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イボダイ


調理例
イボダイの煮付け
イボダイの煮付け

煮付けはシズ料理の定番です。繊維質がしっかりとして旨みがあり淡白な味で、薄めの煮汁で炊いた方が美味しいです。薄いと思われたら、最後に汁だけ少し煮詰めてください。

材料

シズ・・・2尾(今回は約200g)
ショウガ・・・1/3カケ
サヤインゲン・・・6本
<煮汁(※1)>
醤油、みりん・・・各大さじ2、砂糖・・・大さじ1、料理酒、水・・・各大さじ6

※1:カレイなどの煮付けに適した、やや甘めで薄めの煮汁です。分量は魚約200g相当なので、煮る魚の量で加減してください。

作り方

①シズはエラと内臓を取り除いて水洗いして水気をふき取り、表と裏に2ヶ所切れ目を入れる。
②ショウガは千切りにし、飾りに使う半分は水にさらして軽く水気をきる(煮汁に入れる半分は千切りのまま)。サヤインゲンは塩を一つまみいれた湯で固めに茹で(約2分)、冷水で色止めし、半分に切る。
③鍋(※2)に煮汁の材料を入れて火にかけ沸騰したら①シズを入れ、落し蓋(ホイル等)をして3分煮、千切り生姜を加えて更に3~4分煮て火を止め、煮汁に②のサヤインゲンを加える。5分くらい冷まして味をしみ込ませる。
④フライ返し等を使って魚の形を崩さないように器に盛り付け、千切りしたショウガを添える。

※2:煮上がった魚を型崩れしないように取り出すには、浅めの鍋が便利です。お勧めはフライパン。鍋の大きさは、魚を曲げずにきちんと納まる程度がベスト。大きすぎると煮汁が回らず、小さいと魚が型崩れしてしまいます。

しず(イボダイ)の南蛮漬け
しず(イボダイ)の南蛮漬け

通常は小さめで安価なものを使って南蛮漬けをつくります(今回のは大きさが1尾100g以上あって南蛮漬け用には立派)。シズの骨は柔らかので、よく揚げて1日くらい南蛮酢に漬け込むと骨まで食べられます。

材料

シズ・・・約200g
タマネギ・・・1/2個
ニンジン・・・1/4本
ピーマン・・・1/2個
小麦粉・・・適量
揚げ油・・・適量
レモン・・・輪切り4切

<南蛮酢>
酢、薄口醤油、みりん・・・各大さじ4、料理酒、水・・・各大さじ2、砂糖・・・大さじ3
鷹の爪・・・輪切り1本分、ショウガ・・・薄切り4枚、顆粒だし・・・少々

作り方

①シズはエラと内臓を取り除いて水洗いし、水気をふき取って表と裏に2ヶ所切れ目を入れる。
②タマネギは櫛形に切り、ニンジンは千切り、ピーマンも種を除いて千切りにする。タマネギ、ニンジンは20分くらい水にさらし、水気をきる。
③南蛮酢の材料を合わせて火にかけ、ひと煮立ちさせて火を止め、バットなどの容器に移しておく。
④ ①のシズに小麦粉をまぶし、170~180℃の油でからっと揚げ、熱いうちに③の南蛮酢に漬け込む。②の野菜も同様に南蛮酢に浸ける。
⑤器に盛り付け、レモンを添える。できた後、すぐに温かいものを食べても良いですし、何日か漬け込んでも美味しく食べられます。

しず(イボダイ)の握り寿司
しず(イボダイ)の握り寿司 カツオの漬けと一緒に握りました!

シズの寿司といえば、徳島県の郷土料理「ぼうぜの姿寿司」がよく知られますが、今回作ったのは刺身感覚の握り寿司です。身が少し柔らかかったので、ちょっとだけ塩と酢で締めて使いました、

材料

※今回はカツオの握り寿司も一緒に作ったので、分量を書いていません。握り寿司の種は1切れが約12g、寿司飯は握り1個が約18gですので、寿司種の量を考慮して寿司飯を作ってください。寿司飯と寿司酢の割合は下に書いています。
【材料】
シズ
すし飯
わさび、甘酢ショウガ

作り方

①シズは水洗いして3枚におろし腹骨をすき取る。かるく塩を振って5分ほどおき、水で塩を洗い流した後、寿司用の酢で洗って身を締める。
② ①のシズの酢をふき取り、骨抜きで血合いの骨を抜く。次に頭側から手で皮をむき、寿司種用にカットする。今回は片身が約25gでしたので半分にそぎ切りにしています。
③寿司飯は、固めに炊いたご飯に、ご飯の重量の約10%の寿司酢(市販品)をかけて作ります。例えば 米1合=ご飯約320g ならば 寿司酢 大さじ2(30ml)が目安です。

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