旬 | 春 |
主産地 | 三重、徳島、鳥取、長崎 |
漁法 | 定置網、刺網、釣り |
荒磯の王者とし磯で釣りをする人にはおなじみの魚。ただ漁獲量は少なく、スーパーなどにはあまり並ばないので、食べたことがある人は意外と少ないかもしれない。
石をも噛み砕くような硬い歯をもっていることからイシダイ(石鯛)の呼名がある。関西では体長20cmくらいまでのサンバソウ、それ以上をハスと呼ぶことが多い。
横縞がはっきりとした若魚 成長とともに縞が薄れる。スズキ目イシダイ科イシダイ属の魚で近縁種にはイシガキダイ(石垣鯛)がいます。小笠原諸島を除く北海道以南の日本各地、朝鮮半島や南シナ海の中国沿岸部に分布。
若魚は体側に7本の黒い横縞がある。雄は成長すると黒い横縞が不鮮明になりになる。産卵期は春。生後1年で15cm、4年で30cm、6年で40cmに達する。成魚は沿岸の波の荒い岩礁域の水深50m以浅に棲む。若魚は沖合いの漁礁や防波堤など、比較的波の穏やかな海域にいることが多い。
成魚はウニやカニ、フジツボなどの付着生物を好んで食べるが、都合のいいように口は口ばし状になっている。