サワラは白味噌の地に漬け込んだ西京焼きが定番ですが、冬場の柚子が出回る時期には幽庵焼きもお勧めです。柚子の香りがとっても爽やかで、季節感いっぱいの一品。秋から初春のサワラは脂がのっていて、これがまたおいしい。お節用にも最適です。
サワラ切身 4切(1切:80~100g)
食 塩 少々
<幽庵地>
醤油 大さじ4
みりん 大さじ4
酒 大さじ2
柚子 中1個(約50g)
①サワラの切身に軽く塩をふり、冷蔵庫で30分ほど寝かせます。
※身を締め、下味をつけるため!
②この間に幽庵地を作ります。幽庵地の基本は醤油:みりん:酒が1:1:1に柚子の輪切りを入れます。通常はこれに2~3時間漬け込みますが、今回は時間の都合で漬け込みを30分程度にしたので醤油とみりんの割合を増やして味を濃くしました。
③身を締めた①のサワラを水で軽く洗ってクッキングペーパーで水気を切り、②の幽庵地に30分ほど漬け込み、グリルで焼いてできあがり。みりんが多いので焦がさないように!
★お料理のポイント★
魚はサワラに限りません。白身の魚ならなんでも可能です。
仕上がりをよくするために最後に三つ葉やゆずの皮を振っておけば、白い上に緑や、黄色がよくはえます。
サワラ切身2切れ(約160g骨なし)、エビ(中4匹)、ゆりね(中1個)、かぶら4個(700g)、卵白(2個分)、三つ葉、ゆずの皮(少々)
<調味料>
薄口醤油(小さじ1/2)、出汁(カップ1+1/2)、みりん(小さじ1)、酒(小さじ2)、塩(小さじ1/3)
片栗粉(大さじ1)、水(大さじ1)
①かぶらは厚めにむき、粗めのおろし金ですりおろし、水気を切る。(ざるに布巾を敷いて軽く絞る。)
②卵白が白くふんわりするまでかきまぜる。(軽く塩小さじ1/2 調味量外)
③ ①と②をさっくり混ぜる。
④サワラは三枚におろし、一口大に切る。エビは殻や背綿を取る。サワラとエビに塩、酒少々(調味料外)を振り10分くらいおく。
⑤ゆりねは掃除して、少し硬めにゆでる。
⑥小ぶりの器に④、⑤をいれ、上から蓋をするように③をかけ約10分蒸す。
⑦出汁を煮立て、醤油、みりん、酒を入れて煮る。最後に片栗粉でとろみをつける。
⑧ ⑥の蒸し上がりに⑦のあんをかけ、三つ葉、ゆずの皮などを添える。
サワラは血合いの色が濃いので関西ではあまり刺身に使いませんが、刺身でもおいしい魚です。
皮が銀色できれいなのに、そのまま刺身にすると口に残ります、そこで、さっと炙ってたたき風の刺身にしました。温いまま刺身にすると、皮の下の脂肪がトロッとしてとても美味しいです。塩とスダチで食べるのもお勧め!!
