旬 | 春、秋 |
主産地 | 和歌山、徳島 |
漁法 | 底引き網 |
クルマエビ科の海老で、クルマエビに次ぐ高級海老とされる。体色が全体に赤っぽく、特に触覚(髭)と脚が鮮やかな赤色で、関西での呼名もアシアカ(足赤)。海外では、東南アジア各国でこのエビの仲間が養殖されていて、「タイガー」「フラワー」などと呼ぶ。
和歌山県産のクマエビ(足赤えび)日本では房総半島以南の太平洋側、日本海側は山陰以西。その他東南アジアの海域、インド洋、地中海に分布する。正月用の有頭海老(冷凍)とし人気のあるインドネシア・イリアン海域で漁獲されるイリアンタイガーは、このクマエビの仲間。
関西の市場に生鮮で入荷する大半は和歌山県(紀伊水道)で漁獲されたもので、その他は九州の熊本、長崎、大分などからわずかだが入荷がある。入荷は通年あるが、多いのは秋から春先まで。