに味が浸みやすいように切れ目を入れ、※80~90度くらいの湯に5秒くらい漬けて冷水に落とし霜降りにする。ウロコや血の残りを、皮を破らないようにそっと洗い落とし、水気を拭っておく。
※熱湯で霜降りにすると皮がむけてしまうので、少し温度を落として作業します。

③煮汁を※鍋に入れ、カレイとワカメ以外の材料を加えて強火にかける。沸騰したら大ざっぱにアクを除き、落し蓋をして中火で7~8分煮る。カレイが子持で身が厚いときなどはもう少し時間がかかるので時間は適宜。
※鍋は魚を取りだす時に身崩れさせないように浅めのものが便利です。私はいつもフライパンを使います。カレイを重ならないように鍋に入れ、空いている隙間に野菜を入れて煮ます。

④最後にワカメを加えて一煮立ちさせて火を止めます。ヘラやフライ返し等を使って、身崩れさせないように器に盛付けます。

赤ガレイのムニエル
赤ガレイのムニエル
材料

アカガレイ(子持ち)切身 2切
小麦粉 適量
オリーブオイル、バター(60g)
醤油 適量
添え野菜:ブロッコリー、エリンギ、スダチ(又はレモン)
(添え野菜は、ブロッコリー、エリンギはバター炒め)

作り方

1.アカガレイの切身に小麦粉をまぶし、しばらく置いてなじませる(5分程度)
2.オリーブオイルとバター(40g)を入れたフライパンを熱し、皮目より焼き裏返して蓋をして、中まで火を通す。(時折、フライパンのオリーブオイルをかけ、皮をパリッとさせる)
3.焼き上がったアカガレイを取り出し、残ったフライパンに醤油を適量落とし、ソースを作る
4.アカガレイに3)をかけ、出来上がり

赤ガレイこまぶり
赤ガレイこまぶり

赤ガレイの刺身をボイルした子(卵巣)でまぶしたもので、鳥取県の郷土料理だそうです。「こまぶり」とは「子まぶし」のことと思われます。
大阪では赤ガレイを刺身であまり食べないのですが、美味しそうなので作ってみました。ボイルした子の食感がぷちぷちとしてなかなか良いです。

材料

赤ガレイ(子持ち)・・・1尾
塩・・・適量

作り方

赤ガレイは通常の魚と同じく、5枚におろしてから皮を除き刺身に引きます。子(卵巣)は身からはずしてとっておきます。問題は卵を茹でてばらばらにする方法なので、それを簡単に書きます。
①子を小鍋に入れてたっぷりと塩をふり、手でよくもんでどろどろの状態にする。卵がばらばらになり、薄皮とも分かれるので、薄皮は取り除く。
② ①の鍋に適当に水を加えて火にかけ、塩水で卵を3~4分茹でる。布巾で卵を越しとって軽く水洗いし(塩抜き)、布巾を強めに絞って水気を切る。
③刺身に②の卵をまぶせばでき上がり。普通の刺身同様、ワサビ醤油でいただきます。

子持ちアカガレイの煮付け
子持ちアカガレイの煮付け

アカガレイは秋になると卵を持ち始めます。これはやはり定番の煮付けが一番でしょうか。

材料

アカガレイ切身・・・2切れ(約250g)
生姜・・・1カケ
青ネギ・・・少々
<煮汁>
醤油、みりん、砂糖・・・各 大さじ2
酒・・・大さじ4
水・・・大さじ10(150ml)

作り方

①切身を80~90℃の熱湯に5秒くらい浸けて霜降りにしたら冷水にとり、鱗などを丁寧に洗って水けを拭う。
②生姜の半分を薄切り。生姜のもう半分と青ネギは千切りして水にさらす。
③鍋に煮汁の材料を入れて沸騰させ、切身を加えて強火で煮る。出てきたアクをすくったら中火に落として煮汁をかけながら汁が半分くらいになるまで6~7分煮る。薄切り生姜は最初から加えると香りが飛んでしまうので、途中で加えてください。
④器に盛り付け、千切りの生姜と青ネギを水けを切って添える。

アカガレイの煮つけ
アカガレイの煮つけ
材料

アカガレイの切身 2切、
ごぼう、かぶ等の根菜を適量

・調味料
醤油、みりん、砂糖、酒、水、生姜

作り方

①鍋に調味料を入れ、沸騰させる。
②ごぼう、かぶは食べやすい大きさに切る。
③煮立った①の鍋に赤ガレイの切身を重ならないように入れ、ごぼう、かぶをまわりに入れる。
④材料を入れて煮立ったら、弱火にして10分煮る。
⑥お皿に盛るときは、フライ返し等を使って崩れないように盛るときれいに盛れる。

アカガレイの唐揚げおろし
アカガレイの唐揚げおろし

子持ちのアカガレイお使用しました!

外はかりっと中はふんわりで美味しいです。

材料

アカガレイ…1尾

塩…適量

小麦粉…大匙2

ダイコン…100g

ポン酢…適量

コショウ…適量

作り方

1.アカガレイに塩をして、10分置きます。

2.アカガレイから出た余分な水分をふき取り、小麦粉を全体につけます。

3.温めた油で、皮目から揚げていきます。

4.揚がったらおろしたダイコンをかけて、ポン酢とコショウで完成。

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