サワラ
大根のケン、大葉など適宜
①サワラを3枚におろし、背側、腹側に分けて冊取りする。
②冊を金属性のバット等に入れ、皮目をトーチバーナーでさっと炙る。
③後は刺身に引いて盛り付けるだけです。
※作ってすぐに食べない時は、炙った後に氷水に漬けて冷やし、よく水気をぬぐってから刺身に引きます。
サワラの代表的なお料理です。できたてでも、冷めてからもおいしく食べれますので、お弁当にもいいですね。
さわら切り身 2切
ふり塩 少々
(漬け味噌)だいたいの目安にしてください。お好みで砂糖や塩の分量を調整してみてください。
西京みそ 300g
みりん 50cc
砂糖 20g
1.鰆の切身に塩を振り、1時間ほどおいてペーパータオル等で水気をふく。
2.漬け味噌を混ぜ合わせて作る。
3.タッパーに2で作った味噌を半分入れ、1の鰆の切身を重ならないように並べる。更に残りの半分の味噌を切身の上にぬる。
4.2~3日、冷蔵庫におく。
5.魚焼き器もしくは、フライパンで焼く際に、味噌が多いと焦げやすくなるので、味噌をぬぐうか、水洗いしてから焼く。
「淡煮」は、いわば吸物の汁で魚を炊いた感じの料理です。薄味で炊くことで素材本来の味が楽しめます。煮魚の味付けは甘がらいものと決めつけていた方には、目からウロコの一品。薄味で炊いてもサワラには予め塩をしているので、しっかりとした味が入っています。
サワラ切身・・・2切
白ネギ・・・20cm
シイタケ・・・2個
青ネギ…少々
<煮汁>
水・・・1・1/2カップ
薄口しょうゆ・・・20ml
料理酒・・・20ml
みりん・・・小さじ1
出汁昆布・・・5×10㎝(適当でOKです)
①サワラの切身に軽く塩を振って30分くらいおく。
②白ネギは5cmにカットし、斜めに3ヶ所くらい切れ目を入れる。シイタケは軸を切る。トッピング用の青ネギは細く千切りし、水にさらす。
③白ネギ、シイタケをさっと湯通しする。同様に①のサワラも湯通しして霜降り状にし、冷水に取ってぬめりなどを落とす。
④鍋に煮汁の材料、③のサワラ、白ネギ、シイタケを加えて火をつけ、沸騰したら出汁昆布を取り除き、火を弱めて2~3分煮る(サワラに火が通ればOK)。
⑤10分くらいそのまま冷まして味を染ませ、器に移して青ネギをのせる。
大阪ではあまり刺身で食べませんが、鮮度が良ければ刺身がおいしい! 特に寒い時期のサワラは全体に脂がのり、トロ~として最高です。
お刺身なのでレシピというほどのものはないですが、一応書いておきます。
【材料】
サワラ
大葉、スダチ等・・・適宜
①サワラは水洗いして3枚におろし、冊取りします。
②背側の身は皮を引き、平造りにする。
③腹側の身は皮付きのまま銀皮造りにします。銀色が美しいですが、そのままだと皮が口に残るので、表面に斜めの格子状に庖丁を入れてから平造りにします。トーチバーナーがあれば、格子状の切れ目を入れずに皮を炙っても美味しいです。
最初はアルミホイルをかぶせておき、焦げないように気をつけましょう。このレシピでは時間短縮のため、電子レンジと併用しましたが、もちろんオーブントースターだけでもOK。ご自宅の調理器具にあわせて作りましょう。
さわら切り身(サゴシでもよい)・じゃがいも(薄く切って水にさらす)・パン粉・バター
①グラタン皿にバターを塗る(お好みで「おろしニンニク」を混ぜる)。
②さわら・じゃがいもを敷き詰め、次に具材が隠れるくらいのチーズをのせ、上からパン粉をまぶす。
③電子レンジで5分加熱したあと、オーブントースター(900ワット)で10分焼く。軽く焦げ目がついたら
出来上がり!
