旬 | 春 |
主産地 | 北海道南部以南から朝鮮半島 |
漁法 | 釣り、刺網、たも網、てぐり網 |
背は青緑、腹は銀白でほっそりとした美しい姿。針のように伸びた下アゴの先には紅もさしている。「サヨリのような」は美人の形容。ただ、キスなどと同様にお腹の中が黒いので、見掛けは美人だが腹黒いとの形容も。
サヨリの名前の由来は「沢寄り」からきていると云われるように、海が春めく頃になると産卵の群れが岸近く寄ってくる。この頃が旬とされ、市場への出回りも多い。ダツ目の魚で近縁種のサンマ同様、敵に追われたりすると水面をピョンピョンと跳ねて逃げる。
北海道以南から朝鮮半島にかけて広く分布する沿岸性の魚。関西市場の入荷は、淡路島周辺を中心に、愛知、紀州(和歌山・三重)、広島、熊本などから。
大は30㎝で120~130g、中は20cmで60~80g、小だと15㎝程度で30~40g。大きいほど高く、「閂(かんぬき)」と呼ばれる大型は、市場の卸値で4,000円/kg以上する時もある高級魚。 アゴの紅色がさえ、お腹のしっかりしているものほど新しい。