旬 | 春、秋 |
主産地 | 日本各地の沿岸で漁獲されますが |
漁法 | 手掘り、鋤簾(じょれん---長い柄の先に熊手のような歯を持つ篭をつけた道具で、先端の歯の部分を海底に押し付けるようにして引きずって貝を捕獲)、桁網 |
名前は浅いところにすむからとか、「漁り」からきていとも言われます。通年で回り、昔から日本人にもっともおなじみの貝で、時代劇にもアサリ売りがよくでてきます。二枚貝では最も漁獲量が多いが、中国や韓国からも輸入している。
アサリ樺太、千島列島から日本沿岸部各地、及び沿海州、朝鮮半島、東シナ海、南シナ海、フィリピンにいたる沿岸部に広く分布しています。深い所には生息せず水深10m以浅の細砂底中に潜り、水管を海底上に出して生息。主に植物プランクトンや有機懸濁物を水管から海水と一緒に吸い込んで食べます。
一般に産卵期は春と秋の2回。北海道などでは夏に1回のところもあります。発生後、1年で貝長が1cmくらい、2年で2cmくらい、3年で3~4cmに成長します。産卵期をひかえた春と秋が最も身が太って旬です。