漬け焼きはサケやハマチでも紹介していますが、もちろんサワラも美味しいです。レシピは超簡単なので知っていると重宝します。お弁当用とかお節にも最適です。
サワラ切…2切れ
塩…少々
醤油…大さじ2
酒…大さじ2
※醤油、酒の分量は、大きめの切身(100g~120g)に各大さじ1が目安
①切身に軽く塩を振って20分くらいおく。
②醤油と酒を合わせて切身を3時間くらい漬け込む。一晩から1日くらい漬けても確りと味がしみて美味しいです。後は焼くだけです。
※小さめのビニール袋に切身と調味料を入れ、空気を抜いて冷蔵庫に入れておくと満遍なく漬かります。タッパ等で漬け込むときは、途中で切身を裏返して均一に漬かるようにしてください。
魚すきは魚を使ったすき焼きで、大阪の郷土料理です。具材や煮汁の割り下も肉のすき焼きとほぼ同じで、溶き卵をつけていただきます。今回使ったサワラの他、ブリ、サバなどでも美味しいです。
サワラ切身…3切(約300g)
白菜…300g
焼き豆腐…1/2丁
糸こんにゃく…1袋(200g)
生しいたけ…4枚
白ネギ…1本
三つ葉…1/2パック
ニンジン…少々
卵…2個
<割り下>
醤油…100ml、みりん…100ml、だし汁…150ml
※だし汁は水に市販の白だしを大さじ1~2加えてもOKです。
①サワラは骨を除き、皮付きのまま厚さ1cm程度の削ぎ切りにする。
②糸こんにゃくは下茹でして食べやすく切る。生しいたけは石付きを取る。その他、野菜や豆腐は食べやすく切る。
③深めの器で割り下の材料を混ぜ、サワラを5分くらい漬け込む。
④サワラを取り出して割り下をすき焼き鍋に注いで火にかける。サワラや他の具材を煮て、煮えたら溶き卵をつけていただきます。好みですが、粉山椒をふって食べる美味しいです。
※割り下に市販のすき焼き用タレを使う場合は、魚用には甘すぎるものが多いので、醤油と水を1:1くらいの割合で適宜足して使ってください。
4月から6月はサワラがたくさん獲れる時期です。春先は朝晩まだまだ寒い時期ですので、ぜひお試しください。もちろん鍋シーズンに脂ののった「寒鰆(かんざわら)」でいただくのも、おすすめ!市販の鍋つゆも、キムチ鍋など他の種類でもOKです。
サワラ(サゴシでもよい)8切れ 木綿豆腐 1丁 青ネギ1束 しめじ1パック
大根1/2本 水菜 1束 市販の豆乳なべ用つゆ 1パック
①材料を食べやすい大きさに切る。
②市販のなべつゆを鍋に入れ火にかけ、しめじを入れる。
③沸騰したら、他の具材を入れる。根菜など火が通りにくいものから順に入れていく。全体に火が通ったらできあがり。
味噌漬けは白味噌を使えば色白で上品な味に仕上がりますが、普段家庭で使う信州味噌、赤味噌、麹味噌など、どんな味噌で作っても美味しいです。今回紹介するのは味噌も少なくてすむ簡単で美味しい味噌漬けです。
サワラ切身・・・4切れ
塩・・・少々
赤味噌・・・70g(大さじ4くらい)
みりん・・・大さじ2
酒・・・大さじ2
①切身に薄く塩をふって(2%程度)、30分くらいおき、浮いてきた水気をペーパー等で拭き取る。
②味噌、みりん、酒を混ぜて練り、切身に塗る。タッパーかビニール袋などに入れ、冷蔵庫で漬け込む。2~3日漬込むと味が良くしみて美味しいです。焦げやすいので、焼くときは味噌をよく拭うか、さっと洗って味噌を落としてから。
※漬け込む味噌の調合は、だいたいの目安でOKです。味噌にみりん、酒をほぼ同量加えて練り、スプーンですくった時にぽたぽたと垂れるくらいが目安。味噌の量は、切身1切れに大さじ1程度です。
※長期保存する場合は、2日くらい漬込んだのち冷凍します。ラップで1切れずつ巻いて冷凍すると使うときに便利。
春に美味しいサワラと玉ねぎを組み合わせた、季節の料理です。野菜の甘みがサワラの味とマッチして、美味しいです。レモンの酸味がアクセントになります。
サワラには体に必要なたんぱく質が多く含まれていますので、是非食べてくださいね!
