旬 | 5~9月 |
主産地 | 太平洋岸各地、九州西岸 |
漁法 | 一本釣り、巻網、曳き縄 |
北海道南部以南の太平洋側、世界の温暖海域に分布します。代表的な回遊魚のひとつで3月から夏にかけて南方海上から黒潮に乗り南九州から関東、東北、北海道南東へと北上しながら成熟していき、9月頃水温が低下すると南下します。
初夏のカツオは初物で美味ではあるが脂ののりは薄く淡白。秋口に南下してくるカツオは「戻りカツオ」とか「もちカツオ」と呼んで脂も乗ってさらに美味しい。
料理は、少しくせがあるので皮目を焼き、ニンニクやショウガ、ネギとポン酢などで食べるたたきが有名。鮮度の良いものは刺身もよい。腹身は脂肪分が多く、塩焼きにすると美味しい。
加工品では、静岡の角煮、和歌山のなまり節が有名。なまり節は四つ割に捌いたカツオを茹でたもので、春の季節商材。筍やフキと炊き合わせると美味しい。内臓の塩辛が酒盗で、左党に人気です。