アワビより肉質が柔らかめで、小さいこともあって刺身にするより煮物、蒸し物、バター焼などにされることが多い。加熱する時はさっとでよい。火をとおし過ぎると硬くなります。
お花見の弁当やお節に使うトコブシの含め煮です。お重や折詰めの片隅に少しあるだけで全体が豪華に見えるから不思議。貝類は長い時間煮れば軟らかくなりますが、トコブシはもともと身が柔らかいのでサッと煮て味を含ませればOK。
トコブシ・・・10粒(約150gありました)
<煮汁>
醤油・・・大さじ1、砂糖・・・大さじ1、みりん・・・大さじ1、料理酒・・・大さじ4、水・・・大さじ4
①トコブシの身と貝の両面をタワシでこすり、よく洗う。
②煮汁にトコブシを入れて中火にかけ、沸騰したらアクをすくい、弱火にして2~3分煮て火を止める。そのまま冷まして2~3時間おき味を含ませればでき上がり。
和風に料理されることの多いトコブシですが、洋風にアレンジしても大変おいしくいただくことができます。
トコブシ 10個、バター 50g、ニンニク 1片、パセリ 適量
酒 大さじ1、醤油 小さじ1、コショウ 適量、レモン 1/8個
1.トコブシの殻をはずす。ワタを取り、塩をまぶして軽くもんで、ぬめりを取り、水洗いする。
2.平たい面を格子状に切れ目を入れる。
3.熱したフライパンにバターを入れて、ニンニクを入れ匂いがしたらトコブシを格子状に切れ目をいれた面から焼く。
4.軽く焦げ目がついたら、裏返す。日本酒を入れて蓋をする。
5.火が通ったらお皿に盛り付ける。
6.フライパンに残ったバターに醤油をたらし、レモンを絞り軽く火を通す。
7.お皿にもりつけたトコブシに6のソースをかける。