(245kcal/人)
サワラの切り身…2切れ
玉ねぎ…1/2
にんじん…1/4
塩・コショウ…少々
コンソメ(顆粒)…少々
レモンスライス…2枚
酒…大さじ2
醤油…小さじ1
バター…10g
①玉ねぎを薄切りにし、にんじんを千切りにする。
②熱したフライパンにバターを溶かし、にんじんを炒め、少し火が通ったら玉ねぎを入れ炒める。
③②にコンソメ顆粒、塩・コショウを入れ味を調える。
④③を冷ましている間に、サワラに塩を振り10分程置く。
⑤サワラの表面の水をしっかりふき取る。
⑥アルミホイルにサワラを置き、その上に③を乗せる。
⑦⑥に酒大さじ1、醤油小さじ1/2づつ切り身に振りかけ、上にレモンを乗せてアルミホイルで包む。
⑧オーブンで230℃、12~15分焼く。
(オーブンがないときはトースターで焼くこともできます。)
⑨食べるときはアルミホイルをアツアツをどうぞ。
春のサワラと新玉ねぎ、春人参と春をいっぱい詰めた南蛮漬けです。
サワラの切り身…2切れ
小麦粉…大さじ1
玉ねぎ…1/4個
にんじん…1/4個
ピーマン・・。1個
鷹の爪…1/2
塩…少々
南蛮漬けのタレ
酢…大さじ2 1/2
薄口醤油…大さじ1
砂糖…大さじ2
塩…少々
①サワラに塩をかけ5分置く。
②玉ねぎは薄切り、にんじんとピーマンは千切りにし、鷹の爪は輪切りにする。サワラは食べやすい大きさに切る。
③フライパンに切った野菜と鷹の爪、酢、薄口醤油、砂糖を入れ玉ねぎとにんじんがしんなりするまで炒め、容器に移す。
④サワラに小麦粉をまぶしフライパンで少量の油で揚げる。
⑤揚げあがったら、熱いうちに③でできた南蛮漬けのタレに入れ、しばらく置いておく。(1日置くと味が染みて美味しいです。)
サワラを生で食べることはあまりないと思いますが、手に入った時には是非作ってみてください。
【材料(2人分)】
サワラ(生)・・・150g
酒・・・大さじ2
酢…大さじ2
オリーブオイル…大さじ2
醤油…小さじ1/2
塩、コショウ…少々
ゆず…1/4個
ねぎ…1/4本
人参…10g
【作り方】
1時間ほど冷蔵庫にいれて完成。
市販の油淋鶏の素を使った、簡単お魚アレンジレシピです!
外はサクッ中はふっくらしたサワラに、味の濃いタレがよく合います!!
サワラは皮を引かずに使うと皮と身の間の脂がジューシーで美味しいですよ。
サワラ・・・300g
市販の油淋鶏の素…1袋
ねぎ…適量
油…大匙2
塩コショウ…適量
サワラの旨辛が凝縮されて美味しいです
サワラ・・・200g
市販の天ぷら粉…100g
水…160ml
揚げ油…適量
塩コショウ…適量
サワラ | 1 | フィレ |
バター | 30 | g |
薄口醤油 | 2 | 大さじ |
コショウ | 少々 | |
塩 | 少々 | |
白ネギ(青いところ) | 3 | 本 |
レモン | 1/2 | 個 |
サラダ油 | 1 | 大さじ |
片栗粉 | 10 | g |
ⅰ)白ネギ(青いところ)を斜めに切る。
ⅱ)サワラを切り身にする。7等分に切る。
ⅲ)サワラに軽く塩をして10分ほど置き、
浮き出た水分をキッチンペーパーで
ふき取る。両面をコショウと片栗粉でコーティングする。
ⅳ)フライパンにサラダ油をしき、熱したら皮目から
焼いていく。両面2分ずつ焼いて焼き色を付ける。
ⅴ)別のフライパンにバターを入れ、白ネギ(青いところ)が
しんなりするまで炒め、醤油を入れて火を止める。
ⅵ)焼いたサワラにⅴ)のソースを盛り付け完成。
サワラ | 2 | 柵 |
ブロッコリー | 2 | 房 |
トマト(大) | 1 | 個 |
●オリーブオイル | 3 | 大さじ |
●醤油 | 3 | 大さじ |
●粒マスタード | 1 | 大さじ |
●砂糖 | 1 | 小さじ |
●コショウ | たっぷり | |
●レモン汁 | 1/2 | 個 |
塩 | 1 | 小さじ |
ⅰ)トマトとブロッコリーを適当な大きさに切る。お湯1Lに塩小さじ1入れる。
ⅱ)沸騰したお湯に茎を入れ30秒茹でる。小房を加え、再沸騰したら火を止める。
ⅲ)●を合わせてドレッシングを作る。味見をする。
ⅳ)サワラを刺身に引き、茹でたブロッコリーとドレッシングをトッピングして完成。